アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

柳亭市馬独演会

2009-08-07 06:23:01 | 落語
もうこのブログの読者の皆さんにはおなじみのとおり、小生落語マニアである。その中でも個人的なイチオシが柳亭市馬ということはご存知かと。

 その市馬の独演会が横浜のにぎわい座で開催されたので、取引先の方とともに出かけてきた。先日、昇太・たい平の会にご案内した方だ。
 さて、市弥の開口一番の後、お待ちかね・・・と思いきや、出てきたのがゲストの「寒空はだか」。初めて見たが、これが風刺ものの歌謡漫談でめちゃくちゃ面白い。

 これが終わって、ようやく市馬の登場となったんだが、当日市馬は末広の夜に高座があったので、その調整だったのかも・・・
 といいつつ一席目は、前座の頃に習った噺と前置きして「金明竹」だった。前座噺とはいえ、さすがに市馬に間違いなし。関西弁・与太郎いずれも自然で安心して楽しめた。

 ここで中入りと思いきや、ゲストのはだかさんとともにお約束の昭和歌謡タイムだ(汗)。もう市馬の会に歌謡が入らないなんてありえないくらいにお約束だ。
 この日も何曲か披露していたが、締めの「皆の衆」は村田英雄より上手いんじゃないかというくらいだった・・・しかし、それにしても古い(苦笑)

 さて、中入り後は事前に告知されていた「らくだ」の一席だった。大ネタである上に場面展開や演じわけなどなかなか難しいものだけに興味津々だった。
 さらりと本題に入ると、人柄のよさそうないつもの市馬と違い、柄の悪い兄弟分が活躍し始める。そのうちに市馬そのものという感じのくずやが登場・・・うーむさすがだ。

 圧巻は、酒を飲んでいるうちにくずやの人柄が変わっていくシーン。らくだの中では最大のポイントだが、酒の飲めない市馬のこのシーンが絶品!
 正直、これだけ出来のいいらくだは久しぶりに聞いた気がする。さすがに途中を少しはしょった演出としたが、キッチリサゲまで演じてくれて、大満足である。

 まあ、らくだのサゲはネタの割に唐突感がぬぐえないものではあるんだが・・・取引先の方も大満足で、一気に市馬のファンになったようだ。
 しかしらくだを聞いた後には、これまたお約束でお酒を飲むしかない。くずやさん同様に途中で人柄が変わってしまって・・・いたかどうかはわからんが。

 ともあれ、またまた市馬ファンを増やしてしまったなあ。
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