アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

練馬で若手花形落語会

2015-01-12 06:00:34 | 落語
新年の初落語会は練馬でということになった。1月10日行われた「新春若手花形落語会」である。会場は、練馬駅前の文化センター。ちょっと携帯でトラウマのある会場だが・・・


 休日で開演が19:30というのは何かあったのだろうか・・・って、気になったが、ご覧のとおり終演が21:45の予定。まあしかたないかって。
 会場は大ホールということで、1000名を超すところ。夢空間の主催だとこういう入れ物の大きいところでやるのがイマイチだし、ここでは毎回携帯がなるというやな記憶も。

 さてさて、そうこう言ってるところで開演。開口一番はわん丈だった。最近の前座では、なかなかいい感じがするのだが・・・
 この日の「無精床」も、基本的にしっかりとしていて好感が持てた。この噺自体久しぶりに聞いたが、前座でもっとやってほしいネタでもある。

 続いて一之輔が登場。まったりと時事ネタのマクラで会場を温めておいて、ネタをどうしようかと思った様子。
 で始めたのが「時そば」。あまりに有名なネタをどうやるの・・・と思っていたら、そこは一之輔らしい演出で、随所に今風のくすぐりを入れてくれた。

 ただまあ好みの問題だが、ちょっと濃い味付けだなあと・・・コース料理だといきなり濃い料理が出てきたという印象。
 続いての料理は喬太郎だった。時事ネタの切れ味は相変わらず。で始めたのが・・・おっ、新作だがこのネタは小生初めて聞くぞ。


 後で知ったのは「稲葉さんの大冒険」というネタだった。場内大爆笑だが、一之輔と続く濃い味付けの料理ですでにお腹一杯になりかかった。
 中入り後どうなるんだと・・・いうところで白酒が登場。始めたのは十八番のひとつ「替り目」だった。冒頭の「このメンバーで若手ってのはおかしいだろ」というのには笑わされたし、義太夫流しにもやられてしまった。

 さすが白酒ってとこで、トリは市馬だ。久しぶりに見たが、ずいぶん痩せているような気がした。さすがに会長となるとご心労もさぞかし・・・かと。
 始めたネタは・・・おお、「妾馬」だ。多くの噺家が掛ける大ネタだが、三三のように長い演出でもなく、一部の噺家がよくやるように湿っぽさの強調もない。

 市馬らしいナチュラルな演出は、さすがというべきか。
 とはいえ、マクラではたっぷり歌も歌ってくれたし、いかにもの市馬流で大満足。ちょっと遅くになったものの、市馬でよく締まった会になったなあと。
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