ディープな地下街

先日、所用にて浅草に行く機会があった。浅草というと、つくばエクスプレスを含めて地下の駅しかないが、地下街があることに気付いていない人も少なくないのではと・・・

 　

　というのも、地下街というレベルの広さがあるわけでもなく、たとえば新宿とか池袋あたりのそれをイメージすると違う世界になるからだ。

　ということで、予定まで微妙に時間があったので、ブラッと歩いてみた。まず、事実として暗くて古い(汗)。正直なところ、かなりレトロというよりディープな雰囲気だ。

 

　調べてみたら、日本で三番目の地下街として1955年に開設されたようだ。な・なんと昭和30年・・・ということは、小生が生まれる前からあったという。

　ちなみに三番目といっても、それ以前の地下街はすでに閉鎖されているので、事実上日本最古のものという。考えてみれば当時はまだ吉原があったのだ・・・

 　

　おそらく当時からそのままの部分も多いと思われるが、残念ながらシャッター商店街に近づいているのも事実。

　とはいえ駅直結で、立ち食いソバのお店とかもあるし、牛タンのお店なんかもあって、おそらく常連さんで賑わっていそうだ。

 

　上の写真でも気配をかじられるかと思うが、朝から飲んでいる女性がいたりして、なかなかハマるとどっぷりという感じだ。

　こういうお店の常連さんになってみたい気もするが、それはそれで勇気が必要な気も・・・ってか、平日の午前中に午前中から飲める女性っていったい・・・しかも見た目は主婦っぽいが・・・

 

　そんな中、小生が興味をそそられるお店があった。上右写真のとおり、消しゴムとともに「ニキビつぶし」という商品が売られている。

　小生、生まれてこのかた「ニキビつぶし」なる商品があるということを知らなかった(苦笑)。中学生の頃は、ニキビはつぶしちゃいけないよ、なんて聞いていたが・・・

 

　このお店、いかにも怪しげなグッズがたくさんあり、一方でDVDなどもたくさん扱っている。一般的なものや、子供向けに交じり、エロビデオまで・・・

　こうしたビデオをまとめ買いできるようになっている様子。経年変化でパッケージがかなり色褪せていたりするが・・・

 

　そんな中、小生が衝動買いしてしまったのは、こちらのマルチドライバー。コンパクトなパッケージで、なんと100円という・・・

　いやいや、これはかなり実用的だぞ・・・と。ほかにもそそられるグッズがたくさんあったが、ここまでにしておいた。また来ようっと・・・

 

　浅草の地下街、当時はおそらく時代の最先端だったはず。浅草はいつの時代も、最先端であり続けたが、気がついたら取り残されたように・・・

　もしかして渋谷や新宿も、あと60年くらいしたら・・・と。皆さんも一度いかがでしょう・・・浅草の地下街、思い切りタイムスリップが楽しめること請け合いだ。