アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

大銀座落語会

2006-07-25 06:53:46 | マニア
以前から書いている通り、小生自ら噺を演ることもあり、落語は大好きである。ときに今は、小朝や志の輔らで構成する六人の会が元気で、昨今の落語ブームを支えているといっても過言ではないだろう。

この六人の会が発起人となって、おととし発足させたのが、大銀座落語会だ。銀座のいくつかのホールを三日間借り切って落語一色にしてしまうというものだ。
 この企画は、落語界にとっては画期的なもので、というのは総勢二百人ほどの噺家を出演させるのもすごいが、何しろ協会を横断的に網羅しているのがすごい。

 東京でいえば、「落語協会」「落語芸術協会」「立川流」「円楽一門」と分かれているし、これに「上方協会」まで加えての会を六人の会が仕立てているのだからすごい。
 ということで、今年の会も行ってきたのだが、小生は今回上方落語を聞いてきた。まずは、そのチケットだが、10人出演して1000円!安い!

 出演者が「一人100円だ」と叫んでいたが、確かに八方の主任に、きん枝や小米朝などメンバーも充実しており、格安であった。
 噺の方だが、小米朝の稽古屋がお目当てで行ったのだが、いいできだった。小生、上方落語のハチャメチャが趣味に合わないのだが、小米朝はきれいである。

 稽古屋のお師匠さんの振りも美しく、色気を感じる芸は師匠の米朝とも違うし、振りの美しさでは桂春団治のようにも感じるが、春団治のような骨っぽさもない。
 もちろん、好き好きではあろうが、小米朝はけっこう気に入ったぞ。このまま、いい意味の色気のある芸を磨いていってほしいものである。

 さて、もう一人桂雀雀も挙げずばなるまい。これぞ上方という芸で、ともすれば江戸ではあまりおもしろくない「くしゃみ講釈」を爆笑で仕上げた。
 やや、ガチャガチャした入り方は気になったが、だんだん調子に乗ってきて、適度なクドさが上方らしさとなって、観客を引き込んだ形だ。

 小生久しぶりに上方落語を聞いたが、本当によかった。というか、こうした会を通じ、もっともっと売れない噺家にも光を当ててほしいものである。
 トップ写真の団扇を通りで配っているのを見たとき、落語ブームもまだまだだなあと感じてしまった次第。皆さん、落語はいいですよ~寄席にも行きませんか。

 あっ、小生もエルメスと・・・(←出た、定番のパターン)
コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
来年は (ゆきこママ)
2006-07-25 23:17:45
>銀座のいくつかのホールを三日間借り切って落語一色にしてしまおう



来年は五日間やると言ってました、小朝師匠が。

今年は一公演しか行けませんでしたが、来年は二回くらい行けそうですね、楽しみです。
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来年は ()
2006-07-26 12:00:44
5日もですか・・・すごいなあ。

でも平日には水戸からは行けないなあ。
返信する
桂雀雀 ( 3L松田聖菜子★彡。 (まつだみなこ))
2006-07-27 16:38:05


 多分桂雀々師匠のことだと思うんですが。

 http://www.sutv.zaq.ne.jp/jak2/



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