1月にひょんなことから出かけた阿佐ヶ谷の「にもく落語」、前回は一花目当てで行ったが、その折いただいた2月の会の出演者が、鈴々舎八ゑ馬と三遊亭美るくという・・・ことで予約していた。
当日は雪になり、しかも急用が入り予約していた午前の部にいけなくなったのだが、幸い午後の部に振り替えることができ、駆けつけた。
阿佐ヶ谷の駅前商店街を抜けて会場についたら、受付も始まったばかりだった。
この3月21日より新真打としてお披露目を控える二人、しかも八ゑ馬とはこれまで浅からぬご縁をいただき、これまでも応援してきている。
最初はこんな会を開催したところからで、2013年から・・・おお、9年になるのか・・・ということは二ツ目になって間もない頃からということになるのかと。
会場は前回同様、15名限定という贅沢なもの。まずは八ゑ馬が登場・・・何を始めるのかと思っていたら・・・江戸と上方の両方が出てくる噺として「金明竹」だった。
上方にはない噺だろうが、そうはいってもいろいろアレンジしてやっていることは汗を感じたが、個人的にはスッキリやった方が良さが出るかなとも。
続いて美るくの登場だ。始めたのが「ふぐ鍋」。彼女を生で聞くのは久しぶりだが、人物の演じ分けがもう少しコントラストを強くした方がなじむかなと・・・
なんて本職に偉そうなことを言ってはいけないが、あえて真打になってからのさらなる成長を期待して・・・と。
中入り後、再び八ゑ馬の登場。最近では、サゲがわかりにくくなった噺として始めたのが・・・「百年目」だった。
上方版でやったが、ストーリーなどは同じで、江戸版のそれと比べながら拝聴した。八ゑ馬の人情噺って、けっこういい感じで、2013年の幸助餅から始まり、何回も効いているが、今回もすごくよかった。
入門が遅く、その分ご苦労もされていると思われるが、ぜひ今後とも頑張ってほしいものだ。
帰り道、足が滑りそうな道をとぼとぼと帰路についた。
これからも「にもく落語」には行きたいものだ。
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