アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

新型コロナとの共存に向けて

2020-06-09 06:00:01 | つれづれ

あいかわらず、テレビをつけても新聞を開いても新型コロナの話題ばかりで、気も滅入るが、それ以上に感染したら死んでしまう・・・というぐらいに感じさせてくれる報道の在り方に大きく疑問を感じる小生である。

 

 そんな中、とある医療関係者でまさしく、リアルタイムで新型コロナに対応している知人から紹介されたのが、こちらの記事

 政府やマスコミの報道姿勢とは一線を画すもので、小生の素人考えにも納得できるもので、かつ知人から聞く話にも方向性は合致するので、これを軸に新型コロナとの共存の在り方を記してみたい

 

 記事を読んでいただければわかる通り、「日本の政府も専門家会議も肝心なことをあまり語っていない」ということからスタートする。

 つまり、緊急事態宣言から現在にいたる対応の中で国民の多くは、「いかにして感染者を減らすか、さらには制圧できるか」に期待しているのではないか。

 

 実際、小生の仄聞する限りは、小池都知事のWith Corona発言に対し、「冗談じゃない、撲滅以外ありえないだろ」といった声も多い

 多分に、小池知事が嫌い・・・というものも混じっているようだが、事実からいえば、「撲滅はありえない」というのが世界の常識だ。

 

 となるとインフルエンザのようにこれからずっと共存していくしかない。 ワクチンも治療法もない段階では、感染者の中の一定の割合の人が重症になり、一定の割合の人が亡くなるのも避けられない事実だ。

 誰だって死ぬのは楽しいわけはないが、大数の法則からいえば不可避だ。

 

 事実、毎年のインフルエンザでの死者数は、日本の場合、新型コロナのそれよりはるかに多いのだが、それを考えれば今日は死者が何人・・・という報道はどうかと。

 皮肉な話で、今年のインフルエンザの死者数は例年より少ない。それは、手洗いなどが一般的になり、感染者が少なくなったからのようだ。

 

 さて、封じ込めが無理なことが分かっていれば、今後の感染者数がどうなるかということにあまり大きな意味はなくなるわけで、医療体制の崩壊を招かないようにしていければ・・・という前提で、筆者はこう言う。いささか長いが引用させていただく。

 

 最後に社会封鎖についていうと、完全解除をせずにダラダラと部分的な制限を続けるのは一番効率が悪い(効果が少ない割に文化・経済活動への影響が大きい)。したがって、一旦は、1ヵ月とか2ヵ月とか期間を限定して規制を全面解除し、その間に次の自粛期間に備えた蓄えができるようにすべきだ。 感染はもはや封じ込められないのだから、社会が集団免疫を獲得するためにも過度に社会抑制をかけ続けるのは得策ではない。ライブハウスなどは再開すればまたクラスターが発生すると心配するかもしれないが、封鎖を続けて再興の機会を全く与えなければ、ついには多くの伝統・文化が完全消滅してしまう。 たとえ散発的にクラスターが発生したとしても、感染が蔓延している現在の状態では大勢に大きな影響はない。コロナの流行は収束するものではないということを理解して、現状に即した対応に方向転換していくことが望まれる。

 

 かつては新型インフルエンザが話題になったが、実は新型インフルエンザは収束していない。今では普通のインフルエンザのひとつになって定着しているだけだ。

 それと同じように、新型コロナも収束などありえず、生活の中に定着していくことになろう。あくまで共存しかありえないのが実状だ。

 

 それが怖いのなら、「ポツンと一軒家」に暮らすしかない・・・

 必要以上に恐れず、さりとて無駄な感染は避けるというレベルで自らの健康を管理し、免疫力を上げていくしかないのだ。


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2 コメント

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お師匠様のご意見に大きく同意 (大石良雄)
2020-06-11 09:42:08
拝啓 お師匠様にはいつもお世話になります。
近年、こういった通称「未知の新型細菌何某」と言うやっかいなヴィールス、病原体が湧き出たと言われておりますが、お師匠様やご訪問の皆様は先刻ご承知のはずですが「HIV=エイズヴィールス」等は実は100年以上前から人類に存在しており、唯我々が知らなかっただけで原因不明の奇病で済まされていたらしいと。更に「結核や狂犬病は既に撲滅した」とされていますのに実は近年あちこちで再感染が報告されております。実は、自分の体験でも1993年頃からドラッグストアに「DDTの問い合わせがいくつもった」と。聞けば学校で何とシラミが発生していると。大体この「シラミだのDDTだのは、お師匠様や自分の親父お袋の、戦後直ぐの極めて悲惨な状況下において、頭から真っ白な粉をぶっかけられた、、、、、と聞いております。
これらの実例から解ります事は「歴史は繰り返し悪は決して滅びず、地下に深く潜伏してチャンスを見て浮上を狙っている」、、、、更にこういった細菌や病原菌はどうも「学習能力と言いますか、時代によって変化する 強力化する」らしいと。現実に「普通の蚊取り線香では落ちない蚊、通常の薬品スプレーではなかなかくたばらないゴキブリ」等、耐久性に優れたミニミニモンスター?が溢れています。 もうお師匠様ならお気づきと思われますが、此処に「我々人類の自惚れや虚栄心、征服欲や支配欲=全て最新のテクノロジーによる医学や科学で全て解決でき未来はバラ色俺たちは偉い」ってぇ、誰が見ても聞いてもおかしい自尊心が蔓延しています。此処に、この隙につけこまれると。今から200年前のドイツに「宇宙人の子供?」と言われるアルコール漬けの胎児が保存され、今世紀に入り最新医学で再検査した際「宇宙人でもなんでも無く、母親の羊水が少ない状態で誕生した異形の赤子」と解ったが、その理由が未だに解らない。だからこの先はまた数百年後の(数百年後が在ればの話ですが) 医学者にバトンタッチしたと聞きました。今回の新型細菌Co-vもおそらく、某国の何処ぞのラボから出たの出ないの、何処ぞの国の細菌兵器とか言われますが、どうもそれより以前にフランスか何所かでは確認されていたらしいと。
こうなりますと「未知の細菌との戦いと言うよりも、共存共違う様な、、、、ある程度黙認して見て見ぬふりをする、しらばっくれてやり過ごす」しか現在は無いと思うのです。解毒剤やワクチンはまだ当分先ですし全ての人種にマッチングするとも解らない、、、こうなりますと細菌との戦争と言うよりも「国に出来の極めて悪い糞ガキが居候して悪さする」くらいの発想で、当面乗り切るしか無いのではないでしょうか。
結論として「もしも、この地球が滅びる」としたら?、、
「未知の細菌か老いによる自然消滅」しか無いと推測しています。お師匠様も皆様も、どうかご健康に注意されこり激動激変の時代を乗り越えて下さい。 敬具
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ウイルスには頭しかない ()
2020-06-11 16:11:28
大石様いつもありがとうございます。
 記事にもある医療関係者が言っていたことですが、「ウイルスには頭しかない」と。つまり手も足もないので生き延びるために頭で必死に考えると。それだけ長く人間との共存・共栄関係だったのかと。

 ちなみに私が東京へ出てきて最初に住んだ部屋は6畳一間でしたが、なんと南京虫が住んでいました。バルサンなど焚いて対応していたことを思い出しました。
 偶然ですが、今小生が稽古しているネタは虱が登場するものです。
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