アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

読売GINZA落語会

2009-07-01 06:29:03 | 落語
さて、落語界はちょっとした襲名ラッシュであるが、上方でもかの桂米朝の師匠にして上方の最高峰の名前の米団治が復活した。その名を継いだのが米朝の子の元小米朝だ。実は、小生、数年前に彼の「稽古屋」を聞いて以来のファンであり、先日聞きに行ってきた。


 会場はテアトル銀座、たい平や楽太郎とともに読売GINZA落語会と題する会に出演であった。ちなみにこの会、最近では珍しく事前にネタが公表されていた。元々は、落語会ってこういうものだったんだが・・・
 右写真のとおりであり、扇辰の茄子娘の後、志ん輔が鰻の幇間をやった。これが抜群に面白い。決してきれいな噺家ではないが、幇間を地で行く江戸っ子っぽい落語だ。

 そして、いよいよお目当て米団治、「たちぎれ線香」だ。実はこの話、小生もやったことがある噺だが、江戸仕立てとどう違うかも興味があった。
 自らの花街体験などマクラを入れながら入っていくが、きれいだ。いわゆる上方落語としては形もいいし、なにより品がある。若旦那のキャラがまんまだ。

 江戸だとけっこうどっしりくる人情噺だが、そこは上方、けっこうオーバーアクションも入るし、笑いもとる。だが、全体にはやはりしっとりした品が漂う。
 そう、この風情が小生気に入ったのだ。いいなあ・・・といいつつ、クライマックスではわかっていても涙が出てきた。さすが米団治。

 中入りをはさみ、楽太郎が「たがや」をやる。これまた、しっかりした芸で楽しませてくれたが、ちよっと待て。米団治といい楽太郎といい、ちょっと長いぞ(汗)
 うーむ、終了予定時刻は21時だったが、トリのたい平の始まったときには、すでに21時直前(笑)おいおい・・・大丈夫か。

 とかなんとかいいつつ、ややくどいものの、くすぐりもたっぷりで、季節ネタの「青菜」に爆笑の連続だった
 なんとか21時30分には終わったので、よかった感じがした。うーん、やはり力のある噺家の競演はなかなか充実するなあ。

 これからも落語はガンガン行こうっと。もちろん、エルメスと・・・って、いいかげんこのパターンから抜けてみてはどうかね(汗)
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