申し込みはネットで行い、ゼッケンや計測タグ(自転車につけるセンサー)なんかは自宅に郵送されていますので、
事前の受付などは無くスタート地点に行くだけ、なのですが・・・
集合時間がAM5:30。
公道レースの場合、当たり前ですが道路規制が必要で、その許可を得るのは簡単ではありません。
今回の舞台である奥多摩周遊道路は午後7時から午前8時まで立ち入り禁止になるので、
ゲートが開く8時までにすべてを終わらせる必要があるのでしょう。
いずれにせよ、午前5時半に奥多摩湖に行くとなれば公共交通機関じゃ絶対無理です。
実質的には車で夜中移動するか、前日に奥多摩入りして宿泊か、の2択でしょう。
俺は車を持ってないこともあり、後者を選びました。
というわけで、まずは輪行して青梅に向かいます。
何度か書いていることですが、奥多摩街道は青梅を過ぎたあたりから山奥感がでてきます。
青梅駅から宿まで40kmほどなので、軽く走るにはちょうどいいくらいかなと考えていました。
ところが青梅駅で電車を降りるとものすごい熱気。
それもそのはず、今日は最高気温38度の猛暑日だったのです。しかも午後2時、一番暑い時間。
電車を降りた瞬間に走る気をなくし、結局奥多摩駅まで輪行することにしました。
奥多摩駅に着くのは午後3時だし、ここより標高も高いからだいぶマシでしょう・・・多分。
奥多摩駅もだいぶ暑くはありましたが、ここより先電車は無いので否応なしに走らなくてはなりません。
まあ本番は明日ですし、気張らない程度にゆるゆる走ることにしました。
奥多摩湖の手前は短いながら結構急な登りなので、辛いことに変わりは無いんですけどね。
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奥多摩湖にはいくつも橋がありますが、私が一番好きなのはこの峰谷橋。
緑っぽい湖面に赤が映えます。
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いつもならこの交差点を左折し、風張峠方向に向かうわけですが、ここを直進します。
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これが今日の宿、雲取お祭り山荘。見てのとおり、山肌に強引に作った感満載。
奥多摩は都心から近く基本的に日帰り観光地なので、旅館やホテルの類がびっくりするほど少ないです。
そんな中、集合場所の近くにある貴重な宿といえます。
オーナーの話では、付近の宿はヒルクライムがあるので軒並み満員だそうです。
この山荘も今日は宿泊客全員自転車乗りだとか。全員といっても私を入れて5人でしたが。
さて、この宿は基本的に登山客向けなので普通のビジネスホテルとはまったく違います。
タオルや歯ブラシなどは置いてませんし、風呂・トイレは共同です。
部屋もエアコンやテレビは無いのでそのつもりで行きましょう。
まあ夜になれば山奥だけあって結構涼しくなるし、
今日は早寝して明朝4時起床予定なのでテレビが無くても大して困りませんが。
そうそう、虫が結構多いので虫さされや虫除けの薬があったほうがよいでしょう。
寝る前に空を見上げると、都心部ではもうお目にかかれない見事な星空が広がっていました。さすが山奥。
天の川を肉眼で見たのは何年ぶりだったか。