アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

三菱ミニカ スキッパー

2020-11-28 06:00:00 | ノスタルジー

先日テレビを見ていたら、スキッパーという言葉が聞こえてきた。その瞬間、強烈に頭の中に蘇ってきたのが、三菱自動車のミニカ「スキッパー」とそのCMだ

 

 CMでは♪スキッパー、スキッパー、Oh Minicaと曲が流れ、お姉さんがルーフラインをなでながら、テールエンドのところで指を跳ね上げるというもの。

 確か、キャッチフレーズが「こしゃくにもクーペです」というもので、当時の360cc時代の限られたサイズで、なんとかクーペを実現していた。

 

 デビューは1971年、ちょうどホンダがライフという軽自動車で4ドア車を発売した年でもある。考えれば、同じ枠で対照的なアプローチだった。

 この前年、三菱はギャランGTOを発売し、そのミニチュア版というイメージだった。さて、そのスタイルだが・・・

 

 今見ると、なかなかビミョーなイメージだ。フロントやリヤビューはともかく、サイドは特に・・・と思ったが、タイヤの小ささがそうさせているのかも。

 全長×全幅×全高:2995×1295×1275mmと、軽自動車のレギュレーションに沿っているので、今思うとずいぶんミニマムだ。もっとも、軽の枠ではなかなか・・・で後のセレステあたりは、スタイリッシュだったが。

 

 この後、ダイハツがフロンテクーペを出したが、スタイルを優先し、2シーターに割り切ったのに対し、こちらはとりあえず4人乗りを実現していた。

 特に話題になったのが、後方視界を確保するためのシースルーの窓。近年でも、プリウスなどにも採用されているが、リヤウインドの傾斜がきついための実用的な工夫でもあった。

 

 また兄貴分のGTOがヒップアップクーペとしてダックテールを採用していたが、こちらも、ちょっとお尻がアップしているようなデザイン。

 たとえが適切かどうかだが、デニムのミニスカの後ろのすそがちょっとはねているような・・・そんな健康的なイメージだった。

 

 当時はまだ小生もガキであったが、近所にこの車を買ったお姉さんがいて、よく走らせている印象があった。

 帰郷して、その車の置いてあった場所を見ると、いかに小さい車だったかがわかる。今小生の乗っている車が、ざっくり全長×全幅×全高:4700×1810×1450mmだから、1.7メートル短く、幅で50センチ以上狭いわけだ・・・

 

 ただ逆に考えれば、都会でシティコミューターとして、あるいは地方の狭い道の足としてこのサイズで復活できないものだろうかと。

 小生が、これから大きな車はちょっと・・・という歳回りになった時、そんな車があるといいのだが・・・

 

 あのお姉さん、今どうしてるのだろうか・・・どう考えても今ではいいおばあちゃんになっているんだろうなあ(←遠い目)


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2 コメント

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あまりの懐かしさに、、、 (大石良雄)
2020-11-28 09:41:21
拝啓 急激な風の到来の中、お師匠様にはよろしくお願いいたします。
*「軽自動が最も格好良く輝いていた頃のスター車両」
 このCMは何となく記憶しておりまして、当時自分は中学1年から2年の頃?でして、登場のお姉さまは現在お元気ならば75歳?前後でせうか? お師匠様もお若かった頃ですね(嗚呼、、、、) 当初からこの「スキッパー」と言う言葉は気になっており、記憶では「フランクリン自伝の中で、確か小型のボートやヨットの船長?の事を言う」と。何となく解りますのは「周囲が大型や高級車の中、隙間=ニッチをチョコマカ独楽鼠の様に走り抜ける格好良い軽自動車等だなぁと。自分も仕事では当初から軽を乗っており、ミニカには随分と乗り換えましたね。全て中古車でしたが、、、この車内は正直初めて見ましたが、やはり「エアコン仕様では無く、後付け専用クーラーは何と吊り下げ式で、大抵は左のナビシート助手席の物入れを取っ払って、無理やり吊り下げる式」で、、、、確かに現在のエアミックス方式エアコン=クーラーとヒーターのブレンドよりかは、実は遥かに冷房能力は高くうんと冷えたのですが、何分助手席ばかり冷えて、取り付けも格好悪く評判は良くなかったですね。しかし何より「軽の魅力実力」とは? おそらく何処にでも行けて何処でも方向転換でき、溝などにタイヤを落っことしても、何とか自力で脱出出来たり(これは車重が軽く、何とかバンパー持てば上に持ち上げられたと) まぁ非常に便利なクルマでしたね。まぁ当時は現在よりも排気量も少なくパワーも無く、業務で部品や荷物を山の様に積み込んで自分が乗ると、ちょっとした坂も息切れしたり登れなかったり、、、、また当初から「女の子ナンパするにゃあ軽ぢゃあ絶対に駄目っ」とか、デートなんかでも軽は嫌われましたねえ。お師匠様も経験が無かったでせぅか?、、、、だから自分は女には縁遠かったのかと今更ながら、、、(短足ならぬ嘆息、、、) しかし現在、軽の売れ行きは大変良い様で、やっと軽の良さ凄さが解ってもらえたと嬉しく思います。現在自分の本業エンジニアリング業務で関東一円何処にでも行かされるのに、何より軽は有難い。ちょこっと道間違えてもしばっくれて他所様の敷地でひっくり返り、一応4WDなので雪にも大変強く何より「大雪の際、ベンツやBMWが大した事も無ぇ坂道も登れず端からクラッシュしているのを後目に、オンボロな軽で坂道登るのは誠に愉快痛快この上無い、、、、まぁ此処だけのお話「こうなりゃベンツもパンツも変わり無ぇなぁっ」と(激笑)  何かお師匠様は高級車をお乗りのご様子ですが、ぜひぜひセコンドカーとして軽も1台揃えましょうね。決して期待を裏切らず走ってくれますよ。
今回は大変懐かしい話題、感謝いたします。 敬具
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Unknown ()
2020-11-28 16:58:18
大石さま
きっとこのネタにはコメントいただけるかと期待しておりましたが、それにお応えいただき感謝です。
さて、小生と大石様はどう考えても同世代ですので、このモデルに感じることも似ているものとなりますが、小生は仕事で車に乗るようなことがほとんどなく、プライベートでも軽に乗っていませんので、詳しくは語れませんが、知人と二人で軽にのって、伊豆の坂道を走ったとき、悲しいくらいは知らなかった記憶があります。
思えば、そもそもくーらーなんぞ付けたら、ますます走らないなんて時代たったような。
といいつつ、個人的には今だからこそ、街乗りに軽をと考えている次第です。
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