アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

超身内の小辰

2020-06-10 06:00:00 | 落語

落語好き仲間で時々開催していた「身内の小辰」、昨年のこのとき以来開催できていないが、今年の夏は・・・ということで、準備していたものの、コロナ騒ぎで中止に。

 

 さりとて噺家さんにとっては口演の機会がないのは生活にも直結するわけで・・・という中で、くだんの小辰さんが国立演芸場の花形演芸会の「金賞」を受賞したので、お祝いも兼ねて、超身内で会をやろうということになった。

 よって会場は、落語好き仲間の一人のお宅の特設会場。

 

 人数も小辰さんプラス6名ということで、時節柄密にならないように意識して・・・というものになった。

 さて、当日は何をやろうかと考えながら、まったり始めた小辰さん。自粛生活の中で子供の対応などに触れながら始めたのが「真田小僧」だった

 

 このネタは辰じんの頃からよく聞くが、完全にこなれていて安心して聞くことができる。一席終わったところで、さすがにこれでは短いので・・・と。

 始めたのが、「いかけや」。いかけやさんというのは、今では見かけなくなった商売だが、それだけに噺自体もあまり聞かれなくなってきた。

 

 後で聞くと、金賞受賞のひとつにこの噺が入っていた由。この賞はコンテストのような一つの噺でのものでなく、何回かの出演でのトータル評価だったとか。

 逆にいえば、安定的に精進された結果だということになる。この日も安心して楽しませてもらった。

 

 さて、お楽しみはこの後で・・・ということで、ここから打ち上げとあいなる。テイクアウトのお寿司やデリバリーのおつまみなどをつまみながら、おおいに語り、そして古い落語をDVDで聞き、大変に盛り上がった

 小生も久しぶりに、楽しく飲む機会となった。

 

 小辰さんによれば、今はどの噺家さんも苦労されているので、こういう機会があれば真打クラスでも喜んでくるのでは・・・と。

 確かに落語などというものはそもそも「不要・不急」以外の何物でもないわけで、ツライ商売ではある。

 

 かといって、仕事柄「厳しい、つらい」などとも言いにくいのがなんとも芸人のつらさだろう。

 我々にはたいした支援はできないが、これからも彼がいい噺家さんになっていけるよう応援をしていきたいものだ。

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