江戸っ子でぇい！

先日浅草に出かけることがあった。やはりなんとかいいながら、浅草って江戸時代の香りがするし、噺家としても行って雰囲気を味わうだけでも楽しい。

　わけても仲見世って、いつ来ても賑やかで楽しい。しかもここのすごいのが、外国人のお客さんが多いのに、キッチリ英語で応対しているお店のおばさんたち。
　まあ、我々と比べて圧倒的に外国人と接している量が多いのだろうから、むべなるかなという感じであるが・・・やはりたいしたものである。

　小生は、この仲見世で揚げ饅頭などをほおばりながら歩くのが好きなのだが、そんな中いかにも・・・というお土産を見つけた。
　写真をご覧いただこう。「江戸っ子でぇ～」という文字が・・・うーん、これはなかなか濃いなあ。しかも、その左のこれは、もんじゃなどに使うコテではないか。

　で・・・おい、何だよこの石川五右衛門てのは。確か、石川五右衛門て秀吉の時代の人物で江戸には縁がない人物なはずなんだが・・・(汗)
　まあ、ふんいきふんいき・・・ってとこか(苦笑)。それにしたって、そんなところを乗り越えたってコテに石川五右衛門ってのはねえだろよ。


　だが、そんな微妙なトホホ感にとどめを刺したのがこれだ。ずばり忍者である。袋にはＪＡＰＡＮとあるところを見ると外国人向けのお土産か。
　確かに、アメリカ人などにとって忍者って日本人の象徴であろう。小生サンフランシスコのスーパーでアメリカ人の子供にいきなり「ＮＩＮＪＹＡ」と言われたことがある。

　彼は、いかにも映画あたりで忍者がやりそうなポーズを取っていた。やはり、忍者に関しては日本よりも外国の方が知名度が高いのかも・・・
　それにしたって、何だよこの「日本の心」ってのは（爆）。これ見て日本の心だなあ・・・って、感慨にふける日本人・・・いねえよなあ。

　一見日本的で、いかにも江戸っ子という浅草だが、よーく見るとトホホなものがたくさんある・・・皆さんも一度いかが？
　このハチャメチャが江戸っ子でぇ～いってか（苦笑）