健康診断では心電図を使い、不整脈を計測します。
しかし、より正確に測定するためには、24時間の経過を測定するホルター心電図を使います。
24時間かけ、不整脈の発生頻度、どのような事で起きているかを観ます。
薬剤治療にはナトリウムチャンネル遮断薬、ベータ遮断薬、カルシウムチャンネル遮断薬、カルシウム拮抗剤等が一般的に使われます。
また、最近では期外収縮の治療にカテーテルアブレーションといって、不整脈の原因となっている異常な興奮を起こす病変部及び異常電気の通っているエントリー回路を高周波で過熱し、ピンポイントで凝固壊死させ、断ち切る治療法がおこなわれいます。
このカテーテルアブレーションは期外収縮で起きている不整脈を完全に消すことが出来る方法です。
薬剤の治療については最近このように言われています。
以前は出来るだけ不整脈を完全に消失させ、正常なリズムに戻すことを最大の目標に治療が行われてきたが、欧米における近年の大規模な研究の結果で治療法が変わってきています。
軽症の不整脈に対して強い薬剤を長期間用いると、確かに不整脈は消失するけれども、薬により不整脈を起させてしまう催不整脈作用やその他の副作用のため、かえって予後が悪くなる。
すなわち寿命を縮めてしまう。
そこで、不整脈の重症度が高くなく症状も軽ければ、生活習慣の改善などの指導だけを行い積極的な薬物治療は行わない。
そのような方法が多く行われています。
もし、現在薬を飲まれている人がおられたら、主治医に相談することをお勧めします。
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