アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

未来のミライ見てきました

2018-08-01 06:00:00 | つれづれ

キッカケはともかく、結論からいうと「未来のミライ」には泣いてしまった・・・それが最近涙腺の緩くなった小生の感想である。

 

 7月20日公開のこの映画、サマーウォーズおおかみこどもの雨と雪の細田守監督の手になるものという。

 どうでもいいが、小生のようなオヤジが見ていると、どれもスタジオジブリの作品に見えてしまう・・・

 

 ネタバレはご法度だが、ギリギリで勝負をすると、4歳児のクンちゃんのところに妹のミライちゃんが誕生するところから物語は始まる。

 よくある家庭のよくある日々がベースになってストーリーは流れていく。お子さんのいる方なら、「あるある」ネタが満載だ

 

 パパは基本は優しいが強くはなさそう。星野源の声がキャラによく合う。逆にママはバリバリ働いているお母さん。これまた麻生久美子の声がよくマッチしている。

 もちろんおばあちゃんの宮崎美子もいかにもだし、声優陣も豪華だ。そんな中で、この映画については賛否両論がともに多くある様子

 

 確かに、この映画のテーマはラストの方で突然わかってくるのだが、それまでの流れからすると唐突感もあるだろうし、タイトルからすると、主人公はミライ? と思っていると・・・あれ、違うのかしらん・・・とも。

 だが、小生は思い切り泣けた。日々の子供のやりとりや、その家族の歴史・・・そういったものに思いをはせると、実体験ともオーバーラップして・・・

 

 さらにオヤジ世代には山下達郎のテーマ音楽もなんともなじむし、気持ちいい流れになった。逆に否定的な声の多くは、クンちゃんの声の上白石萌歌がダメとも

 個人的にはあまり気にはならなかったが、それは絵自体がリアルで小生の意識がそちらに取られていたからかも。

 

 子供は着実に成長していくが、自分自身の記憶でも、初めてこれができるようになった日とか、なんとなく記憶にあったりする。

 そしてあまりに当たり前のことが、意識していなくても、家族にとっては長く横たわっていることに気が付く・・・映画を見られた方なら、きっとこのとりとめのない文章に「ああ、そういうことね」と思われるはず。

 

 もうひとつ感じたのは、このテーマにシンクロするのは小生の世代だからなのかも知れない。少なくとも30代の人にはここまでヒビッとこないだろう。

 そう、勝手な感想だが、ガキの頃に戦争体験をされた人が街にたくさんいる状況、その体験談を数多く聞く機会があった世代・・・にこそ感じるものかも。

 

 平成も終わろうとするこの時代、もう一度いろんなものを見直すという意味ではお勧めできる作品かも知れない

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