そういうわけで行ってまいりました聖地巡礼。目標は脚を着かずに登りきること！
といっても自宅からヤビツ峠まで60kmあり、この往復＋峠登りはさすがに体力的に不安なので秦野まで輪行することにしました。
まずは秦野駅で自転車の組立。割と大きな駅で、自転車を広げる場所はあちこちにあるありがたい駅です。
ヤビツ峠のスタート地点である名古木（ながぬき）交差点、秦野駅からここまで2kmもありません。早速上り坂が始まっているのがわかります。ヤビツ峠走破のタイムはここから計測開始するのが一般的なようです。たまたま同時スタートになったPINARELLO乗りがいたのですが、あっという間にぶっちぎられました。鍛えてる人はすげぇなぁ。
しばらくは住宅地が続き上り坂も緩やかですが、しばらく先の蓑毛坂が最大の難所です。まだ住宅が途切れていない場所ですが、斜度が10%前後あり、ここで張り切りすぎると後半に脚がなくなります。私はというと、最初からタイムは狙ってないのであくまでマイペースってことで緩々登ります。もちろん次々にブチ抜かれていくわけですが、一切気にしない方向で。
蓑毛のバス停を過ぎたあたりから一気に山っぽくなっていきます。所々眺望が開けるところもあったのですが、脚を着かずに登るという縛りがある上にすっかりバテていて写真を撮る余裕なんぞありませんでした。
そんなわけで何とか脚を着かずに登りきりました。タイムは56分…ネットにある記録と比べるとものすごく遅い部類ですが、初登頂だったわけだし脚を着かないという目標は達成したのでオッケーということにしましょう。速い人は40分を切るそうで、どんな脚してるんだろう。
峠には自転車乗りが20人以上おり、また登って来る人もひっきりなしでヤビツの人気が伺えます。この峠の看板は大人気で、まったく同じ構図の写真をみんなが撮ってました。
ちなみに峠にはトイレ・売店・自販機がありますがアクエリアスのペットボトルが200円という自転車乗り狙い撃ち価格です。私は130円のコーラ飲んでましたけど。
こちらが私が走ったときの標高データ。3km過ぎから出現するひときわ急な坂が蓑毛坂です。
本気でトレーニングしてる人はここで折り返して1日に2,3回登るらしいですが、私はこのまま直進して先に進むことにします。
ここから先はいわゆる裏ヤビツ、宮ヶ瀬湖に向かうルートです。
裏ヤビツは表に比べて全般に道が狭く走りにくいのですが、眺めのよさはこちらの方が上。単に走るだけなら平地の方が断然好きですが、こういう自然の中を走れる、というのは山の醍醐味なのでしょう。
宮ヶ瀬湖の写真は撮り忘れたので先に進みます。
お昼はこのスパゲティ屋青山に寄りました。
このお店、テラス席があって裏の渓流が見えます。冬は耐え難いでしょうが、この季節は気持ちが良いです。
さて、当初の予定ではここからJR橋本駅に抜ける予定でしたが、ここでお昼を済ませた時点でまた余力がある。時間もある。
というわけで相模湖に抜けて、大垂水峠経由で八王子に向かうことにしました。高尾から輪行しても良いのですが、八王子駅で横浜線への乗換えが発生します。自転車を抱えて乗り換えるのは正直めんどいので八王子まで行ってしまいましょう。
というわけでやって参りました相模湖です。といっても周囲に住宅地もあり、秘境感はまったく無いところではありますが。ここから大垂水峠に挑みますので、ボトルの中身を補給していざ出発。
大垂水峠は標高392m、登坂距離はヤビツの半分くらいでお手頃な規模です。が、正直あんまり楽しい峠じゃありませんでした。理由は2つ、交通量の多さと景色のイマイチ振りです。
とかなんとか愚痴りつつもどうにか峠に到達。
後は予定通り、八王子駅に抜けて輪行で帰還でした。
ヤビツ峠は自転車乗りにとっては観光地みたいなもので、特に鍛えてもいないライト層（私みたいな）も多数訪れるようです。峠道というと本気でトレーニングしてる人がたくさんいる怖いところなイメージもありますが、ここに関する限りそうではないのでちょっと覗いてみるのもいいのではないでしょうか。
パンクや故障に見舞われても、5分も待てば誰か通るからたぶん助けてもらえます。
ヤビツ峠遠征履歴
1回目(2013/5/18)★今回
2回目(2014/4/5)
3回目(2014/5/11)
4回目(2014/6/21)
5回目(2014/8/15)
