瓦山瓦版

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🟢瓦山瓦版🟢No.103🟢2020.4.1版

2025-01-12 23:47:00 | 日記
 LAWSONの裏の
小高い所に 
  六本の松が生えている
 かつて この辺り一帯が
  松林だった名残の松である
 常緑樹 常盤木ではあるが
枯葉を下の道に積もる程に落とす
  能の “高砂“  の
 翁と媼は
  手に熊手と箒を持ち
    松林を座敷の様に
   掃き清めた
 やがて 腐葉土の無い
  痩せ地となり
   岩上にさえ生える
 栄養を嫌う松は
  よく成育し
 日本の風景は照葉樹から
  松の風景に変わったといふ

 さて 縁起のよい印に
  松竹梅がある
   どちらが上で
  どちらが下か諸説ある

 江戸の吉原の遊郭には
  身分秩序があり
   遊女の最高の者は
 太夫と呼ばれ
  “松の位“  と称された
 
 縁起とされた時代も
  松は平安 
    竹は室町 
      梅は江戸とか

 また松の先には 
歳神様が降臨するとも信じられ
 正月🎍に門松を立てる風も一般化

 飲食店は “おしながき“  の
  特上・上・並を
   憚って〈はばかって〉
 松竹梅としたとも・・・
  どうやら
 松に “上“  の軍配が
  上がりそうですである




  松竹梅を植物学的に
 分類すると
🟢松は裸子植物
🟣竹は被子・単子葉類
🟠梅は被子・双子葉類
  となる
 そこへ正月飾りの裏白の
🟡羊歯〈シダ〉・胞子植物を
 加えると 植物界の
  全てが揃うといふ
 偶然とはいえ 出来過ぎ‼️


 筍の季節到来❗️
  俳人 正岡子規は
 明治34年刊の
  “墨汁一滴“ に
 「四十歳位になる 東京の女に
 自分が筍の話をしたら
  その女は驚いて 
 筍が 竹になるのですかと
  不思議そうに云うて居た」と
   書いている
「人は鄙〈ひな・田舎のこと〉にも
  一度は暮らすべし」とも
   書いている




 コロナ CORONAで
  夜が明けて
CORONA  コロナで
  日が暮れる
 数ヶ月前 誰がこの状況を
   想像したでしょうか
・貧富・人種・地位・名誉
 ・国籍を超えて罹患する

 コンピュータを駆使し
  人智を超えた
 完璧に見える機能のなかに
暮らしていると考えていた人間
  総てを
 征服したかの様に見えたが
  野生動物のウイルス🦠に
あっさり 足許を掬われた
 闘うべきは
  利害に因る 他国では無い

 地球🌏ワンチームが
  神様の眼目であるかもしれない