9月8日のNHKおはよう日本のビジネスアイというニュースのコーナーで、こちらのニュースが紹介されていた。
スバル、20年度めどディーゼル撤退 欧州市場で顧客離れ、EVに集中
普通なら聞き流すところだが、車好きでかつトヨタ嫌い、ついでにディーゼル車オーナーの小生にとってはついつい聞き入ってしまった。
ひとくちで言えば、スバルが2020年度をめどにディーゼルエンジン車の販売から撤退する方針を固めたというものだ。
えっ・・・スバルってディーゼル車売っていたっけ? とお思いの方も多いと思う。そう、スバルは日本国内ではディーゼル車を扱っていない。なのに、これを朝のニュースでわざわざ流す意義は? と。
小生がまずこのニュースにひっかかった一因だ。逆にスバルはヨーロッパではディーゼル車を販売している。
ではなぜ日本では売らないか・・・といえば、日本では売れないと判断しているからだ。現在、国産で普通車にディーゼルを本気で売っているのはマツダだけだ。
それも、例のインチキとしか思えないグリーン化税制のことを考えれば、国内ではハイブリッドを含むガソリン車を売るしかないという結論になる。
余談だが、上のリンク記事ではスルーしているが、MercedesのSクラスではディーゼルハイブリッドは販売されているが、ディーゼルであるが故に重課の対象だ。これまたなんとも不公平だ。
また直近、BMWの7シリーズにもディーゼルのラインアップが入ったことも記憶に新しい。もちろん、欧州ではガソリンやディーゼル車を販売できなくなるわけだが・・・
とはいえ、それが施行される2040年までの間、まだ・・・というのが、MercedesやBMWの判断だろう。
だから、この時点でスバルが欧州では売れ筋のディーゼルから撤退すると決めたのは、なぜ・・・とも思う。さらにいえば、これまた皮肉な話だが、日本は軽油の輸出国なのだ。
もうひとつ、このニュースの扱いで耳についたのは、「トヨタが、トヨタが・・・」とスバルのニュースなのにトヨタの名前を連呼していたこと。
確かに、スバルはOEMで86を作っていたりして、トヨタとの連携はあるが、ディーゼルから撤退とEVの話でこのニュースの中で言うのは不自然に感じたのだ。
ひょっとして、日産リーフの新型が発表されたことに忖度して・・・なんて。考えすぎですな、はい。
それにしてもグリーン化税制、これからどうなるのか・・・
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