カップしるこの思い出

先日スーパーでカネボウのカップしるこを見つけた。この季節に、疲れていたり、冷えたりしていると妙に甘いおしるこが飲みたくなったりする。

　おしるこにもいろいろある。あっさりした漉し餡系とつぶぜんざい系だ。小生田舎育ちのせいか、ぜんざい系の方が好きだし、あったまる気がする。
　今考えると、このカップしるこという奴、不思議だが、カップヌードルより後に商品化されたという記憶がある。

　もともと、発想としてははるか前にあってよかったと思うのだが・・・まあ、京都の老舗のお菓子屋さんあたりでは、最中の御椀でのお菓子もあったが・・・
　少なくとも、このカップしるこをテレビで最初にコマーシャルしたのはカネボウだったと記憶している。その意味では老舗である。

　だから、この商品を見つけたときは、おお、まだ生き残っていたかあ・・・という感慨に満ち満ちたのだ(←ちょっと大げさか)
　そのカップしるこのコマーシャルだが、忘れもしない水前寺清子がやっていた。彼からプロポーズされたことを父親に話す設定だった。

　「とってもいい人なんだよ～、カップしるこが大好きなんだって」すると父「それがどうした(不満顔)」「だって、お父ちゃん言ってたじゃない！甘いもの好きな奴に悪い人はいないって」というストーリーだった(←ＣＭマニアか)
　しかし、このＣＭが小生に与えた影響は大だった（苦笑）

　当時、小生は女の子とつきあったことなど皆無の純な（笑）高校生。これを見て、「そうか甘いものが好きな男ってモテるんだ」と（爆）
　今思うとトホホだが、それから小生せっせと甘いものを食べ始めた・・・成果は当然なかったが、微妙に身体が重くなってきた（爆）

　ああ、あのＣＭになぜだまされたんだろう・・・別に水前寺清子のファンでもなんでもないのに・・・あ、あの頃がイタリア人の芽生えか（爆）
　かくして、今では辛いものをつまみながら、汁粉でなく・・・今夜も（爆）