玄海の語り部

「健康」を当たり前と思っている人。
それを失ったときに判る「健康」のありがたさ!
川俣保美がそれを熱く語ります。

痛風の原因

2011年06月26日 09時39分21秒 | ネオビスの行事
現在日本では、痛風が糖尿病と共に大変増加しています。

予備軍を含め600万近くに上がると推定される病気です。

海外では大昔からある病気で、エジプトでは3500年前に痛風の記載があるそうです。

しかし日本では明治時代の初期、医学指導で来日したドイツの内科医 『ベルツ』は「日本には痛風が無い」と断言、明治の初期まで、日本では発症の記録がありませんでした。

1898年(明治31年)日本で最初に痛風が報告されます。

昔から痛風は、皇帝病とまで言われ、贅沢な食事をしてきた人々に発症していました。

1960年の調査では痛風患者数の 35% が会社役員(高額所得者)、しかし1980年には会社役員の割合が 3.5% に減少しました。これは会社役員の患者数が減少したのではなく、20年間で一般の患者数が急増し、会社役員の率が10分の1となったのです。


では、痛風の原因はなにか?

痛風の原因は、血中の尿酸値の上昇です。

血中の尿酸値が上がると、尿酸はナトリウムと反応して、尿酸ナトリウムという結晶を作ります。

この尿酸ナトリウムの結晶が関節腔に落ち込み、炎症を起こします。

そのため、予防には尿酸値をコントロールが大切です。

尿酸はエネルギーの燃えカスとしても発生しますが、大きな原因は核酸(プリン体)の摂取過多です。

その理由は、運動選手などに痛風の発症は少なく、多くの患者は肉、乳製品の摂取過多の人に発症しています。

またビールにはプリン体が多いので、痛風の人はビールが原因で、ビールさえ控えれば予防できると考えている人がいますが、それだけでは予防出来ません。

明日はどのような食品に核酸(プリン体)が多いかを書きます。



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