かはたれのジエン

イタチの最後っ屁 ・・・なので、コメントにも屁を垂れるしかできませぬ

オリンピックを寝転びながら

2024年08月07日 | よしなしごと 

ネリー・キム

 オリンピックについて書くつもりはなかったんだけれど。
 しかも前回に引き続き。
 それだけやはり、幼少の頃からの洗脳は根強いんだろう。
 が、少し離れて見ると、オリンピックからいろいろなものが見えてくる。

 まずは、現時点のメダル獲得数。
 米、中、豪、仏、英、韓、日、伊、蘭、独、加(8/7、金メダル順)
 見事にG7が上位を占めている。
 結局は、欧米列強のお遊びなのだ。

スポーツは、経済的な余裕がないとできない。ギリギリの生活で、スポーツはやってられない。

 オリンピック憲章に、こう記されている。
 『個人種目または団体種目は選手間の競争であり、国家間の競争ではない』
 が、結局は国家間の競争と化し、「日の丸を背負って」という表現をしばしば耳にする。

オリンピックを国家のプロパガンダにしたのはナチスドイツだと言われているが、その前からもそうだったろうし、その「精神」は今も継承されている。まあ、小さなヨーロッパの国々の争いだったのだろう。F1なんかも。

 ロシアは不参加。
 が、イスラエルはOK。
 モスクワとロス五輪のボイコット合戦もあった。
 政治的に利用するのはやめましょう、てんじゃなかったんかね。

 では、新たに国籍を取得した選手はどうなんだろう。
 国籍取得の難しい日本において、スポーツ選手は容易に国籍を取得できる。
 欧米列強は、かつての植民地の人や移民を自国の選手にしている(まさに植民地支配)

そもそも、「外国人」とは?こうなってくるとなかなか難しい。WBCなんかを見ても、日本は外国人に寛容なようだけど、長いお付き合いをするとなるとどうなんだろうね~。

 性別の問題もあった。
 今回は両性具有の問題だと思うのだが、なかなか難しい。
 LGBTのように「趣味」の問題ではない。

 相変わらず、ヒーローを「作り出し」ますな。
 409人の選手が参加してるんだけどね。
 4年に一度てのが、ストーリーにしやすい。
 身近じゃないからカリスマ化しやすいんだろうし、あーだこーだ言いやすい(政治も同じ)

 商業主義は言うまでもなく。
 もう当たり前すぎて、エッて思わなくなった。

 国同士の対立なんだったら、いっそのこと戦争はスポーツで決着をつけたら。
 ボクシングでもレスリングでもいいし、パンクラチオンなんてのもある。
 綱引きでもいい。
 何回か繰り返すうちに、仲良くなったりして。

 国土、人口、産業規模の違う国同士の競争はおかしいというのがよくわかる。
 戦争しかり、資本主義しかり、オリンピックしかり。
 フェンシングの試合に、バズーカ砲を持ってくるのが核保有国。

甲子園もそう。各県はそれぞれ違う。そして県外選手。商業主義。全く同じだね。

 日本は団体向きだね。
 つくづくそう思った。
 個人として育てられていないからね。
 それでいいんだと思う。

バレー男子を見てると、一発でトドメを差さないないんだよね。敵に一度チャンスを与えてやる、て感じ。それが日本。でも、強くなったね。うまかった。

 金メダルを取れずに、この3年間が無駄になった、というようなことを言った選手もいた。
 無駄にはなっていませんよ。
 メダルを取った、取らないは関係ない。
 むしろ、取れなかった方が人間的に大きくなれるでしょう。

画像はネリー・キム。好きだったんで。
和んだのは、不適切な行為で追放となったパラグアイ選手。コンドームが配られる選手村で、何やったんだ。
バイデン撤退、ハマス指導者殺害、株価暴落・・・。記事が全く追いつきません。ベネズエラやバングラデシュを見ると、アメリカの「やり方」がよくわかる。そういえば、習近平くん、全く見てない。
イスラエルを呼ばない長崎市は立派。市長は、本当はロシアなど戦争当事国を呼びたいと言っている。おっしゃる通りです。

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待ちに待った舞台

2024年07月29日 | よしなしごと 

パリオリンピック

 いつの間にか、オリンピックが始まっていた。
 まあ、それだけ興味がなくなっているということだ。

 コロナ以来、芸能スポーツは興行としか見れなくなった。
 ウクライナ以降、西側のこういったものに疑問を感じるようになれた。

興行とは、「金もうけ」ということだが、選手ではなく、主催者やその取り巻き(マスコミ等)が儲けているということ。以下、選手には何ら文句はありませんので、あしからず。

 まず、選手は競技に専念できる。
 生業や学業をおろそかにして。

 これについては、選手はそれよりもつらいことを耐えているという反論もあろうが、シンプルに考えてみる。
 世の中に役に立つ「仕事」をしていない。

 社会に余裕がないとできない。
 特に、女子スポーツはそうだろう。

 ある競技で、アメリカとカナダの選手が表彰台に立った。
 金メダルのアメリカ選手は、国歌を口ずさんでいた。

 アメリカは、そもそも「国」なのか。
 壮大な実験場だと思っている。(アメリカについて書きたかったのだが、いろいろなことが起きすぎていて追いつかない)

 カナダ(だけじゃないけれど)は植民地国家。
 いつになったら、ヨーロッパ人は植民地支配を反省するんだろう。

 凱旋門はウソ。
 ローマのやつをナポレオンが真似ただけ。

 ロシアは排除されている。
 その兆候は、ウクライナ直前の北京オリンピックのドーピング問題から始まっていると思う。

 見方を変えてみるとおもしろい。
 そもそも、「敵」「味方」って何なんだろう。

 応援している方に勝ってもらいたい、負けると悔しい(自分の生活に何も関係ないのに)
 演技そのものを称賛する時代は来るのか。

 エッフェル塔には五輪マークは似合わない。
 あえてやってるような。

 心なしか、取り上げ方がいつもより小さいような。
 それでいいんだけど。

 ま、タバコ以下ですから。

大舞台でのパフォーマンスは大事だろう。特に、男はそれを試されている(度胸がないから)。祭もそれ。セックスと関係あるとみている。ちなみに、おいらはダメです。
言い間違い。朝鮮半島は統一されるということですか。

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都知事選とトランプ

2024年07月19日 | よしなしごと 

都知事選

 都知事選については書くつもりなかったんだけど、あまりにもひどかったんで。

 まずは石丸くん。
 あの人に165万票!
 SNSを駆使、石丸構文・・・。
 いろいろ言われているけれど、バックに大スポンサー、選挙の神様、インフルエンサー、そして電通がついた(準備万端)
 蓮舫潰しで出ただけでしょ。
 選挙後の特番でのやり取りを見なくとも、あの人に「投票」というのがわからない。
 会ったこともない人に、第一印象で悪いんだけど。
 一応、今回記事にするために何人かの男女に確認した。
 そしたら、いずれも同じ見方(ここでは書けません)
 その人が165万票!
 この数が本当ならば、「無党派層」とやらには期待できない。

見た目での判断はよくないけど、この人は外見によく表れている。そんなに面倒じゃないんだけどなー。会議中に居眠りもできない世の中を、皆さん欲してます?

 次に、選挙そのものについて。
 56人立候補はないでしょ。
 ヌードポスターやストリップ政見放送は目くらまし。
 小池くん、直前に買収(低所得者に1万円の商品券)
 記者会見で選挙運動について答える(いいの?)
 NHKニュースで取り上げるのは4人のみ。

以前は全員写してたと思うのだが。それが無理だったら顔は写さず、名前は言わず。4人のみ取り上げるのはいいのか?

 投票日の「アッコにおまかせ」でひらがなはダメ、と捉えられるような言い方をしたらしい(訂正したけど、蓮舫不利)

 結局、立憲+共産は怖いんでしょ。
 小池くんは74万票減らしている。


 そしてトランプ。

 トランプは穏やかになった。
 銃撃により、演説内容を変えた。
 分断から団結へ。
 アメリカは、少しはマシになるかも。

暗殺をなくすためには、我々が屈しなければいい。だけど難しい。どうしても勢力が弱まってしまう。一人の英雄を作らない、というのも大事。

 バイデン撤退?
 この4年間何してたんだ。


 トランプと蓮舫の共通点。

 どちらも、邪魔したい人がいる(好き嫌いは別として)
 たぶん、イデオロギー的に共通している人達ではない。
 けれども、二人を落としたい人達はいる。
 それは、コロナを広めたやり方と同じだと思う。

もしも東京都民だったら、小池氏に投票はしなかっただろうけど、石丸氏は絶対にあり得ない。なぜなら、小池氏は「悪いですよ」と顔に書いてある。石丸氏は大きな力が動いているのに、涼しい顔を引きつらせている。こういったやり方は嫌いです。

 

 

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ウクライナはどうなる

2024年07月11日 | よしなしごと 

国民の僕

 ウクライナへの侵攻が始まって、2年と4ヶ月。
 その間、何人の人が亡くなり、ウクライナはどれほど被害を受けたのだろう。

 侵攻の2か月後には停戦が準備されていたという話も。
 この頃から今に至るまで、状況はあまり変わっていないと思う。

 ロシアは、クリミア半島まで領土をつなげて予定通り。
 ウクライナが勝つと思っている人は、何を根拠にそう思っているのだろう。

 西側のハイテク兵器があれば、勝てるとでも思っているのか。
 正義が勝ってほしい、と思っているのだろう。

 しかし、戦争は感情よりも現実である。
 侵攻までの経緯をみると、アメリカがロシアを追い詰めた、という見方もできる。

核を持っていない国は、核保有国には勝てない。日本もそう。中国、ロシア、アメリカには勝てない。核だけではなく、産業、国土(農業、資源)、人口。太平洋戦争も絶対に勝てなかった。戦術とか兵器の問題ではない。

 だから、戦争にならないように外交努力。
 ことに及んだら、引き際が肝心。

 どう見ても、長引かせているようにしか見えない。
 「もっと援助を」というゼレンスキーマネーは、結局アメリカの軍需産業、つまりアメリカの経済を潤しているとも言われている。

 2014年のマイダン革命から始まっている。
 だけど、トランプの時は起きなかった。

 トランプの登場とコロナ、退場とウクライナ、そして7.8事件。
 全てつながっていると思う。

 ゼレンスキーは、直前のテレビ番組で大統領を演じたコメディアンだ。
 芸人が大統領になんて、と言っているのではなく、政治は所詮「演技」だとバラしているようなもん。

 ふざけている。
 これを思いついた人は、今頃笑いが止まらないのだろう(後で罪深さに恐れおののくと思うが)

 大体、準備がよすぎる。
 キエフがキーウに、難民受け入れ。

 初期のウクライナの映像がきれいすぎ。
 偽情報、飛び交いすぎ。

原発への砲撃、ノルドストリーム、ダムの破壊、ポーランドへのミサイル攻撃・・・。ウクライナ=正義と捉える人達は、これらのことをどう思っているのだろう。アメリカとイスラエル、ロシアとの戦い方の違いをどう考えるのだろう。

 こんなことで殺される方はたまったもんじゃない。
 本当に、国民が戦争したくてしてるのか。

 誰かの筋書きだとしたら・・・。
 それは絶対に許せない。

マカロン、何で下院解散したんだ?EUの選挙で負けているのに。普通だったらあり得ないわけで、メディアでは「賭け」と言っていたが、う~ん。ウクライナに強気で行けと言われたけど、嫌だから負ける、てこと?
都知事選。小池は終わった。パヨクも終わった。
石丸方式で政治は終わった。候補者乱立で選挙は終わった。
岸田くん、NATOの会議に。明らかに憲法違反ですな。

 

 

 

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イスラエルはどうなる

2024年07月04日 | よしなしごと 

イスラエル情勢

 昨年の10月7日にハマスがイスラエルを攻撃した。
 その時思ったこと、「何で?」

 だって、何倍にもなって仕返しされることはわかっていることだ。
 で、実際にそうなった。

 動きとしては、ロシアのウクライナ侵攻に近いのかもしれない。
 でも、やり方はアメリカ的(一方的にガザを占領。ロシアは一応選挙)

 ロシアがああやってウクライナを侵攻するなら、こっちもガザを奪ってやる。
 が、その後の動きを見ると、もっとも大きなことが関わってきそう。

 イエメン、ヒズボラ、イランが関わり、スエズ運河まで関係してくる。
 実際、イスラエルはイランに攻撃された。

イランの大統領が亡くなった。イランは早めに、事故と発表。挑発に乗らないイラン。この辺りはロシアに近い。

 ハマスが攻撃すれば、イスラエルが潰しに来る。
 が、イスラエルが調子に乗れば、イスラエルが潰される。

 世界で嫌われ始めたユダヤ人。
 アメリカは、改めてユダヤ人擁護。

 こんなことをやってると、イスラエル建国、ホロコーストまで疑われてくる。
 そんなことくらいわかってるだろうに。

 この動きが、コロナ、ウクライナとそっくり。
 今やっていることが大きくなり、過去の悪行まで晒される。

 だから、わからないのである。
 一体何がしたいのか。

ハマスの最初の攻撃とされるイスラエルのビルの倒れ方が、9.11のビルの倒れ方と同じようだった。その後映像を捜しても見つからなかった。第一、モサドがわからなかったわけがない。

広告反対!


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グローバリズムと「自由」

2024年06月27日 | よしなしごと 

グローバリスト

 前回前々回の記事で、今起こっている動きをシンプルに考えてみた。
 できるだけ要らない部分を削ぎ落して。

 そうすると、「経済の自由」を巡る対立ではないかということに辿り着いた。
 今回は、その「自由」は誰のためなのか、について考えてみたい。

 欧米の「グローバリズム」は「資本家」にとっては理想的なFREEの状態であり、中露の「権威主義」は束縛以外の何物でもない。
 このような見方に抵抗があるかもしれないが、ひとまず余計なもの(善い悪いとか、好き嫌いとか)を剥ぎ取って、そう考えてみましょということだ。

 欧米のグローバリズムは、自由に活動する「資本家」群が余りにも巨大になり過ぎ、どうにもならなくなっているように見える。
 一方、中国・ロシアは、その「資本家」群の動きを制御しようといているために、「権威主義」などとと悪く言われるのかもしれない。

この巨大な「資本家」群を、当ブログでは「国際金融資本」と言ってきた。トランプは「ディープステート」と呼び、プーチンは「アメリカを背後で動かすもの」と言った。また、村上春樹が「システム」と名づけたものにも近いだろうし、当ブログでは「脳のクセ」と呼んできた。ちなみに、戦前の日本では「ディープステート」が新聞に載っている。ただ、トランプやプーチンを全面的に信用しているわけではない。

 「資本家」は、中々表に姿を見せない。
 「社長」と勘違いしやすいが、社長ではない。

 「社長」も、所詮「労働者」にすぎない。
 資本家が、株式等で会社の所有権、経営権(株主総会)を持っている。

 簡単にいうと、世の中「資本家」と「労働者」しかいない。
 そして、一握りの「資本家」が世界の富を独占し、巨大な「権力」を握っている。

「資本家」をなくそうというのが、「共産主義」の考え方。だから、今の中国・ロシアを「共産主義」というのは間違い。「共産主義」は「労働者」にとっては理想、「資本家」にとっては悪夢、のはず。だから、潰されるし、「悪」の印象を持たされる。ただ、当ブログでは「共産主義」が実現するとは思っていない。実際に、そこに至る過程でソ連・中国は独裁主義となった。社会の一つの理想像と考えている。(日本国憲法のようなもの)

 欧米の「グローバリズム」は、「自由と民主主義」を掲げているけれど、その「自由」は自分達(資本家)のためであって、民衆(労働者)の自由は二の次であることがわかる。
 欧米は「自由と民主主義」を都合よく用いて(ダブルスタンダード)各地で民衆を弾圧し、戦争を引き起こしているからだ。

 中露(BRICS)も「資本家」を否定しているわけではない(社会主義の中国でさえ!)
 もしかしたら、欧米よりもひどい管理社会を目指しているのかもしれない(これを、人々は一番警戒しているのだろう)

 では、どうすればいいのか。
 現実的な解決方法のヒントになるのが、日本の「護送船団方式」ではなかろうか。

 当時、国が企業を強力に指導し、日本の高度経済成長を支えた。
 人々の「自由」もあった。

コロナを見てわかるように、日本人は個人の自由よりも「同調圧力」を優先する、ということとも関係はあるだろう。

 再び高度経済成長を望むのは無理だろうけれど、我々はその「やり方」を知っている。
 他の文化圏でも、「グローバリズム」に対抗する「やり方」を持っているのだろうが、我々にはわからないように仕向けられている。

 明治維新以来、日本では欧米の価値観が「善」と思わされてきた。
 世界を支配し混乱に陥れている、「ヨーロッパ=キリスト教」的な「やり方」から、そろそろ脱却する時が来たのではないだろうか。

欧米の尻にくっついてる日本はどうなるんだろう。トヨタの動き(されていること)がキーとなるような気がする。

6/23 パンダ 12万km

 

 

 

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よくある質問 FAQ

2024年06月17日 | よしなしごと 

FAQ集

前回の記事のFAQ集です

Q:よく言われている、民主主義(欧米) vs. 権威主義(中露)と何が違うんですか?
A:陰謀論的な部分や、民主主義や共産主義といったイデオロギー的な部分を取っ払って考えてみました。ポイントは「経済の自由」です。できれば、善悪とか敵味方という観点も排除してみて下さい。

Q:言い換えると、グローバリストとナショナリストの対立ということですか?
A:言葉の定義が、特にナショナリストの方は難しいですね。日本では、グローバリストの方が「イイモン」として扱われているようです。ナショナリストは、まずは自分の国を、という立場とでもしてみましょうか。詳しくは後日説明します。

Q:民主主義と権威主義とは何ですか?
A:一言で説明するのは難しいですね。ここでは、民主主義はヨーロッパ的、権威主義はアジア的と言うにとどめます。これは、歴史的にもそうなのですが、単純に人口の多寡、つまり農業生産力の違いだと思われます。

Q:「経済の自由」は当たり前なんじゃないの?おたくらが好きな憲法にも書いてあるでしょ。
A:「自由」というのは無制限ではありません。憲法では「公共の福祉」に反しない限りという制限がつけられています。例えば、かつては大規模店舗は規制されていましたが、現在では規制が緩められています。その「制限」の強弱、範囲の決定が政治であり、今は残念ながら利権となっています。

Q:「人々の自由は二の次」とはどういうことですか?民主主義では「自由」が最も大切にされるのではないですか?
A:権威主義に対して、民主主義の方が「自由」は高いと思われます。しかし、独占資本主義、さらにはグローバル資本主義の現在、「自由」はかなり制限されているような気がします。いくら「自由」を喧伝し、権威主義の国よりはマシだと思わせても。もちろん、権威主義的な自由の弾圧はよくないですが。

Q:欧米の資本主義と中露の資本主義は違うとのことですが、どういう名称が考えられますか?
A:前者は独占資本主義、あるいはグローバル資本主義でしょう。後者は国家資本主義となるかもしれません。しかし、中国とロシアでは国家の介入度が違うでしょうから、異なった名称が必要かもしれません。

Q:権威主義の国々では、なぜ国民は「自由」を我慢しなければならないのですか?
A:資本家はあらゆる手を使って人々の懐に忍び込んでくる、とされているからでしょう。この辺りはいろいろな考え方があると思われますが、今の日本を見ていると、ソフトな洗脳は簡単なんだなと思ってしまいます。

Q:形の上では、資本主義から社会主義を経て共産主義へと向かう動きと同じでは?
A:そうなりますよね。資本主義は「自由」で攻めてくるから、「自由」を制限する。かつて、ソ連はジーパンとハンバーガーという「自由の象徴」に勝てませんでした。でも、たかだかジーパンとハンバーガーなんですけどね。

Q:どうして「戦争」が関係してくるんですか?
A:おっしゃる通り、これが一番問題でしょう。経済や政治は、いくつかのやり方があって、好きなものを選べばいいと思うんですが。その「やり方」の違いで争う必要はありません。一つだけ言っておくと、戦争は儲かります。

Q:日本は権威主義が合っている、てどういうこと?中国・ロシアの味方ということ?
A:日本では、自民党が長期政権を担ってきました。これを、民主主義と呼ぶかどうかは難しいでしょう。他の国から見たら、一党独裁とも見えるわけです(「えっ」と思ってもらうために、わざと過激に書きました)

Q:タイトルは、なぜ「イタチの最後っ屁」だったんですか?
A:今起こっていることは、国際金融資本=グローバリストの「最後っ屁」にしか見えないからです。悪事がバレてしまって後戻りできないという点で、刺した後に命を落とす「ミツバチの一刺し」と言い換えてもいいかもしれません。ちなみに、「イタチの最後っ屁」は本ブログのサブタイトルでもあります。できましたら、これがファイナルアンサーであってくれるといいのですが。

 

 

 

 

 

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イタチの最後っ屁

2024年06月06日 | よしなしごと 

イタチの最後っ屁

 世の中をシンプルに考えてみたら、モヤモヤした感じがなくなった。
 まとめると、こうなる。

   欧米-民主主義
    経済の自由>政治
      vs.
   中露-権威主義
    政治>経済

 ポイントは、経済が「自由」であるかどうかという点。
 人々の「自由」は二の次である。
 そして、基本的に両者とも「資本主義」であることには変わりない。
 (ちと違うんで、新しい用語が必要か)

 欧米は、アメリカ・西欧・日本など先進国、いわゆるG7。
 経済の自由が何よりも優先されるので、経済活動は国家を飛び越えて行われる。
 これを「グローバル経済」という。

 中露は、BRICS。
 経済活動を完全に自由=freeにするのではなく、国家によって制御すべきだとする。
 そのためには、個人の自由はちょっと我慢してね、ということだ。
 イメージとしては、共産主義の前段階の社会主義の一歩手前、て感じか。

再度、おさらい。共産主義は国家が消滅し、土地や財産は皆で共有(実現は難しい)。資本主義から共産主義に移り変わる際に、国家が強力に管理するのが社会主義。多くの人の「共産主義」のイメージはこれだろうし、ソ連・中国はうまくいかずに崩壊・変更した。

 欧米の民主主義は自由なんだけど、実は「資本家」という大金持ちに支配されている独占資本主義
 自分達(資本家)に立てつかなきゃ、自由にさせてやるよ、ということ。
 だけど、「自由」の実態は享楽的・退廃的だし、戦争や貧富の差、疫病までついて回る。

日本なんかはいい例。最近ようやく露わになってきたけれど、実質アメリカの属国である。なのに国民はアメリカに尻尾を振る。欧米の支配のわかりやすい例だ。

 BRICSは、旧勢力=国際金融資本を追い出すまで、国民の自由は我慢してね、て感じ(その日は来るのか?)
 実際、国際金融資本を追い詰めているように見える。
 「資本家」の味方なのか敵なのか、という見方もできる。

 まずコロナ。
 あれだけの大きなウソで世の中を動かしたんだから最後っ屁この後、何も信じられなくなるよ。
 中国も分かれてるね。

 次にウクライナ。
 結果的に、ロシアは孤立していない。
 どころか、逆に追い詰められたのは欧米側だ。

 イスラエル。
 これだけ嫌われているとはね。
 下手したら、イスラエルなくなるんじゃないの。

欧米は、ロシア・イラン・中国を焚きつけて、WWⅢに持っていきたがってるように見える。そうしないと、財政破綻や今までのウソを帳消しにできない。今のところ、ロシア・イランは挑発に乗っていない。

 もう一度整理。
 世界恐慌後の修正資本主義は、資本主義に社会主義の要素を取り入れたともいえる。
 政府がやっぱり邪魔で、飛び越えようとするのが「グローバル経済」。
 逆に、政府の介入を大きくしようとするのが「権威主義」。

 だとすると、後者は日本の「護送船団方式」じゃねーか。
 高度成長期の日本は、世界で最も成功した社会主義国とも言われていた。
 政府が経済をコントロールしながら、国民の「自由」は確保されていた。
 これを「お上主義」と名付け、今後しばらく、この視点で書いていきます。

今起こっている諸々のことを、「経済の自由」を巡る対立として見ると、だいぶすっきりした(それだけじゃないだろうけど)。動きとしては、「グローバル派」(=DS?)が切羽詰まっているように見える。250年続く欧米の支配が終わるなら大歓迎。ようやく日本も、明治以来格闘させられてきた欧米文化から脱却できるのか。そもそも「権威主義」って、日本に合っているんだよね。

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おままごと

2024年05月30日 | よしなしごと 

おままごと

 「女性原理」を「自然」とすると、「人工」である「男性原理」の、何とチャチなことよ。
 今の我々があたふたしていること、このブログでも散々言ってきた「世の中のおかしさ」なんて、何でそんなことでフワついてんの、てことになるんだろうなぁ。

 「女性原理」とは、子を孕み、産むということ。
 いくら「男女平等」という看板を並べても、こればっかりは女にしかできない。
 そして「自然」は、死と生を永遠と繰り返している。
 (本当は人間も含めてなんだけど)周りの動植物達、海や山や川、空や大地の全てが、それこそ自然に、当たり前に営んでいる。
 もう一度言う。
 自分の中に新しい生命が宿り、産まれ落ちる。
 これ以上神秘的で尊いことがあろうか。

 一方、「男性原理」はどうか。
 AI、メタバース、デジタル通貨といった「人工」物。
 国家、資本主義なんていう社会システムもそうだ。
 挙句の果ては戦争、コロナの演出(本当の疫病は「自然」だが)
 統一政府、ベーシックインカム?
 いかにも「頭=脳」の考えそうなことだ。
 「女性原理」から見たら、所詮「おままごと」に過ぎない。

 そろそろ、「自然」に立ち返らないといけないのではないか。
 衣食住。
 大事なのは、食べること、育てること(食べ物も人も)

 基本に返りましょう。

画像はポリティカルコレクト(何じゃ?)に引っかかるでしょう。所詮この程度の認識しか持っていない者が書いております(家事も介護もしないで、のうのうとブログなんて書いているんだからねぇ)。でも、噛みつくんじゃなくて「しょうがないわねぇ」と思ってもらった方が。源氏物語の作者のように。

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台湾有事

2024年05月21日 | よしなしごと 

台湾有事

 ウクライナ侵攻は続いている。
 パレスチナもひどいことになっている。

 で、台湾が心配されている。
 朝鮮半島も含めて、これらの地域は前々から危険と言われていた。

 中国が台湾に攻めてきたら、日本はどうなるのか。
 日本は巻き込まれなければならないのか。

 多くの人が勘違いさせられているけど、日本もアメリカも「中国は一つ」と認めている。
 ニュアンスの違いはあるにせよ。

中華民国ではなく、中華人民共和国を一つの中国と認めて国交樹立したのが、1972年の日中共同声明。現在、中華民国を正式に国と認めているのは12ヶ国。

 つまり、台湾は国内問題なのだ。
 香港もそうである。

台湾は中国固有の領土ではない(清朝から)。そんなこと言ったら、沖縄や北海道も日本固有の領土ではない。
1842年に終わったアヘン戦争で、イギリスは香港の155年間の租借権を得た。当時は「永遠」というつもりだったのだろうが、世界情勢は大きく変わり、155年後の1997年に香港は返還された。50年間政治経済は変えないという約束だったのを変えた。これをひどいと言ってるけど、アヘン戦争の原因を考えると、イギリスはもっとひどいと思う。香港返還後の民主化運動は、先鋭化して潰された。この「先鋭化」に何かありそうな気がする。

 中国は台湾に侵攻しないと思う。
 島を攻めるのは損失が大きいから。

 自由経済の領域を持っていた方がいい。
 自分だったら、台湾の人達をゆっくりと親中にしていく。

 アメリカは軍隊を出さないでしょう。
 日本は、何を騒いでいるのだろう。

 やるべきことは外交努力。
 朝鮮半島も含め、東アジアの平和を維持すること。

 煽られたり、煽ったりしてる場合ではない。
 中国も、ロシア、イラン以上に挑発に乗らないと思うんだけど。

尖閣諸島も、日中双方がグレーのままにしてたんだよね。それが、某都知事のせいでこんなになった(彼も傀儡だけど)。領土問題の、一つの解決方法だったのに。そりゃあ白黒はっきりさせようとすれば、喧嘩になりますよ。
蔡総統、なんか好きだったな。

 

 

 

 

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山口さんちのツトム君

2024年05月14日 | よしなしごと 

山口さんちのツトム君 ユミちゃん

 このごろ少し変よ♪
 どうしたのカナ?

 世の中のことである。
 少しどころではなく、すご~く変である。

 コロナはそんなにひどくなかった。
 ワクチンもよくわからない。

 いつまでも終わらないウクライナ侵攻。
 ハマスは何でイスラエルを攻撃したの?

 隠した次期首相が暗殺される。
 なのに国民の怒りはアサッテの方向。

 岸田、バイデン、トランプ・・・。
 各国のリーダーがおかしな人ばかり。

 人々は分断され、不安を煽られている。
 そして、訳のわからないフェイクニュース(と言っている側も)

 プーチンの方がまともに見える時もあるけど、じゃあBRICSがいいのかというと、???
 世界政府、ベーシックインカムなんてのも囁かれているけど、ムリでしょ。

 大げさに聞こえるかもしれないけれど、人類は取り返しのつかないことをしてしまったんだと思う。
 よくないことをしたというよりも、やってはいけないことをしてしまったということ。

 ある人達が「虚構」を作っているということを明らかしてしまった。
 (最近一番言いたいのがこのことなんだけど、うまく表現できない)

 人々は、もう何も信じないだろう。
 だって、記憶は永遠に残るんだから。

 その結果、国際組織とか国家を信用せず、地元で地味に暮らすようになるなら、それでいいんだけれど。
 何せ、何千年分の「ウソ」がバレちゃったんだから。

 戦争や災害でウヤムヤにしようとしてもダメだよ。
 多くの人は、コロナで気づいてしまったんだから。

 やっちゃいけないことをしてしまった。
 もう、後戻りはできない。


 ご存じのように、ツトム君はママが帰ってきたら、たちまち元気になっちゃう。
 心配してくれるのはユミちゃん。

 か弱い男を助けてくれるのは、母性であり、女性原理である。
 国家、資本主義などの社会システムを作り直すのは、か弱い男じゃダメなんじゃないかなぁ。

男女平等は、母性を否定しているように見える。母性を強調すると、フェミニストに怒られる。本当は母性が基本で、そこからの男女平等だと思うんだが。だから、一般的な「男女平等」は違うんじゃないかと思う。
ウクライナやパレスチナの動きを見ていると、欧米がロシア、イランを戦争に巻き込もうとしているようにしか見えない。ロシアやイランは挑発に乗らないけど。ついでに言うと、バイデンや岸田くんは、わざと自国をダメにしているようにしか見えない。動きがすごく変よ♪

 

 

 

 

広告イヤだね

 


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なりすまし詐欺

2024年05月08日 | よしなしごと 

なりすまし詐欺

 「なりすまし詐欺」というのが問題になっている。
 有名人の名前や写真の広告を使い、金銭を騙し取る手口らしい。

 このことから、我々がいかに有名人に弱いかがよくわかる。
 志村けんはコロナで利用されたし、大谷も広告塔にすぎない。

 で、よ~く考えてみると、「有名人」はそもそも「なりすまし」ているのだ。
 彼らはあくまでも、あるキャラクターを演じているだけである。

 それを我々はありがたがって「推し」ているわけだし、勝手に力をもらったり、引っかかったりしている。
 本当の姿は全然違うはずだ。

ある時ある場所で、ある有名人がプライベートで家族旅行をしていた。その有名人とエレベーターで二人っきりなったけど、テレビで見る明るさとは裏腹に、暗~く、話しかけないでオーラを出していた。もちろん、話したこともないんだから、本人がどういう人かはわからないけど。

 が、更によ~く考えてみると、我々だって「なりすまし」ているのだ。
 それぞれのシーンで、それぞれのキャラクターを演じている。

 つまり、自我を変えているのである。
 だから、同級会なんかで中学生に戻ったりする。

 仮面を被っているという「人間失格」の主人公を持ち出すまでもなく。
 話を有名人に戻そう。

 何を一番言いたいかというと、そもそもメディアは「なりすまし詐欺」に近いことをしてるんじゃないの、ということだ。
 だから、インフルエンサーとして活動できるわけでしょ。

 ちと言い過ぎか?
 本人を責めているというよりは、彼等を利用している輩が問題なんだけど(彼等も駒にすぎない)

 我々は「虚構」に弱い。
 メディア上の「有名人」は「偶像」(アイドル)ですからね。

 そのことを自覚して接しないと。
 所詮「シューキョー」なんだけどね。

コロナ以降、芸能人やスポーツ選手を、ますます冷めて見るようになった。いい大人が野球して遊んでるんだよ。結局は興行ですよ。プロ野球一試合で5万人がお金を落とす。止められんわな。選手は引退したら、農業や建設業に従事したら?
ちなみに、あたしゃ池上某氏も森永某氏も100%鵜呑みにはしておりません。あらゆることを、眉に唾をつけて。

 


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草取りをしています

2024年04月24日 | よしなしごと 

草取り

 隠居生活を始めて2年が経った。
 ようやく慣れてきた、という感じか。

 この、何もしない自分に慣れるのに1年半ほどかかった。
 一番困るのが、「仕事を辞めて何をしてるのか」と聞かれること。

 仕方がないので、「草取りをしています」と答えることにしている。
 日本社会は、肩書が必要だということがよくわかった(男の世界)

 隠居した男の定番は、山登りとか畑とか。
 散歩と山もやってみたけれど、草取りが一番合っているような気がする。

 家の前が公園なのだが、町内の草取りで難儀している。
 役には立つけれど、あんまり目立つ行動はよくないんだろう。

昨年ブラブラしてたら、町内会長をやれと言われた。もちろん、丁重にお断りいたしました。草取りなんかも、あそこの家の誰々さんがやっている、うちもしなきゃとか。日本社会、面倒くせぇ。

 本当は家事や介護をしなければならないのだろうが、それから逃げてんだと思う。
 男はダメだ。

 草取りをしてみると、雑草達の戦略が巧みなのがよくわかる。
 マキノくんが熱中するのも当然だ(女性同様に奥が深い?)

 オヒシバは刈られないために、低く成長する(本来は食われないため)
 そもそも植物は、食べられないようにセルロース(食物繊維)を作るようになったらしい。

ヤギは草を食べてあれだけマッチョになる。なぜかというと、腸内細菌がセルロースを分解し、ヤギはタンパク質である細菌を食べて?いるから。ハキリアリと一緒か。日本人は海藻をエネルギーに変えることができるが、牛乳やアルコールに弱い人が多い。日本の発酵食品、漬物は体にいいらしいねぇ。そういえば、スギナ、ドクダミ、ヨモギなんて良さそうなものも、いくらでも生えてくる。

 このところ、ブログの更新が停滞していたが、書くことがなかったわけではない。
 書く気がなかったわけでもない。

 書いても書かなくてもどちらでもいい、という感じだった。
 書かなければとか、書きたくて仕方がないというのでもない。

 「だから言ったこっちゃないでしょ」と、ブログで言いたかったのかもしれない。
 オラは気づいていたよと、証拠を残したかったのかもしれない。

 でも、何の役にも立っていない。
 そういったことが嫌になってきたのかもなぁ。

 


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世界は繋がっているんだけど…

2024年04月10日 | よしなしごと 

マザーツリー

今回も加藤和さんのnoteの記事を元に書きました(ほとんどパクリです)

 この世界は繋がり合ってバランスをとっている(利他)。そのバランスをとるために、各々の生命は「自分」という枠を持ち、その「枠」を拡大させようとする(利己)。そうしないと、例えば「捕食」という行動もとることができない。つまり、生命は「競争」するようにプログラミングされている。
 この「自分」という「枠」があるために、どの生命も世界を正しく把握できない。仮に正しく把握できたとしたら、自分と外界との境目がなくなってしまう。そうなったら、生きるというモチベーションを失って滅びてしまうだろう。

仏教は自我を無くせと言っている(世界を正しく把握)。が、そうすると食べていけないから、托鉢して世俗社会に恵んでもらって生きる。これは、豊かな社会じゃないと不可能。砂漠の一神教とはえらい違いである。これが、アジアとヨーロッパの差だ。

 世界のバランスをとっている「力」は上下する。あるものが強くなると、他のものは押し下げられる。拡大しようとする「力」が弱いと、自然に押し潰されてしまう。
 しかし、今は人間の「力」が大きくなりすぎている。サーベルタイガーに食われていた頃はよかったのかもしれない。このままでは、人間の「欲」を実現できる技術の発達により、人間が「枠」を拡大し過ぎて滅びる可能性が高い。

 森の植物が繋がり合っているように、人間も繋がり合っている。水や空気がなければ生きられないし、森や海とも繋がっている。一方で、そんなわけないじゃん、人間は人間だよ、他を「利用」しているんだよ、と、人間は感じるようにプログラミングされている。でも、人間は考えることができるはずだから、それが本当の世界の見方ではなく、むしろ現代では自分の首を絞めていることに気づくだろう。いつの日か。

シクラメンを見ていると思う。花の一つひとつが「自分」なのだろうか。最初に出た花、まだ小さな蕾。競争しているのか、共存なのか、ランダム性の賭けなのか。一方、人間から見れば、一つのシクラメンだ。我々も一つひとつの花なのに、自分さえよければと思いすぎているのではないか。花だけじゃなく、葉っぱもいる。根っこもいるでよ~。

 このままいけば、人類は滅びる。資本主義は、明らかにまちがった方向に進んでいる。利己を拡大しすぎ。人間が考えられるスパンはせいぜい100年。核兵器の問題、環境問題は本能的には無理。だからしっかりと考え、各自が適切に判断しなければらない。難しいことだけれど。
 今まで、救うヒントは「女性原理」だと書いてきた。

女性原理 やらなきゃないこと(利他)
     皆のため 他人の世話
男性原理 やりたいこと(利己)
     自分のため 何か残したい

 これは、出産する・しないが大きい。そして育児。男は…、要らないんだよね、はっきり言って。集団に一人いればいい(極端な話)。現代の男にとって「やらなきゃないこと」は仕事(かつては狩漁)。だから、隠居すると何もすることがなくなる。資本主義も戦争も(つまり政治)、男が主導権を握ると(と思っているだけだけど)ロクなことはない。こんなにも役に立たない者達がやってるんだから。「オレのはすごい」と言いたいだけ。そして、何かを残そうとする。バカだねぇ。

桜があっという間に咲いた。川沿いの小さな公園で、女子高生二人がこじんまりと花見をしていた。桜は、人間さまは大丈夫かな、と思っているのではないか。こんなに調子に乗ってていいの、って。ソメイヨシノも人工だけど。
川勝くん。彼もひどいけど、バッシングがまたひどいね。それを載せるヤフーニュース。いつもの「イジメ」ですよ。

 

 

 

 

 

 


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ブレーキをかける

2024年04月03日 | よしなしごと 

ブレーキ マニュアル

 そりゃあ、資本主義のいいところもあったのだろう。産業革命後、世界の人口は飛躍的に伸びているから(当時は10億人以下)。ということは、全体として豊かになったということだ。(格差や環境破壊、増えすぎという問題はあるとはいえ)

 けれども、悪いところは多いし、致命的なものもある。まずは競争。というと、多くの人はしょうがないと思うかもしれないが、実態は「やりすぎ」なんてレベルではない(日本で普通に暮らしていると、なかなか想像できないかもしれない)。車の運転も習わないうちに、いきなりルマン24に放り出されたようなものだ。

資本主義のやり方はこう。初めに農民の農地を取り上げて貧民にしてから、安い賃金で働かざるを得ない工場労働者として雇う(英のエンクロージャー、松方財政)。競争といっても、平等な競争ではない。スタートラインが違う。

 徹底した効率化。やがて、サンドイッチのレタスを敷くだけの仕事が生じる。そして、格差社会。さらに共同体の破壊。これが意図的にされていたら怖ろしい。日本がなくなってしまう。(グローバル経済なんだからそうなんでしょう)

個人社会は儲かる。例えば、5人家族で冷蔵庫1台で暮らしてたとすると、5人が一人暮らしをすれば5台必要となる。これは冷蔵庫だけじゃなく、他の家電製品、車、家も同様だ。ということは、資本主義は意図的に「おひとりさま社会」にもっていったともいえる。

 よく言われるように、家事労働はGDPには含まれない。当然、子育てもだ(一番大事なのに)。犯罪が多くて警察の出番が増えたり火事が多くて消防車の出動が増えるのは、我々にとってよくないことが起こっているということ。つまり、警察や消防、軍隊は赤字の方がいい。だから公務員なのだが、実は医療もそう。医者が暇で、薬が売れない社会は、人々が健康だということだ。けれども現状は違う。(どころか、巨大な産業となっている)

 資本主義は「脳」の働きそのものだ。合理性を求め、効率化を目指す。際限なく。が、どこかでブレーキをかけなければならない。我々は、数万年前の狩猟採集時代から本能が変わっていないらしい。そのため、当時は貴重だった甘いものは「見たら食べなよ」と報酬系が働く。だから、甘いものが溢れている現代、貪り食ってしまうらしい。資本主義も同じだ。下品な表現だが、猿のオナニーと一緒である。たぶん、ポイントは女性原理。自然と身体を基本に。

資本主義は「自由」主義経済という言い方もされる。共産(社会)主義に比べて自由(free=何をやってもいい)という意味だ。関税をかけて自国の貿易を保護する保護貿易に対して、関税をかけない(=free)自由貿易もそう。「自由」というと聞こえはいいが、「何をやってもいい」ということ。両者とも、束縛からの自由(liberty)ではない。ここに、巧妙な「まやかし」が潜んでいる。

 資本主義が死に体にしか見えない。それは、キリスト教的西欧支配の終焉と言い換えてもいいかもしれない(願望)。祭は終わった。そろそろ現実に戻ろうよ。

AT車の、ブレーキペダルの踏み間違えによる事故が後を絶たない。多くの人は、高齢化によるものと思っているだろうが(それもあるけど)、踏み間違えは若者でも起こる。つまり、構造的な欠陥なのだ。なのに、抜本的な改善はなされず、AT車の比率は増える一方。よくわからない。

 

 

 

 

 

 


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