スペイン紀行１３カンプノウとバルセロナ

さて、旅もいよいよフィナーレである。バルセロナの午後は、一目散にカンプノウに出かけた。他の観光地に行くときタクシーに、スペイン語の地図を指しながら、説明してもなかなかそこを理解してくれない。だが、カンプノウは地図もいらなかった。

　タクシーで「カンプノウ」と一言・・・速攻で理解された（笑）。すごい人出だ。後で聞いたところ、ＦＣバルセロナ博物館は、市内の博物館で一番訪問者が多いという。
　ピカソ美術館よりも多いというのだからすごい！博物館では、１００年以上にわたる、このチームの栄光の歴史が刻まれていた。

　お約束どおり、バルサのショップでユニを買った。中には、ショップでユニを着て写真だけ撮って帰る輩もいる。これまたすごい混雑だ。
　この熱狂的な支持あらばこそ・・・であるが、カンプノウのスタジアムにも感激した。でかい！さすがに１１万入るスタジアムだ。しかも、ピッチが近く見やすい。

　この街では、ロナウジーニョは英雄だった。逆にロナウドやフィーゴは、よりによって永遠のライバル、レアルに移籍したのだから・・・
　日本でいえば、ジュビロから鹿に移籍した大岩みたいなものか（←さすがに無理がある）。だが、このままジュビロもあと１００年したら、バルサみたいになっていてほしいものだ。

　ホテルについたら、新聞にフィーゴがレアルを出るという記事が出ていた。インテルかバレンシアが有力らしい。なんだか、淋しそうな写真だった。
　そんなことを感じながら、帰国の途についた。なんと、グループのうち成田組は我々だけであった。

　行きはレアルのユニなので、帰りは当然、バルサのユニで帰ることにした（←節操のなさ天下一品）さすがにこの街で、レアルはシャレにならない（汗）
　今、この記事は飛行機の中で書いている。さて、そろそろ眠る時間だ。記事のアップのタイミングとはなじまないが・・・この辺で、お休みのご挨拶をしながら、スペイン紀行の正統派バージョンの完結とさせていただく。