どこか遠くでフッチボル

鹿島サポだが裏の顔は日本代表サポ組織「食う軍」の司令。徒然なるままボソボソと。

W杯アジア最終予選 バーレーンvs日本/食う軍的戦闘レポ

2005-06-04 | 食う軍
勝てば全てよし!
結果が全てだ。
ワァーッハッハッハ。
愉快だのう、三太夫や。



以下、当日の戦闘レポート

仕事は打合せ場所から直帰するも既に20時
ドンキホーテと酒屋に寄って武器を調達してきました。

ドンキでは、再びペルー産のワケギを発見。
今頃になって見つかる見つかる。(笑)。
それと、イラン産の白イチジクも発見しました。
原産地見た瞬間、一人でガッツポーズ取っちゃったもんね。
イランはもう怖くありません。

バーレーン戦での武器
メインはバーレーンしょ→馬鈴薯攻撃。駄洒落だ。(笑)

アルコホルは、×局長が飲むと宣言していたジャガイモ焼酎を私も。
伍升譚(ごしょたん)と言う焼酎で、他の焼酎とはまったく違う味がしました。
最初は“ウッ”って思ったんだけど、2杯目以降は普通に美味しく感じました。(笑)
他に、じゃがりこ・ピスタチオも。


コンビーフを食べようとしてある事に気付く。
“これ・・・ブラジル産じゃん”
いいのか?ジーコ監督の母国を食っていいのか!?
強国ブラジルを体内に秘めるという言い訳を見つけ、無事に食しました・・・。


凄く豪快な缶詰で、これは食って大丈夫なのか?って不安も過ぎったけど、口に入れたら美味しいだけ。
日本のコンビーフと使ってる肉がちょっと違ってるのかな?
凄く肉肉してて美味しかったです。


テレビ朝日の現地レポをちょっと眺めたら、深夜の放送に備えて仮眠に入ります。
食べて直ぐ寝るのは牛になっちゃうのでどうしようかとおもいましたが、背に腹は代えられません。
既に戦闘モード、寝れるかなと言う不安もよそに、布団に横になったら3分以内に寝るのはいつもと変わらなかった。

・・・・・・。

・・・・・・。

ハッ!?

凄く寝た感じがして、まず“寝過ごした!”って思った。
焦りながらタイマーかけてた腕時計を見ると同時にアラームが鳴り出す。
俺の体内時計は完璧だな。フッフッフ。

起きたらPCの電源を入れつつ、再び焼酎を準備。
食う軍会議室に行くと、既に隊員は数人集結していたのだ。


試合中は食う軍隊員と共に、会議室と言う名のチャットルームに集合。
勝手にあーだこーだ言いながら盛り上がる。
このチャットしながらの試合観戦は、一気に食う軍的サッカー観戦を確立したツールだな。


試合は日本の1-0勝利!
みんなで乾杯!!!!
キャッホーゥ!

会議室は4時前に解散となったが、ふとテレビ朝日に切り替えたら・・・再びバーレーンからの生中継になっていた。
選手のインタビューが次々に行われる。
困った・・・寝るタイミングを失った。数時間後には仕事に行かなければ。


と思ってたら、我らが柳沢登場!
“やなーぎさーわ!やなーぎさーわ!”
鹿島時代と変わらぬ声援を、控えめながら声に出してみた。

窓の外は明方の匂いだ。
薄く紫がかってきた空をみながら再び布団に。
最高の気分だ。
やっぱり勝利の味は何にも変えられないな。
ウレシー!!!!!!

W杯アジア最終予選 バーレーンvs日本/成果分析

2005-06-04 | Football
【バーレーン 0-1 日本】
前半に小笠原のゴールで先制し、そのまま無失点で切り抜け見事勝利を物にしました!
とにかく結果が欲しかった試合。
勝ち点3を加えて、グループ2位に進出。
残り2試合で勝ち点1を加えれば、ドイツW杯への出場が決まります!
キャッホー!


小野の負傷により懸念されたシステムだが、予定通りの3-6-1のシステム。
ボランチにヒデを下げ福西とのダブルボランチ。
トップ下の位置には俊輔と小笠原を配置。
ワントップには柳沢が入った。
結果としてはこのシステムが大成功!
攻撃的な位置に入った柳沢・俊輔・小笠原の3人が動き回りながらパスを出す事により、ボールが自由に動かす事が出来た。
得点は、左よりだった俊輔がドリブルしながら右に動き、その空いたスペースに飛び込んだ小笠原にヒールパス。
DFが一人いたが、ワンフェイク入れて、右足でゴール左を狙う小笠原のシュート!
これが日本の唯一の得点となり、その後バーレーンの攻撃を無失点に抑えて逃げ切りました。
俊輔のヒールパスはタイミングといい位置といい、最高の場所に出したと思う。
小笠原のシュートは落ち着いていて、振りが速くインパクトが強いシュート。
素晴らしいゴールだったと言っておきましょう。
また、小笠原のゴールのシーンでは、小笠原がシュートを打った後、柳沢が素晴らしい反応で、こぼれ玉を押し込める位置に飛び込んでいた事も評価したい。
正に、この3人が作り上げたゴールだった。

ワントップに柳沢を置く事に不安を感じた人も少なからずいたろう。
しかしバーレーン戦での柳沢は、特長を生かしたプレーでその期待に答えたと評価したい。
DFラインの裏を狙う動きを常に行う柳沢。
このプレーを長時間にわたって繰り返されたバーレーンDF。
ラインの上げ下げに注意をし、そしてパスに反応して対応する。
精神的に、また体力的に消耗させられたDF陣の足は、後半になってピタリと止まったのだ。
柳沢は頭を使って裏を狙う選手。マークが本当に大変な選手なのだ。
後半、GKを引き出しておいて中央に走りこんだ小笠原にパス。
このプレーを批判する声が上がると思われるが、これもまた良くも悪くも彼らしい。
彼は一番得点への可能性が高いプレーを選択するFW。
あのシーンでは、GKに加えてディフェンダーがゴール前に数人、また自分の位置は角度がない。
そこで走り込みを待ってパスを選択したのだ。
“結果として誰がゴールしても構わない”
この<FW=点取屋>の構図を軽視する、鹿島の伝統が生んでしまったプレーかもしれない。
小笠原のシュートが決まっていれば、評価されたプレーになったであろう。
実に惜しいプレーだった。

この試合、なぜかバーレーン選手の足が重かった。
日本で行われた試合のような激しいプレスがない。
日本のボール回しに対応できないという感じでもなく、試合開始時で既に疲れていたような印象だ。
結果として、俊輔と小笠原には比較的スペースが生まれる事となっていた。
恐らくは、ホームでは負けられないというプレッシャー・・・。
プレッシャーから動きが堅く重くなり、それが結果として日本に有利に働いたと思う。
バーレーンは、若いチームにありがちな、メンタル面での強さをまだ持てていなかったのではないか?

日本で良かった点を数点。
まず、ヒデはやっぱりヒデだった。
ボランチとしてピッチ中盤を制したのは間違いなく彼だ。
存在感抜群で、攻守に顔を出しバランスをキープ。
攻撃的に、また守備的なチームへとゲームの流れを読んでコントロールしていたと思う。
バーレーン選手が必要以上にヒデを怖がっている印象もあったな。
また、守備では中澤。
KIRIN杯で不安視されたDF陣だったが、彼が入った事によって安定感が抜群になった。
マンマークの強さに加えて、中盤まで上がってのディフェンスなど、危険を事前に摘み取るプレーが素晴らしい。影のMVPは彼かもしれない。

気になった点。
バーレーン戦、サイド攻撃はまったくの不発だった。
DF陣の足が止まっている事を考えると、もっとずたずたに切り裂いてもいい試合展開。
守備的な指示が出ていたのかもしれないが、それにしても上がってからの精度が悪すぎ。
これは三都主・加地の両選手に言えたと思う。
次戦の北朝鮮戦は、三都主の出場停止により三浦アツの出番が来るだろう。
スカッとさせてもらいたいものだ。

北朝鮮・イラン戦を残し、勝ち点1以上を取る事でドイツW杯行きが決まる。
次節北朝鮮戦は6/8(水)に無観客試合で行われる。
もし次戦のイランvsバーレーンでバーレーンが勝利していると、イランも最終戦にドイツ行きが持ち越される可能性がある。
日本としては、ドイツ行きを北朝鮮戦で決めておくことが重要だ。
三都主・ヒデ・俊輔の主力3人が累積警告で出場停止だ。
おそらく3-5-2のKIRIN杯で見せたシステムに変更、FWに柳沢・鈴木、トップ下に小笠原だろう。
先発確実な三浦アツ、そして稲本の頑張りに期待したい!
次の北朝鮮戦で決めろ!
行くぞドイツへ、ニッポン!ニッポン!


出場選手評価(セリエA的)
(10点満点平均5.0点)

川口・・・5.0/無失点に抑えたものの危険なプレーがいくつか。
田中・・・5.5/スペースに放り込まれたボールの対応に難。最後の一線では体を張ったプレー。
宮本・・・6.0/セイフティーファーストで、危険な芽を摘み取っていた。
中澤・・・7.0/日本陣地左サイドに君臨。バーレーン攻撃陣を封印した。
福西・・・6.0/期待の攻撃力を控え気味にし、ヒデとの守備連携を重視。
ヒデ・・・6.5/攻守にチームのバランスを取る。苦しいところに現れる。
加地・・・5.0/守備では合格点も、サイド攻撃不発。上がったのならきっちりセンタリングを。
三都主・・5.0/期待の攻撃はまったく駄目。シュミレーションで不要なイエローも。
小笠原・・6.5/値千金のゴールを決めた。後半は疲労で細かいパスコントロールが乱れた。
俊輔・・・6.0/マークを一手に引受け他選手にスペースを作る動きを。アシストは素晴らしかった。
柳沢・・・6.0/イタリアに渡りキープに格段の向上が。好調持続中で相手の嫌な場所に現れる。
ジーコ・・6.0/ギャンブル的な先発も結果成功。選手疲労と流れを見て守備的布陣変更もよかった。

途中出場の稲本・中田浩二・玉田は評価なし。