みちのく旅行を支えた最高のガイドさん

さて、ゴールデンウィークのツアーについて紹介したばかりであるが、今日は番外編ということで、二日間最高に楽しませてくれたガイドさんについてご紹介しよう。

　バス旅行の楽しみというといろいろあるが、何といってもガイドさんに左右されるといってよいだろう。今回のツアーにおいては最高に楽しいガイドさんだった。
　立て板に水のごとく、流暢な説明をしてくれるガイドさんもいいが、今回のガイドさんは噛みまくった(苦笑)。それも、ほぼ毎回の説明において・・・(汗)

　ある歴史的な芝居小屋の説明について、かつての名優さんがたくさん来ているとして、平幹二朗を「たいらかんじろう」、東野英次郎を「ひがしのえいじろう」と読んでくれた(爆)
　さらに仲代達矢を「なかだいたつお」と・・・惜しい！しかし、ほとんどナイツのボケ役みたいな・・・ヤホー漫才かよって(苦笑)

　さらに本人、「数字と単位、カタカナと英語、漢字に弱いんですよ・・・」と。あの～、それって、ほとんど全部弱いんでは・・・(爆)
　しかし、その言葉は嘘ではなかった。酸ヶ湯温泉のところのアメダスの紹介で、一日に５０１ｍの雪が降ったと説明・・・おい、八甲田山より高くなるぞ～（笑）

　そうそう八甲田山の説明では、火口の周囲を１６０ｃｍと(爆)・・・秋田のフキのことについて、過去見つかった最大のものについての解説はこうだった。
　「高さが５．６ｃｍ、茎の直径が５．６ｃｍ・・・あれっ？（汗）」と自ら、おかしいことに気づくと、解説用のメモを見直すが解決しようがなく、我々に問いただす。


　これって、おっきくないですよね～（汗）。どうやら虎の巻として書いたメモが誤記だったようだ。フハハハ・・・虎の巻が役に立ってないぞ～って（核爆）
　だが、一番笑ってしまったのは奥入瀬の解説。あまりに有名な台詞を「住まば日の本、遊ばば十和田、歩けや奥入瀬三千里」ときたときだ。

　さすがに言ったとたん、不思議な空気を察した彼女、「あっ、母を尋ねて三千里」と間違えちゃいましたあ・・・と（笑）（←正解は三里半）
　だが、ガイドさんと別れた盛岡駅で、衝撃の事実が発覚した。盛岡駅ビルの冷麺屋さんの名前がなんと三千里（爆）～むむむ・・・この仕込みだったかあ（汗）

　しかし、このおかげで長いバスの時間を、楽しく過ごすことができたのは言うまでもないし、お人柄が出ていてとても好感が持てた。
　お客さんによっては、「勉強してこい」と眉をひそめる向きもあるだろうが、小生はまたぜひこのガイドさんで旅行したいと思ったぞ。ガイドさんの指名とか・・・できればなあ。

　事前に、旅行パンフに、この日にこのガイドさんとか掲載されてれば、すぐ申し込むんだが・・・
　ちなみに、この会社のシンボルはＵＴＯＲＩＡ（写真参照）。これは、ユートピアとゆとりの造語らしいが、ＵＴＯＲＩＡを感じさせていただくいい旅となったことに感謝である。このページを借りて、ありがとうと御礼申し上げる。