新年あけましておめでとうございます。若い頃は年が明けて何がおめでたいのかとも思ったが、歳を重ねてその意味がわかってきたように思うし、数え歳の意味を知ったときにその合理性も感じるようになってきた。
読者の皆さまには今更かも知れないが、数え歳というのは、「その人が暦単位で何年に渡って生きているか」を表したものだ。
だから昨年の1月1日に生まれた人も12月31日に生まれた人も、明けましてで揃って2歳になる・・・満年齢でいえば1歳とゼロ歳だが、誕生日なんてものが普及していない時代はこの方がくくりとしてわかりやすかったというわけで・・・
なんて初日からうんちくめいた話をするようでは・・・と思いつつ、今年は壬寅(みずのえとら)になる。ちなみに来年は癸卯(みずのとう)だ。
俗に干支というと、今では寅年とかだけを言っているが、それは干支の支の方だけであり、干の方もつけて初めて正式な干支になる。
干の方は陰陽五行説に基づき「木火土金水」を兄(え)、弟(と)に分けて、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の字を充てる。これが十干だ。
水なら、「みずのえ」「みずのと」で壬と癸になる。阪神の本拠地甲子園は、甲子(きのえね)にできたというわけ。
だから本来は「えと」というのは十干のことであり十二支ではない・・・たとえば、1960年生まれなら、庚子(かのえね)で、12年後は年男だが、それは壬子(みずのえね)になる。
再び庚子(かのえね)になるのは十と十二の最小公倍数の60年後、2020年になる。これが暦が一回転して還るということで還暦ということになる。下は世界で一番有名なネズミ(苦笑)
干支なんて話は、いまでは年賀状のイラストくらいしかイメージがなく、さらに年の中ごろには、「あれ、今年は何年だっけ」なんて始末も。
その年賀状すらオワコンと言われる時代になったから、こんな年明け早々のうんちくめいた話も年寄りのたわごとにしかならないだろう。
とはいえ、「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」とも・・・小生が名を残すことはないだろうから、せめてこのブログでたまにはアホネタではないのも書いていたという証拠にしようと・・・
ということで、今年も頑張ってアホネタ一筋、温泉とグルメと落語・・・ああ、忘れていた今年は久々にJ1復帰のジュビロと・・・いろいろ走りたいなあと。
今年もよろしくお願いします。
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