玄海の語り部

「健康」を当たり前と思っている人。
それを失ったときに判る「健康」のありがたさ!
川俣保美がそれを熱く語ります。

福島原発事故

2011年04月01日 11時33分48秒 | ニュース・社会
暗い話を続けたくはないのですが…
ヨウ素131とセシウム137どちらが危険か、多数の方より質問があったため、お答えします。
ヨウ素131は半減期が8日と短く、避難さえしておけば長期的な害は少ないと思われます。ではなぜヨウ素131が連日のように報道されるかと言えば、過去のチェルノブイリの原発事故の後、子供に多くの甲状腺被害が出たためです。

セシウム137は
半減期はヨウ素に比べればはるかに長い30.1年です。
水溶性の有毒物質です。そして土壌粒子と結合しやすいため長い間地表から流されなく
短寿命の放射性核種やヨウ素131が消滅したあとにも残り、地面から放射線を放ち続け、農作物にも取り込まれて、長期汚染の原因になります。
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後では、今でも高濃度汚染地域が約250kmの範囲に点在していると言われています。
また基準値は、世界保健機関(WHO)の飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルとしては10Bq/Lで、日本も過去はWHOの基準相当を守っていました。
しかし今回の東日本大震災においては、飲料水中及び牛乳・乳製品中の基準値を暫定的に200Bq/kgと定められました。
ここで少し不安と疑問
問題が起きる前までは10Bq/Lが暫定基準で、原発の事故が起きれば急遽新しい基準を・・・

実はこの基準は暫定的な基準で、なぜ暫定的かといえば、放射能の害は、直接的なやけど等短期間に発生する被ばくには分かっているのですが、長期的な被ばくの害についての科学的な検証が少なく、判断基準を作りにくいという問題があります。
被爆の本当の怖さは10年~20年、30年してからの発がん性と言われています。
放射線による活性酸素の発生、活性酸素によるDNAの損傷、そして年月を経てからのがんへの成長。
今こそ、なによりも活性酸素対策が必要になります。
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1 コメント

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Unknown (アラカンバアバ)
2011-04-01 21:57:04
まだまだ学ぶことがたくさんありますね。
でも学べば学ぶほど
ニワライフの有り難さが理解できます。
この時節にも関わらず
健康に安心出来ていることって素晴らしいです
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