首都圏に緊急事態宣言が発出されて、すぐ三連休となったが、後を追うように大阪・京都・兵庫の三府県が緊急事態宣言の要請を行い、13日にも発出の運びという。
この三府県に発出すること自体に異論はないが、ひねくれものの小生のこと、首都圏に発出する前の某首相の会見が蘇ってくる。
東京を名指しで非難こそしなかったものの、「時短要請を早くから行った地域は成果を挙げている」と、北海道と大阪を持ち上げていた。
にもかかわらず、間髪入れずに大阪から「うちにも出してくれ」と言われると、つじつまが合わなくなってしまうのでは・・・と。
まあ、おそらくカエルの面になんとやらで、そのことなどなかったようにするんだろうが・・・
というところで、その緊急事態宣言についてだが、三連休に人出が減っていないと西村某がTwitterで訴えている。
が、そもそも今回の緊急事態宣言の急所は、「一番の感染の原因である会食を抑えること」と首相は言っていた。
年末年始のバタバタで忘れてはいけない・・・ほんのちょっと前まで、GoToイートで会食(外食)を推進していたのはどこの政府だったっけ? と。
年末年始でリスクの質が変わったのかしらん。すくなくとも、その説によれば、政府は「一番の感染の原因である会食を勧めていた」ことにならないか・・・
一方で、医療崩壊が叫ばれている医療現場も保健所もアップアップだが、とある(保健所スタッフの方らしい)ツイートを引用させてもらう。
どうしよう、本当に入院先がない。探しても探しても満床。自宅待機者から、何日待たせるんですか? 死ぬかもしれないんだぞ、何とか探してもらわないと。保健所は何もしてくれないんですね。
って言われて、もう何も言えない。こっちだってすぐに入れてあげたいよ…探してるけどもうないんです…
また別の医師らしき方は、ラーメン屋に例えて、「ラーメン屋でスープ切れなので、今日は無理です」と言われると納得するのに、「もうベッドがないんです」と言われても納得してくれないのはなぜ・・・とも。
その方は、PCR検査だけやり、その後の対応は一切しないところに対しても、ラーメン屋がスープ切れなのに誘導する客引きのようなものとも。
こうした悲鳴の中で、尾身某たちは、いまだに市中感染が蔓延していることを認めない。それどころか、そんなことを言う医療関係者を恫喝する始末。
かくして保健所は、入院調整とともに、ほとんど成果の出ない感染経路調査で通常の土日はもちろん、年末年始であっても連日深夜におよぶ作業を強いられている。
ネット上では、コロナ患者を受け入れていない民間病院がいかに多いかを取り上げ、それを(医療崩壊の原因と)問題視する向きもある。
だが、それは感染症の2類に指定していることが根本原因で、患者の受け入れ拒否権をなくすよう法律を変えろという議論にするのはいささか違うだろうと。
そう、感染症の2類の病気はそもそも、ここまで多くの感染者が出ることを想定していないのだ。つまり、「感染力は高くないが、感染したら死亡リスクが高いもの」だ。
何度か書いているが、新型コロナは「感染力は高いが、死亡リスクは高くないもの」だ。だが、昨年来の連日の報道により、感染したらかなりの確率で亡くなるように思っている人のなんと多いことか・・・
死亡リスクは高くないとはいえ、ゼロではないじゃないかということを言われるならば、インフルエンザなども同じだし、高齢者や基礎疾患のある方がリスクが高いのはどの病気でも同じだ。
いずれにしろ、これだけつじつまの合わないことを続けられては・・・と思う小生である。
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