かはたれのジエン

イタチの最後っ屁 ・・・なので、コメントにも屁を垂れるしかできませぬ

だいじょうぶだぁ

2023年11月01日 | よしなしごと 

バカ殿

 ちょうどコロナが流行り始めた頃、志村けんが亡くなった。
 コロナ感染で肺炎を発症したらしい。

 そして、岡江久美子と共に彼の死は、人々にコロナに対する恐怖の念を植えつけた。

たいへんだぁ!

 彼の持ちネタは、「だいじょうぶだぁ」だったのに。

 今でこそコロナ=ワクチンに対して疑念を持ち始めた人が出ているが、あの頃はほとんどの人がコロナに怯えていた。

 ただ、周りにコロナでひどい人はいないことには気づいていたのではないか。
 人々が恐れていたのは、自分がなったらどうしようという、同調圧力から来るものだった。

 ここでは、同調圧力については触れない。
 なぜ身近にコロナで亡くなった人がいないのに、会ったこともない有名人が亡くなったことで、あんなにコロナを怖れたのか、について考えてみる。

 これと、ハラリ君の言う「虚構を信じる力」と関係があるのだろうけれど、なかなかストンと腑に落ちない。
 人は150人くらいの集団しか把握できないのだが、「虚構を信じる力」によって「国家」や「国際社会」を想像して創造しているらしい。

 あるヒーローをリーダーとして国家を形成し、やがては神と崇めることも。
 ピラミッド然り、天皇制然り、キリスト教然り、今の政治もそう。

 一方で、ある芸能人やスポーツ選手を祭り上げ、時のヒーローとする。
 彼らは、大衆の鬱憤の矛先をそらす装置となるパンとサーカス

 社会不安が増すと、大衆は強力なリーダーを求める。(やがては独裁者に)
 歴史は同じことを繰り返してんだけどね~。(自分のこととなるとわからない?)

 つまり、大谷翔平とヒトラーは「同じ」なのである。(成り立ちが)
 藤井聡太ををすごいと思うのはいいのだが、神格化してはいけない。

 もちろん、純粋にある有名人を応援するのはいいんだけれど、「偶像」(アイドルということを忘れないでね。
 たまにはテレビやスマートフォンを捨てて、身近で大切な人や花、鳥や月に触れてみたら。

人は、誰か理想的な人間を想定したがるものなのか。そして、その人に引っ張ってもらいたいのか。身近に立派な人は一杯いるのにね。
芸能人(含むスポーツ選手)は広告塔であることを、そろそろ学習しましょう。ジャニーズを待たずとも。
でも、今こそ彼の「だいじょうぶだぁ」が必要だね。

 


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福田村事件

2023年10月26日 | よしなしごと 

福田村事件

 映画「福田村事件」が話題になっている。
 関東大震災の混乱の中で、行商の人達が朝鮮人と疑われて殺害された事件を題材にしている。

 映画は見ていないのだが、監督は現代の問題ととらえてほしいと言っていた。
 まさに今、同じことが起こっている。

 コロナを疑い、ワクチンを打っていない者は、こういう扱いを受けた。
 マスクをしないだけでも、こういう目で見られた。

 前に「渋滞にハマる」でこう書いた。

 もっと本質的な「怖さ」が潜んでいることに気づきました。非常時の集団心理の「怖さ」です。が、うまく伝わってるかどうかわかりません。

 今は、その「怖さ」が何かを言い当てることができる。
 それは、こういうことだ。

人々は「我先に」ワクチンを求めた
そして、他を排除しようとした

 たぶん、本当のパンデミックではもっとひどいことが起きるだろう。
 人間の「裸のエゴイズム」、これがコロナが教えてくれた、真の「怖さ」だ。

コロナで起こったこと
 ①自分だけは助かりたい
 ②同調圧力
 ③国内法を飛び越える
 ④マスコミ、政治のおかしな動き

 ③と④は今まで書いてきたこと。
 ②は予想できたこと。
 ①が怖い。

 人間の本性を見てしまった。
 人々は協力し合わなかった。

10/23で、中越地震から19年が経ちます。この時、人々は助け合いました。コロナは「絆」という言葉を葬り去りました。

 


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ふわふわ

2023年10月20日 | よしなしごと 

人寄せパンダ

 以前「フワフワ」という記事を書いた。
 その焼き直しである。

 世の中、「ふわふわ」している。
 人々も政治も、マスコミも世界も、地に足がついていない。

 コロナ以降、特に。
 ということは、ウクライナ、7.8事件も絡んでいる。

 ということは、「虚構」の構築に失敗しているということだ。

 「虚構」がバレた?
 ヤリすぎ?ワザと?

 統一教会やジャニーズなどの、今まで見え隠れしていた裏の巨悪にメスが入れば、フツーは好転するはずなのに。
 それがしないんだよね。

 以上、ずっと言いたかったことです。

今回も「さむらい小平次のしっくりこない話」さんとシンクロしました。「戦争が近い?」と全く同じです。
内閣支持率はずっと低迷。なのに「次」がいない。人も政党も。どうせ終わるんだから…、とヤケになっているかのよう。
国家も歴史も所詮は「虚構」なんだろうけれど(アイドルが一番わかりやすい)、どうせだったらいい夢見てたいやね。

 

 

 

 

 


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なぜ戦争はなくならないのか ③

2023年10月15日 | よしなしごと 

平和 ピカソ

 今まで、戦いを①生存のための闘い、②メスを巡るオスの闘い、③自衛のための戦い、④利益を巡る戦いに分けて考察してきたが、意図的に相手を殺すのは④であった。(それとて、必要不可欠というわけではない)また、歴史的に戦争も⑴利益の追求→⑵やらないとやられる→⑶金もうけに変わってきている。話も散らかってきたので、まずは現代の戦争に絞って見ていきたい。

 今、戦争をする意味はあるだろうか。資源は一部の国(人達)が独占しているとはいえ、行き渡っていないわけではない。食料や資源の問題で戦争が起こっているようには見えない(無関係とは言わないけれど)。宗教や民族の対立も口実に利用されているだけだ。アメリカは、軍産複合体で経済が成り立っているともいわれる。つまり、どこかで戦争が起きていないと困るのである。これが、現代の戦争の原因の「一つ」であろう。ウクライナもそう、ある意味ワクチンもそうである。紀元前から行われている「武器商人」商法だ。

 これだけ技術が発達し(ex. インターネット)、石油という資源もあるのだから、諍い(金もうけ)に使うのではなく、「平和共存」に使うべき。そして、我々は物事を冷静に俯瞰的に見なければならない。単純な「敵⇔味方」、「正義」には要注意。

ハマス×イスラエル(10/8)。ハマスのミサイル攻撃の理由がわからない。どうせ倍返し以上にやられることはわかっているだろうに。イスラエルが急襲に気づかなかったというのも胡散臭い。エジプトが3日前に警告していたとも。そして、イスラエルがシリアを攻撃(10/13)。どっかで聞いたことあるような・・・(パールハーバー)。いずれにしても、犠牲者は一般市民である。(イスラエルのビル崩壊。9.11のようにきれいに崩れていった)

 「武器」の「進化」を考えると、人間の怖ろしさと愚かさがよくわかる(「脳の」と言い換えいもいい)。自衛のための武器の保持が認められているアメリカで、加害の事件が絶えない。戦争と全く一緒である。

 「兵士」も通常の状態ではないだろうヒロポン。いつ殺されるかわからず、相手を殺さなければならない。ゴキブリを0にしたいと思う「脳」の働きと無縁ではあるまい。

戦争の原因はエゴイズムです
(2500年前にブッダが答を出している)

 と、まとめてみたのだが、どうも納得がいかない部分がある。これまで、「資本」、「誹謗中傷」「男女差別」のことを見てきたのは、実は「金もうけ」のため、と単純に結論づけられるのだろうか、と思ったからだ。資本主義も含めて、我々は個人ではどうにもならないシステムに絡めとられているのではないか。当ブログでは、今まで「脳のクセ」とごまかしてきたが、「心の闇」も絡んでいるのではないか。いずれにしても、縄文時代や江戸時代の長屋(支配構造下だが)という「答」を持っている日本人がカギとなるような気がする。

どうも今の社会は、①~④がゴッチャになっている気がする(わざと?)。一番ゴッチャになっているのは自分かもしれない。

 

 

 

 


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なぜ戦争はなくならないのか ②

2023年10月10日 | よしなしごと 

戦争 ピカソ

 前回、戦争を次の4つに分けて、①と②について考察した。

 ①生存のための闘い
 ②メスを巡るオスの闘い
 ③自衛のための戦い
 ④利益を巡る戦い

 そして、①と②は生物全般にいえることで、意図的に相手を殺そうとはしていないことを確認した。今回は、人間特有の③と④を取り上げます。

③ 自衛のための戦い
 殴られたら避ける、殴り返す。泥棒が入ったら撃退する。これも当たり前なのだが、殴られそうな時どうするか、ということだ。普通は、そうなる前に本人達が歩み寄ったり、周りが動く(つまり外交)。あくまでも、先に殴った方が悪いんだけどね。ただし、殺していいわけではない。正当防衛とは、身を護る際に誤って相手を殺してしまった場合をいう。③も殺すことは意図していない。

太平洋戦争は「自衛」のため、と言う人もいる。でも、その前に中国を侵略してますからな。ウクライナも、プーチンにしてみれば自衛。2014年からのウクライナ東部でのゴタコダ、その後のミンスク合意の反故を見れば、NATO=アメリカの支配圏拡大に対する「自衛」と見れなくもない。かように、「自衛」も難しい。ロシアの行為に文句を言うなら、先制攻撃を認める専守防衛は成り立たないだろう。相手を挑発して先に手を出させるアメリカ方式もあるでよ~。(日本とロシアは嵌められた)

④ 利益を巡る戦い
 食料や資源を巡る争い。土地や水を巡る争いは古くからあっただろう。国家が形成されるとエスカレートし、自分達が土地、財産、奴隷を独占するようになる。最初は生活に困って、ということからだろうが(中国の北方民族やヴァイキング)、やがて、「もっともっと」となってしまったのではないか。これは、島国よりも大陸の方が凄まじかった。そもそも、足りないから他人の物を盗む、というのは成り立たない。分けるか、自分の所で何とかするしかない。
 歴史的には、ヨーロッパが世界を侵略(コロンブス以降)してから植民地争奪戦、帝国主義、二つの大戦を経て、現在の状況となる。植民地争奪戦あたりから少し様子が変わったような気がする。分捕らないと負けてしまう。つまり、資本主義の罠。それは帝国主義で顕著になる。現代はもろに「金もうけ」のために戦争が作り出されている(このことについては次回)。我々先進国の豊かな生活のために、発展途上国の人達が命を落としているかもしれない、という視点も必要である。

あたかも戦争が当たり前のことのように見せるために「歴史」や「国家」を持ち出されたような気がする。我々が一般に「歴史」と言った場合、それは多くは政治史を指し、悪く言えば戦争の歴史である。(答は縄文)

つづく…

こんなことを書き始めたら、いきなりハマスがイスラエルをミサイル攻撃。復讐の連鎖はなくならないのだろうか。(答は原爆)

 

 

 

 

 

 


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なぜ戦争はなくならないのか ①

2023年10月05日 | よしなしごと 

カブトムシ謎の大集結

 誰もが戦争反対なのに、なぜ戦争はなくならないのか。もしかしたら我々は、何となく戦争はしかたないと思っているのではないか。それは、いろいろな「戦い」がゴッチャになっているためだと思われる。そこで、次の4つに整理してみます。

 ①生存のための闘い
 ②メスを巡るオスの闘い
 ③自衛のための戦い
 ④利益を巡る戦い

 今回は①と②を取り上げます。

① 生存のための闘い
 生物を含め、人間が生きることそのものが「戦い」であると言われる。確かに、一瞬一瞬戦っているのかもしれない(生命の維持)。今のような物質文明下ではわかりにくいが、山で一人で生きろと言われたら、まさに戦わなければならない(自然と外敵と)。さらに、よく「自分に負けるな」とも言われる(本当はこれが大事)。自然界は、本来「食うか食われるか」なんだろうけれど、同種は意図的には殺さない(例外あり。ライオン、チンパンジー)。特に人間は社会を作って生存しているんだから、助け合ったり共存しないと(実は生物もしてる)

生物の世界では、生存競争とか自然淘汰と言われるが、これがまた難しいんだよね。生きるために他の生物を殺して食べる。このことの説明がつかない。(ということは「摂理」)アイヌに学ばんと。

② メスを巡るオスの闘い
 これは、あまり説明はいらないだろう(「戦争論」も見てね)。メスは優秀な精子が欲しいため、オス同士を争わせる。人間社会では、昔は祭、今はスポーツ。実は、今は犯罪は減っている。若い男のいなかった戦中並み(「草食系男子」を見てね)。血の気が多い若い男が犯罪を犯す率が高いらしい。オスが争っているのか、メスが争わせているのか、どっち?)

例えば古代ギリシアの戦争。ポリス同士の戦争が絶えなかったが、勝っても領地が増えたわけではない。ということは、「名誉」のために戦っていたということか(深読みすれば、それをさせたのはメスということになる)。オリンピックの時は戦争をやめていた古代ギリシア。だったら戦争なんかしなきゃいいのにね。と、現代の我々に言ってみる。

 こうして見てみると、①と②だけでもそう単純ではないことがわかる。①と②は生物全般に当てはまることなので、これを「闘い」と表記してみたい(生物の③は①に含めます)ここでは、意図的に相手を殺そうとはしていないという点を確認しておく。

つづく…

3回に渡ってお贈りします。しかし、ブログは連作に向いてないね。特にスマートフォンで見た場合。今、過去がどんどん上書きされる感じがあるのと関係があるのかも。

 

 

 

 

 


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やれやれ

2023年09月30日 | よしなしごと 

ブリキの太鼓

 とは、村上春樹作品における独白。
 現実から少し距離を置いたスマートな主人公がつぶやく。

 が、よく考えてみると、これは女性が常に思っていることなのではないだろうか。(決して口には出さないが)
 女は男に対して、いつもこういうスタンスを取っている。

「やれやれ」で思い出すのが、「ブリキの太鼓」の冒頭。荒れ野に座って芋を焼いていたおばさんが逃げてきた男をスカートの中に匿い、男はスカートの中でわいせつ行為をいたす。その後産まれた娘が主人公の少年?の母なのだが、男がスカートから出て行った後と、その後のことを思うと、「やれやれ」だよね。(画像)

 小学校の同級生の女の子。
 男の子のイタズラに「やれやれ」。

 数年後、その男の子とわいせつ行為をしても「やれやれ」。
 そもそも、セックス自体が「やれやれ」だろう。

 で、ちゃんと男を見ている。
 男の子がんばりなさい、と。

 小学校から退職まで見ていてくれた子もいる。
 すごいよね。

 たぶん、この方がうまくいく。
 かないません。

 ツンデレは文化です。
 ちゃんと虫もやっている。

 男女の文化は、虫や動物と同じだ。
 男はケンカし、女は見定める。

 女は普遍である。
 源氏物語を見よ。

源氏物語を読むと、つくづく女は普遍だなぁと思う。男は「オレのはデカい」と個性をアピールしんといかん。源氏物語は、男の行為をあれこれ思う女の物語である。
漱石でいえば、美禰子も美千代(覚悟!)も御米もそう。特に御米は、目立たない分女の強さを感じる。4人の子供と旦那を毎朝見送る同級生がいる。これが「門」のイメージ。
今回は、同級生お二人に登場願いました。


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男なんてシャボン玉

2023年09月25日 | 男と女のお話 

シャボン玉

 なかなか男女平等が実現しないのは、女の男への攻撃から始まっているからじゃないかなぁ。
 そうすると、男は反発してしまう。

 始まりは「男尊女卑」じゃなくて「女尊男卑」なんだけどね。
 常に女性は太陽であった。

と、書き始めたら、同じことを「偽りの男女平等」で書いてたよ。繰り返しになります。

 プライドばかり高くて、弱くて役に立たない男をどうするか。
 (それどころかケンカをしたり、戦争までする)

 究極は「アリ・ハチ社会」でしょうな。
 基本的に女で社会を動かし、男は種付けのみ。

実際に中国の少数民族で行われている。それは極端としても、男の数を減らすことはできんもんかね。

 もう一つはやっぱり、女の「弱いフリ」作戦しかないんでしょうな。
 今までやってたように、男を立てる。

 立てた結果が「男尊女卑」という勘違いなんだろうけれど。
 それは、資本主義に悪用されてしまった。

 女性までも「資本」の原理に取り込まれようとしている。
 本来は真逆なのに。

出産・子育てと仕事の両立は不可能。ちゃんとやるなら手厚い保護を。無理なんだったら、出産・子育てを上位に、仕事を下位に見る社会にしないと

 つまり、今の社会は間違い。
 おかしな方向に行っているのは「男性原理」で動いているから。

財産の独占、金もうけ、効率、競争、戦争・・・。男がやらされていたことを女もやらされようとしている。

 男はコンプレックスを持っているから、さあ大変。
 コンプレックスの原因は、子を産めない=誰の子かわからない、セックスの長さ、強さ、肝の座り方・・・。

男は甘えん坊。甘え方が下手になっているから面倒なんかも。

 な~んてサラッと書いているけれど、コトは簡単じゃない。
 国家、仕事、戦争という悪しき男性原理が、1000年は続いているからね。

まだ続きます・・・。

何でしつこく「男と女のお話」を書いているかというと、こんなにも男女が「わいせつ行為」をしていない状況でいいのだろうか、と思うから。誤解を怖れながら言うと、同性愛や薄着が大きい顔をしていて、びくびくしながら何かすると「わいせつ行為」と非難される社会が「健全」なのだろうか。我々はどうやって産まれてきたんだろうね。(LGBTやDJさんの問題もわかってるつもりです)
一夫一妻はある意味「修行」ですな。そう考えると理解できなくもない。隠居すると、自分が何にも役に立たないことがよくわかる。


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差別

2023年09月20日 | よしなしごと 

君たちはどう生きるか

 差別がなくならない。
 これだけ啓蒙しているのに。

 なぜならば、差別とはある対象に対して自分の不満をぶつけているだけで、その対象には意味がないからである。
 対症療法も大事だけれど、元を断たなきゃダメ

 差別事象をいくら問題とし、改善しようとしても、差別は形を変えて現れる。
 だから、差別する側の「不満」を取り除かなければならない。

差別の解消に意味がないと言っているのではない。例えば、男女差別。解消しなければならない現実の問題は多い。でも、戦略的にはどうなんだろ。言われた方は、ウッセってなってしまうんだよね。(次回ね)

 前回の記事でも書いたが、「差別」=「いじめ」=「誹謗中傷」は、自分のコンプレックスの裏返し。
 自分の調子が悪い時に「何か」に当たってしまう。

 対象は何でもいいのだ。
 その時々で変わる。

 他人を攻撃する時は、自分の嫌な部分を攻撃している場合が多い。
 ということは、自分のよくない部分をわかっているということ。

 本来は自分を改善しなければならないのだが、面倒だから自分を変えずに、「他」を攻撃してしまう。
 優越感に浸っていたり、劣等感に苛まされている時。(両方ともcomplex)

 人は、自分の悪事はわかっている。
 誰も見ていなくとも、自分は騙せない。

 人を傷つけることを言ったりやったりすれば、自分が嫌になる。
 自分も傷つけているのだ。

 足を踏んだ者は覚えていないが、踏んづけられた者はいつまでも覚えているといわれる。
 が、踏んだ者も覚えているのである。

 ところで、「君たちはどう生きるか」見て来ました、恥ずかしながら。
 高齢者多かった。(割引知らんかったよ)

ネタバレすると、アオサギは主人公の分身。全て主人公の夢。慣れない義母の実家に疎開してきた、不安な彼の見た夢です。だから、出てくるモノは全て彼。(神話的要素を加味すれば内田樹くん)「街とその不確かな壁」に通じるところもある。まあ、大叔父はまさにオラだね。ブログなん書いてねぇで、農業でもしなせ、と。婆ちゃん達が新潟弁なんで笑ったよ。

 「悩む」ということは、正解を知っているということだ。
 コペルくんや真人くんが言いたかったことはこのこと。

僕たちは正解を知っている

養老先生は、差別と社会は無関係ではないとおっしゃる(うろ覚えですが)。橋本治先生は、「メンドクサイ話をすれば、存在するものを知らないでいるということが“差別”というものの根源なのだが、メンドクサイからやめる」とおっしゃる。(ムズカシイ)
「福田村事件」が話題になっているけれど、コロナで起こったことと何が違うんだ?


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誹謗中傷

2023年09月15日 | よしなしごと 

陽口

 誹謗中傷はよくないと、誹謗中傷している。
 イジメが起こると、何をしているんだとイジメられる。

 世の中の悪徳は、自分の中の闇の部分を見つめれば、大概は自分も犯していることだとわかる。
 他人の非を感情的に攻撃している時は、自分も同じことをしている。

 誹謗中傷=差別=いじめ。
 それらは、自分が弱っている時に起こしてしまう。

 今は格差社会だから、弱っている人達は多い。
 わざとそういう社会にしているようにしか見えないが。

 以前、「イイモンぶりっ子」という記事を書いた。
 あることを「正義」として他を排除する、それが怖いのである。

 コロナ下において、Google、YouTube、Twitter等は反ワクなるものを排除した。
 それに対して、少なくとも日本では大きな問題とならなかった。

 このことが怖いのである。

 我々は自分の調子が悪い時に、「対象」を見つけて攻撃しがちだ。
 それが、いじめ=差別、戦争といった形で現れる。

 少なくとも、誹謗中傷番組であるワイドショーに、誹謗中傷を批判はできないだろう。
 それを見て喜んでいる大勢の善良なる人々・・・。

 日本は、悪く言えば「誹謗中傷」社会。
 「同調圧力」と呼び名は変わるが。

 それじゃあ身も蓋もないので、次回は解決への道を考えてみます。

陰口に対して「陽口(ひなたぐち)」というらしい。当人のいない所でその人のいいことを言うこと。そういえば減ってるかもしんないね。まずは家庭や職場から。


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そんなの関係ねぇ

2023年09月10日 | よしなしごと 

そんなの関係ねぇ

 コロナ禍を経験して、歴史を書き直さなければならないとずっと思っていた。
 しかし、多くの人達はそんなことには興味がないのであ~る。

9.11やコロナを見て、二つの世界大戦、世界恐慌、明治からの日本の動き、遡れば、日本の成り立ちだっておかしい、と思った。「すわ、ライフワーク」かと思ったのだが、どうも気力が続かず、少し書いてもつまんないな、と思っていた。たぶん、自分の中の「多くの人達」が邪魔をしていたのだろう。

 関心がないというよりも、「歴史」なんてフィクションであることを見切っているのだろう。
 そして、フィクションだからこそ、素人も含めた多くの人があーだこーだ口を出せるのだ。(素人をバカにはしていません)

 歴史とは、まさに「無責任な一般論」。

 だから、女は歴史に興味がない。
 人は、もっと身近な具体的なことに興味を抱く。(こっちの方が大事)

女性をバカにしているわけではありません。現に「歴女」も増えている。言いたいのは、こんなフィクションにはつきあっていられないということだ。女はぬいぐるみ感覚。男はフィギュア。前者は「偽物」とわかっていて楽しむ。後者は「偽物」と気づかずに夢中になる。文学、哲学なんかも以下同文。

 そもそも我々は、昨日の自分の行い(歴史)すら正確に記述できない。
 だから、複数の人間の、広範囲の歴史なんて以ての外。

 歴史を否定するわけではない。
 大きな流れはあるだろう。

 そして、原因と結果を知り、過去の過ちを後世に活かすことは大事である。
 しか~し、全く活かされていないのであ~る。

 なぜならば、「歴史」が捏造され悪用されているから。
 歴史は「虚構」かもしれないけれど、ある人達が自分達に有利になるように作っているとしたら・・・。

 もう少し戦いますよ。

人間は忘れる。だから、戦争を知っている世代がいなくなることを危惧している。津波もそう。コロナだって危うい。
小島よしおは、コロナ下に「おっぱっぴー小学校」を開校し、YouTubeで授業動画を配信していた。だから、子供達には大人気。

 


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「資本」という怪物

2023年09月05日 | よしなしごと 

資本主義

世界を怪物が歩き回っている
資本主義という怪物が

 カウンターで隣の親父が「岸田コノヤロー」と言って、コップでゴキブリを潰している。
 
バーでは政治と野球の話はご法度らしいが、今年は、とりあえずWBCの話でもしとけばよかったのではなかろうか。

 しかし、その人々が常日頃「国家」を意識しているかと思えば、そうでもない。
 これからすること、食べることを考え、今ならスマートフォンで時間を潰しているという感じか。

 それが本来の姿なのだ。
 人間はせいぜい150人の集団しか具体的に接することができないのだから

 それがどうして、1億や数十億の「国家」や「世界」を想定できるようになったのだろう。
 それは、人間が「国家」という「虚構」を信じる力を持っているから。

 「サピエンス全史」のユヴァル・ノア・ハラリ氏は言う。
 人間は「虚構」を信じる力で、地球上にはびこったのだと。

 「サピエンス全史」自体はつまらない本だが、この部分はその通りだろう。
 歴史、物語、神話、宗教、・・・といった「虚構」を用いて、人々に「国家」という幻想を信じさせ、と同時に強大な権力を持った「支配者」までも作り出した。

とまあ説明しても、納得できているわけではない。自分も「虚構」に騙されている。「政治」の「虚構」はすぐ信じるのに、「経済」の「虚構」を見抜けないのが不思議だ。

 18世紀末のフランス革命は、人々が「自由・平等」を勝ち取ったと思われているが、それは表向きのこと。
 実際は、「資本」=ブルジョアジー(超大金持ち)が、「国王」からの「自由」を勝ち取ったのである。

 と同時に「国家」が作られる。
 いわゆる「国民国家」である。

 これによって「国民」という意識が作られ、国同士が経済的に競争させられ、政治的に戦争させられるようになる。
 線を引くことによって、領土問題や民族紛争が起こる。

 だから、我々が「国家」を意識する時は、常に対立している時なのだ。
 オリンピック然り、戦争然り、経済然り・・・。

 今、我々が当たり前だと思っている「国家」はこのように作られ、現在も対立させられ、煽られるばかりだ。

 会ったこともないアイドルを好きになったり、スポーツの勝敗に一喜一憂する。
 
これも「虚構」を信じる力の作用であり、結果的に人々の不満を紛らす。

 一方で、「資本」の存在はひた隠しにされる。
 というよりも、姿を見せているのに人々は気づきもしない。

 元々「国家」と相容れない「資本」が「国家」を利用して人々を支配する。
 おかしな話だが、これが実態である。

 「国家」の政治は遠いが故に、あれこれ言いやすい。
 身近な金銭に対してはうるさいのに、巨大な「資本」に関しては無関心。

 支配するのは簡単。
 経済を悪化させ、格差を作ればいい。
 そして、対外的な危機を煽る。
 で、いっちょ上がり。

 これらに対抗するには、昔からの村落共同体の復活。
 あるいは、高度経済成長期の「一億総中流」。(高度経済成長はもうないけど) 
 キーは、村落共同体と一億総中流を知っている我々の世代。

 さて、どうしますかの。

当ブログでは、「脳のクセ」とごまかしてきたが、いざ正面からぶつかってみると、なかなか手強い。表現するのが難しい。
資本主義とは、効率化独り占めというエゴの最たるものを追求する。つまり脳の欲することである。
この競争原理に対抗するのは「共有=3P」だと思うのだが。


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プリコジンと汚染水

2023年08月31日 | よしなしごと 

汚染水

 福島第一の汚染水の放出は、様々な問題を提示している。

 まずは、原発そのものの問題
 事故の危険性と、放射性廃棄物の処理問題だ。
 このことは、福島第一で現実のものとなってしまったが、事故後十数年経っても解決方法はない。
 この危険性をわかっていながら原発をあれだけ作ったのだから、当然の報いである。

 では、どうするのか。
 汚染水はいずれ海に放出と、多くの人は思っていたのではないか。
 代案がない。(コストの問題を含めて)
 この10年間、誰も何も考えていなかったということだ。
 これが、今回の件の本質である。
 ここまで来たら、地球の自然治癒力に頼るしかない。

日本お得意の「先送り」。根本的な解決をせずに行き当たりばったり。自分も。

 原発再稼働も含めて、今後のエネルギー政策をどうするのか。
 当ブログでは、あるものは動かして、経済を回して廃炉計画をしっかり立てるべきと考える。
 今の物質文明が成り立つのかどうかも含め、数百年を見据えたエネルギー政策を構築しなければならない。

 そもそも、何で関西の原発は動いているんだ?
 
だいたい、東電だけを悪者にしすぎている。(わざとだけど)
 ことが起これば、全電力会社で賠償を均等に分担でしょう。
 これは、公共交通機関なども同じ。
 電気・ガス・水道などを民間に任せていいのだろうか。

 汚染水の放出と同時に中国人観光客解禁。
 そういうことですよ。( + 中国を利用して反発を抑えてる?)


 プリコジン氏が亡くなったらしい。
 いつかこうなると思ってた。

ワグネルなる民間軍事会社が、我々には馴染みがないが、そもそも軍隊は傭兵で成り立っていた歴史の方が長いだろう。

 メディアはあれこれ詮索している。
 では、日本で起こった「7.8事件」はどうなのだろう。

岸田くん「捨て駒」だね。嫌なことをさせられている。これも、7.8と無関係ではないだろう。次は原発再稼働、パンデミック条約?(後者は実質的な憲法改正)
原発の問題は、ワクチンの問題と重なる部分がある。ビッグモーターの件だって、コロナ=ワクチンの利権と何が違うの?


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皆と同じことをする

2023年08月26日 | よしなしごと 

稲刈り

 皆と同じことをするのは「正解」である。
 特に、ここ日本では。

 時には間違いを犯すこともある。
 先の大戦のように。

 その時は修正すればいいのである。
 人々の間違いも天災扱いされるのかもしれない。

しょうがない=古の知恵

 このことを、今回のコロナ禍で学んだ。
 ディズニーランドに行けない者として。

 けれども、コロナはちょっと違うような気もする。
 それは「作られた」ものだから。


 本来の「皆と同じことをする」は、農村の知恵だったと思われる。
 農耕は、皆で同じことをしないと成り立たない。

 それが、都市にも持ち込まれた。
 江戸時代以前から。

 しかし、特にメディアが発達してからの、「皆と同じ」は違うような気もする。
 新聞、ラジオ、テレビ、インターネットで、いくらでも「意図的」に作ることができる。


 集団で「皆と同じことをする」と、リーダーが現れる。
 想定は、100人くらいの農村。

 昔の「祭」をイメージするといいだろう。
 祭にはヒーローが付き物で、音楽やスポーツ(神輿や喧嘩)も欠かせない。

 それが、1億どころか数十億まで応用されている。
 ハラリくんの言った「想像力」。

 本来、人が現実の関係を築けるのは150人なんだと。
 それをダンバー指数というらしい。

 が、人は「虚構」を信じるため、今でいう市町村、国、世界まで統治する組織、統率者が出現した。
 それには、宗教や歴史が大いに利用されただろう。

 そして、「皆と同じことをする」=「同調圧力」も。
 確かに、「皆と同じことをする」のは大事なことだけど、今の世の中のように、「意図的」に動かされるのはおかしい。

 コロナ、戦争、経済、・・・。
 全部ウソ。

 じゃあ、どうするのか。
 当ブログの答は、いつも「麒麟の里」。

 日本の昔からの「村落共同体」である。
 そこに戻ることは難しいけれど、一つの「理想郷」として抱いていてもいいのではないか。

ハラリくんの間違いは、サピエンス=勝ち組、ヨーロッパ人=勝ち組としているとこ。(地球上のはびこり方から)
それにしても、「国家」、「歴史」、「宗教」、「お金」、「芸能」、「スポーツ」、「健康」…といった幻想は、いつなくなるんだろうね。少なくとも、今回のコロナで気づいた人は多いと思うんだけど。

 

 

 


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フワフワ

2023年08月20日 | よしなしごと 

かき氷

 ずっと感じていた、今の「世の中」に対する違和感。
 特にコロナ以降の、地に足がつかない「フワフワ」した感じ。

 なかなかうまく伝えられなかったが、それを上手に言い表しているブログがありました。
 以下、引用させていただきます。

~色々な分野で揉み消しや捏造、おかしなプロパガンダが、最近は特に堂々と繰り広げられているように感じているからです
もはや隠すとか、のらりくらりかわす、とかではなく、ワクチンにしろなんにしろ、どれだけおかしいことが起きている、と多くの人が訴えても無視、もう堂々と、ことが強引にすすめられる風潮があるように思います
さむらい小平次のしっくりこない話 「日航機墜落事故から38年」)

 9.11の前は、まだ掌の上に乗っかっていたような気がする。
 そこからはみ出したのが9.11であり、コロナに至ってはもうどうにもならなくなっている。

 何がしたいのだろう。
 まるで、早く気づいてくれと言わんばかり。

 早く政権を崩壊させたい?
 早く経済をメチャメチャにしたい?

 ずっと前から、人々の内面をおかしくする気持ち悪いゲームやTVの表現。
 おかしな事件を取り上げたり、ある勢力を優遇したり貶めたり。

 まともな世の中になるわけがない。
 明らかに悪意を感じる。

 我々は、この「揺さぶり」に引っかからないようにしなければならない。

昨晩、カネタタキが洗面所に迷い込んだので、外に逃がしてやった。しばらくすると、リ、リ、リ、リ…と鳴き声が。暑くて雨が降らないけど、秋は近づいている。

 


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