今年もフィギュア全日本選手権が終了した。男子は羽生、女子は紀平の優勝で幕を閉じた。その結果について、あれこれ書くのは・・・と言いつつ、ひねくれものの小生、いつものように斜めから記事にしたい。あ・・・もちろん書くのは女子のみだ(汗)
まずは紀平についてだが、結果から見ると圧勝とはいえなかった。もちろん総得点では二位の坂本に12点もの差をつけているが、フリーのPCSを見ると坂本や宮原に負けている。坂本とはフリーの総得点では、わずか2点の差だった。
素人が口をはさむのも・・・だが、そんなに劣っていたか? と。逆にいうと、宮原のPCSってこんなに付くの? と。
個人的な好き嫌いを承知で書くと、彼女のジャンプは低い・・・とくに連続ジャンプのそれは、10センチくらいしか飛んでないのではというくらいに見える。
国内ならともかく、国際大会ではGOEで不利になるだろうと・・・
さて、小生ひいきの樋口新葉(上左写真)はSPでミスが重なり、その時点で表彰台は実質無理になったが、フリーでは意地を見せ、13位から7位まで上げた。
しかし、今回もサルコウジャンプにミスが出た。どうも彼女はサルコウが苦手なのか、トラウマがあるのか・・・平昌がかかったときもサルコウでミスしたところから・・・
ただ、救いは北京五輪の選考は来シーズンだということだ。その時まで、またしっかりと磨いていってほしい。
さて、個人的なひいきということでは、古典的なフィギュア選手のような新田谷も今回は奮戦してくれた。失礼ながら、今回の成績は彼女のベストだろうと・・・
さて、来期の北京を争うメンバーとしては、紀平・坂本を軸に展開されるのだろうが、若い世代にも注目してみたい。
今売り出し中の松生もいいが、個人的には河辺愛菜選手(上右写真)に魅力を感じた。トリプルアクセルはSP・フリーとも失敗したが、溌溂とした演技は勢いを感じた。
もう一人、ここ数年期待の星、山下真瑚(左写真)だ。フリーではミスが続き、順位を下げたが、伸びしろはありそうな・・・
この二人を挙げたのは、ジュニアにありがちな細い身体を利してハイテクジャンプをするタイプではないことだ。
その意味では三原舞依の激やせにはびっくりしたが、かつての力強いジャンプでなく、軽量がゆえのキレを感じた。
最後に勝手な意見だが、本田真凛は棄権となったが、今シーズンもかなり苦戦している。成績だけを考えるなら、ペアかアイスダンスに転向するのもありではないかと・・・
その方が彼女の表現力が活かされるような・・・
坂本選手の平昌だって、一気に代表をつかんだ、って感じでしたよね。
ロシアなんて、今年観てないから、ほぼ知らない選手ばかりになるでしょうか。
本田真凜選手のカップル競技への転向、いいかも。
お兄ちゃん、復帰して組まないかしら。
真凛ちゃんについては、せっかくの表現力や華があるのですからこのまましぼんでほしくないと思う小生です。