アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

北海道銀行カーリング、吉村選手のこと

2021-02-16 06:00:00 | マニア

今年のカーリング全日本選手権の女子は北海道銀行の6年ぶりの優勝で幕を閉じた。ここ数年、ロコ・ソラーレ、中部電力、富士急とともに四強と言われ続け、交代で優勝していたものの、一番遠ざかっていたのが北海道銀行だった。

 

 ただ、今年の北海道銀行は違っていた。特にスキップの吉村紗也香選手のここに賭ける気迫は、テレビを通じてもひしひしと感じるものがあった

 予選でロコ・ソラーレと対戦したときは、最終エンドに3点差をつけられていたところを彼女のスーパーショットで追いついた(延長で惜敗)ときにはしびれた。

 

 その後、中部電力を破り予選2位で通過した北海道銀行はプレーオフで、ロコ・ソラーレに破れたものの、準決勝で再び中部電力を破り決勝でロコ・ソラーレと再戦した。

 決勝も一進一退で迎えた第4エンド、北海道銀行の吉村の一投はセンターど真ん中への見事なショット。これはスチールチャンス・・・と思いきや、スイーパー近江谷のミスで、無効扱いに(自分の勘違いだった)。これでロコ・ソラーレが逆に2点を奪った。


   

 正直、これで流れはロコ・ソラーレかと思った。ところが、勝負どころの第9エンドで狙い通り、1点を取らせて(ここも吉村のスーパーショット)、第10エンドで見事な逆転勝利をはたした。まさにあっぱれだった

 これが何をもたらしたかといえば、北海道銀行にも北京五輪のチャンスが残ったことだ

 

 逆に小生推しの中部電力はノーチャンスになってしまったという・・・

 さて、そこで吉村紗也香選手にスポットを当ててみたい。詳しくはこちらの記事を参考にされたい。彼女は1992年北見市常呂町生まれで、藤沢五月と同学年。つまり小学生時代からライバルだった。

 

 常呂高校時代に既に日本選手権の表彰台に立ち、2009年にはバンクーバー五輪の代表決定トライアルに参加。

 札幌国際大学時代ではジュニア日本選手権で、3連覇を達成し、2013年の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。同年秋に行われたソチ五輪のトライアルにも参加するが4位に終わり、2度目の五輪のチャンスも逃してしまう。

 

 北海道銀行に入って、2015年の日本選手権こそ優勝を果たしたが、16年は準優勝、17年は4位で平昌五輪出場を逃すと、18年も準優勝と勝ち切れないシーズンが続く。

 さらに19年20年とともに3位にとどまっていた。その間、中部電力の北澤育恵など若手の台頭もあり、忸怩たる思いがあった様子。

 

 もっとも藤沢五月も中部電力時代全日本4連覇しながらも五輪には行けず、ロコ・ソラーレに入ってから五輪に行ったわけだから、複雑だ。

 ちなみに、ロコ・ソラーレの吉田知那美たちはもちろん北海道銀行の近江谷・船山・小野寺も五輪の経験者。

 

 こんな中、これだけはなやかな経歴の持ち主が五輪に行っていないというのも結果として不思議かも・・・

 失礼ながら、中部電力の北澤や中島といった主力はまだ若く、次もあるだろう。そうして考えると吉村の四度目の正直に賭ける気持ちがひしひしと。

 

 といっても、北海道銀行が五輪に行くためには、5月に行われるプレーオフでロコ・ソラーレに勝つことが必要だ。

 でも、ここは吉村選手に賭けたいと思う小生である。

 

 といいつつ、ちりばめた写真に意図を感じるって? はあまあまあ・・・(苦笑)


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