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平の高房は、クセのない温泉が万人受けする秘湯の宿だが、魅力はそれだけではない。
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まずは料理だ。平家落人伝説の湯西川といえば囲炉裏端の料理が定番のようになっている。かなり多くの宿がこれを売り物にしている由。
平の高房でも夕食は、囲炉裏端料理がセットされていて、イワナや焼き鳥などに並んで、名物の一升べらという料理が出る。
これは、これさえあればお酒が一升いけるということからついた名前とか。確かにハマってしまう味である。
メインの料理は山の幸が中心で刺身もマスだったりするが、いずれも心がほっこりする感じで美味しい。
となれば・・・でお酒もだが、こちらの竹に入った凍結酒が抜群に美味しい。料理ともマッチし、ついついお代わりしてしまう。
こちらのお宿は秘湯の宿らしく、規模は大きくないが敷地は広く、木材をふんだんに使った贅沢な作り。そのせいで、時間がゆったりしてくる。
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社長も素朴ながら温かいお人柄がにじみ出るサービスをしてくれるし、女将もいかにもいい感じの優しいお人柄で、気持ちよさにプラスアルファしてくれる。
また、夕食後お布団が出ているそばで、「お休みのときにどうぞ」というメッセージとともに替えの浴衣がさりげなく出ているのもシャレている。
さらにさらに、廊下のところにある箪笥には、浴衣のサイズが合わなければご自由に・・・と替えることもできる。
夕食後に、ゆっくりしたい向きにはレトロな蓄音機でレコードコンサートもやっているが、すべてが押しつけがましくなく、自然なのがいい。
最後にトドメを刺すのが、大女将。齢88歳のおばあちゃんだが、肌もつやつやしていて、とてもそんなお歳に見えない。
元気なだけでなく、売店でのやりとりを見ていると話もしっかりしているし、バーコードもちゃんと読み込み、笑顔が抜群に魅力的なのだ。
失礼ながら、看板娘はこの大女将といいたくなるくらいだ。料理に加えて、もてなしの質がなんとも粋というかなんというか・・・
トータルでのほっこりした空気こそが、この宿の真の魅力なのかも知れない。
一升どころかもっと飲んでしまいそうです!!!
ではでは、
貴殿も相変わらず、美味しいものの開拓に余念のないご様子。
このお酒は絶品でした。当然お代わりは必至でして…機会あればこのお宿おすすめですよ。