年明けの日本市場は、大幅な株安と円高でスタートした。
日経平均株価は前日の米市場が大幅に反落した流れを引き継ぎ、急落で始まり、取引開始直後から2万円の大台を割り込んだ。
一時は前年末終値比で700円を超える下げ幅となったが、終値は452円81銭安の1万9561円96銭とか。
米アップルによる業績予想の下方修正で、京セラなど電子部品関連銘柄が売られたというが、そのアップルの不振はSEを廃し、高価格モデルのみにしたことも影響するが、皮肉な話でトランプ本人が中国に突き付けた一連の対策が原因である。
iPhoneの部品などで中国製品が多いのは周知なわけで、高価格で性能の低いアメリカ製品にしてはやってられないのも事実だ。
それはさておき、元々は日銀等により作られた円安であり、その成果としての株高だから、アメリカが株安に振れれば、ひとたまりもないわけで・・・
たちまち相対的には安全な円に投資が集中して円高になるのも自明の理。高見の見物ではないが、どうにもしかたないだろう。
ただ、反論覚悟でいうと、個人的には、長期的には日本にとっては円高の方がメリットは大きいと思っているので、むしろ歓迎したいのだが・・・
そんな中、えっ・・・と思うことが二つあった。
ひとつは2月から電気料金が値上げになるというのだが、その理由は「燃料費の高騰」だという。
もちろん、タイムラグがあることは承知であるが、値上げはこのところ毎月続いているというのが事実だし、原油が安くなり、さらに円高が進んでも燃料費は高騰するのだろうか。3月以降もさらに値上げされるとしたら・・・なんなんだって。
もうひとつは、円高についてテレビである人が説明していたことだ。その人は(あえて名を伏すが)、こう説明した。
円高によって、原材料の輸入価格が高くなるので日本企業は厳しくなる。さらに輸出品が高くなるので、物が売れなくなる・・・と。
どうやら円高になると輸入品も輸出品も高くなるらしい・・・って、それはおかしいだろ。まさかとは思うが、政府に忖度して「円高は悪だ」と言っているとか・・・
どうなる2019年・・・経済に関してはおよそ好材料が見えないのだが。
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