ぼちぼち行きましょうか

先日、お好み焼きのお店に行ってきた。なかなかおもしろかったので、紹介しよう。京王線の笹塚にあったが、何でも新しいお店らしい。聞いたことがなかった。

　新しいお店といって、この写真の風情はいかがだろうか。いかにもレトロな感じの佇まいだ。店の前のダルマ型のポストが懐かしい。
　しかも、入口脇には丸いブラウン管のテレビがあり、巨人の星のビデオが流れている。小生の世代なら男の子として、一度は見たことがあるのではないか。

　さて、お店の名前は「ぼちぼち」という。名前といい、お好み焼きということといい、関西系の店かと思ったら、そのとおりであった。
　なんでも、東京に来た経営者が美味しいお好み焼き屋がないことに嘆き、開業したという。ならばこだわりの味が期待できそうだ。

　店内に入ると、小生がガキの頃の下町の路地裏風になっている。隣の家と軒を並べ、クーラーなどないからお互いに、隣家の中が丸見え。
　夫婦喧嘩はもちろん、親父がチャブ台ひっくり返したりも全部覗けた。あの頃はプライバシーなんてなかったっけ。しかも、悪さをしたガキは他の親からも怒られた。

　そんな感じで、なんだか星一徹が出てきそうだなあと思ってみたら表札がついている。なんとこれが、「花形」という（笑）。おお、星君宿命のライバルよ！（爆）
　そうか、ここは巨人の星の世界か。気がつくと、隣の部屋は左門だったし、向こうの部屋は・・・表札の形までリアルな「星」の文字、うーむオヤジにはたまらんなあ。

　もちろん、お好み焼きはもちろん、関西流の出し方の「あて」も美味しかった。料理はさすがにこだわりを感じるし、凝っている。
　しかも、ＢＧＭもレトロ。太田裕美の「雨だれ」とか・・・うーん、来る来る・・・キター、お好み焼きフォー！（←完全に病気）


　さて、大満足でトイレにいったら、その手前にあった表札が「明子姉ちゃんの部屋」。うおっ、明子姉ちゃん、伴と花形を手玉にとったマドンナだ。
　実は、清貧を装いつつ、計算高い性悪女だった可能性もあるのではないか（苦笑）。その明子の部屋・・・ちょっと覗いてみたくなった（←何か勘違いしている）

　しかし、「ぼちぼち」気に入ったぞ。また行こうっと、当然エルメスと（爆）