多摩川サイクリングロードの車窓から

筑波8耐 2018

 BEX ISOYAでは毎年春の筑波8耐に大人数で参加していますが、上位入賞はあまりありません。これは実力的な問題というより、お祭り的に参加する空気が強いためです。昨年は強力なメンバーを集めたチームを作ってRXカテゴリーでの入賞を狙いましたが、僅差の5位で惜しくも表彰台を逃しました。

 なお筑波8耐では、以下のようなカテゴリー分けになっています。

RM ロードバイクのみ・男性のみ
RX ロードバイクのみ・男女混合
OM フラットバー1台以上・男性のみ
OX フラットバー1台以上・男女混合
OL 車種不問・女性のみ
AB 車種不問・15歳以下が1人以上
AM 車種不問・全員45歳以上
AA 車種不問・55歳以上が1人以上

 言わずもがな、RMが最も参加数が多く上位争いも激しくなりますが、女性を1人だけ含めれば良いRXも結構な激戦区になります。一方、OMとOXはクロスバイクなどのフラットバーを混ぜる必要があり、例年ハードルが比較的低い。そこに目をつけて、ISOYA最強チームである「BEXネッシー」はOXカテゴリーに登録し何が何でも優勝する構えでした。もっとも、俺はそんなに速くないのでこのチームには入っておらず、俺はノンビリ走るからがんばってね~くらいの心構えだったのです。チーム編成が決まるまでは。

 チーム編成はお店に一任されていますが、それを見て首を傾げました。俺が所属する「BEXモスマン」のメンツが妙に強力なのです(俺以外)。しかも全員ロード乗りであるにも関わらず、OMカテゴリーでの登録。これは・・・もう1チーム表彰台に送り込むつもりとしか・・・

俺が足を引っ張って上位を逃したらどうしよう?

 お気楽レースイベントのはずが一変、ガチなレースになって来ました。特に練習はしませんでしたが。



 当日は雨予報でしたが、蓋を開けてみるとレース開始時点でほとんど止んでおり、午後には陽が射して暑いほど。


 こちらがチームのメンバー。
 今日はちょっとした奇策を取ることになりました。クロスバイクのtezzさんが第一走者で、先頭集団に2時間張り付いてリードを稼ぐ。その後の6時間はロードに乗る他の4人で回し、貯金を守って逃げ切る。



 先頭集団というのは当然速いわけですが、特にスタート直後は振るい落としのために厳しいペースになります。



 それにクロスバイクでついて行けるのか?当然そう思うわけですが、tezzさんはあっさりとやってのけました。恐ろしい・・・
 その後、もう走らないぞと宣言し、ここまでやって表彰台を逃したらお前らどうなるかわかってんだろうな的オーラを出し始めたので、大マジで周回を重ねることになります。



 1回目はピットを出て程なく大集団がやってきたのでしばらくついていきましたが、ちょっとインターバルがきつく、前方に出るどころか追走に苦労する始末。そのうちに前方で起きた中切れを意図的に放置し、新しく出来た集団の前方で適当に回した後にピットイン。

1回目:9週 / 平均39.1km/h

 やっぱり40km/hに届いてない~( ノД`) まあ実力どおりというか何と言うか。

 走り終えてから順位をチェックするとOMクラス2位につけており、1位のワイズロードとはLAP差なし。一方3位4位とは1LAP差をつけていました。我々は交替回数がまだ少ないので油断は出来ませんが、まずは順調といったところ。



 2回目、コースに入って半周ほどで集団に合流し、先頭交替に参加しつつしばらく走っていると、ワイズロードジャージが単独でパスしていきます。ゼッケンを見るとOMクラス1位のチーム!これを逃がすわけにはいきません。即座に追いかけてコバンザメ体勢に入りますが、2週走った後に突き放されてしまいました。その間、俺は一度も前に出なかったのですがこの始末。だいぶ実力差があったようです。

2回目:7週 / 平均39.0km/h



 3回目もやはり半周ほどで集団に入り込むも、牽こうとする人が少なすぎてペースが上がらない。一本牽きするほどの男気もスピードも無いのでしばらくおとなしくしていたところ、後ろから別集団が追いついてきて活性化。やった!と思ったのも束の間、今度はペースが速すぎていつ脱落してもおかしくない状態に。
 どうも流れが悪いので、本格的に脱落する前にピットインを選択、今回は5週だけでした。まあこういうこともあるさ、ということで。

3回目:5週 / 平均38.0km/h



 4回目はアンカーの手前。すなわち16時前にバトンを受け取り、ピットロードが閉鎖される16時半までにアンカーのTDKマネージャーにつなぐ役割です。
 ピットロードに入ると、集団がいない!後ろに小集団は見えるものの、なかなか追いついてこない。はよ来んか~い!
 結局1週ちょっとを単独で走った後にようやく合流、さらに何人か吸収して15人くらいに成長するも、牽きに参加するのが4人だけ。おいおい。
 まあ既に終盤に差し掛かっており、出し惜しみをしても仕方ありません。4人で回して周回を重ねていたら、後方から別集団が合流してきました。さっき見たような流れですが、今回は速すぎることも無く、合流時のどさくさでポジションを少し下げて先頭交替が回ってこなそうな位置取りを確保。
 途中、俺の左前方で落車がありヒヤッとしましたが、何とか巻き込まれずに済みました。

4回目:10週 / 平均38.7km/h



 この時点でOMクラスの順位は2位のまま。1位と5LAP差、3位とも3LAP差がついており、よほどのことがない限り2位は確定状態でした。こうなるとアンカーには無難かつ安全運転で周回してくれることが求められます。アンカーのTDKさんは速い集団に入って何やらいろいろ遊んでいたようですが、危なげなく周回を重ねて無事にゴール、OMカテゴリー2位確定!



 表彰台に上がるのは今回が初めて。仲間の力で上げてもらったとしか言いようがありません。ソロ種目で表彰台に上がることは今後もまず無理でしょうから、いい機会をもらえました。



 そして必勝を期したOXカテゴリーでは見事優勝!



ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「レース・イベント」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事