小生が嵯峨沢館のファンである理由は源泉かけ流しの温泉が抜群なところが最大のポイントであるが、料理・宿の雰囲気・もてなしそのすべてにスキがないところがある。
宿は二階建てで、狩野川に沿って建てられているので、かなり細長い形。お風呂は両端を中心に配置されているので、よって足の悪い方には少しツライかも知れない。
しかし、そのレイアウトのおかげで、全体にゆったりとしていて、それなりの大きなお宿だが、パーソナル感も感じられる。
川に沿ってプールのほか、休憩スペースも随所にあり、湯上りにのんびりと風に当たっていると、抜群にさわやかだ。
こんなところはエルメスと一緒に楽しみたいところであるが・・・って、ええかげんそのアホな妄想やめろって(汗)
さて、こちらのお宿は到着すると、スタッフが乳母車のような台車を持って駆けつけてくれて、荷物を部屋まで運んでくれる。
宿のここかしこのお花や、鯉などあちこちの癒しポイントも素晴らしいところで、ついついカメラを向けてしまう。
さらにスタッフのインフォメーションとか、かゆいところに手が届くサービスも嬉しいところだ。
食事の時のちょっとした気遣いや、貸切風呂を予約する際の丁寧な対応など、こちらのお宿ならではという感じ。
そして食事だが、二食とも質・量ともにこれで満足できない人はほとんどいないだろうというレベルだ。
魚・肉はもちろんのこと、お野菜や煮物など、食材だけでなく、その調理法も多彩で、飽きることもなくいただける。
特に朝食は、うかつに完食して車の運転をすると危険なことになりそうなボリューム。さすがの小生も相当残してしまったぞ。
今回は生ビールとともに、白ワインをいただいた。ワインの品揃えも豊富で、価格もリーズナブルなものから立地なものまで多岐にわたっている。
小生はもちろん、高級なもの・・・には目もくれず、一番安いのにしたが・・・美味しかったぞ。
さて、今回は鮎の解禁前だったので、鮎をいただくことはできなかったが、これからの季節なら鮎もいただける。
さらに6月には近所の蛍の名所にも夕食後案内してくれるサービスもある。母が亡くなる直前に、こちらで蛍を見たことを親族に嬉しそうに話していたことを知り、喜んでくれたことを知った。
嵯峨沢館は決してお安い宿ではないが、受けられるサービスやもてなしなどを考慮すると、コスパとしては悪くない・・・そんなお宿である。
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