カヤ日記

活動する研究者、かやちゅ。@カヤニストの行動記録
カヤネズミの研究&保護活動や野生生物の保全に関する話題をつれづれに

頭骨標本(経過その1)

2012-06-17 | 研究日誌

先日処理したカヤネズミの頭骨(→仮剥製作り)、ポリデント溶液に浸けてから1週間経ったので、溶液の入れ替えを行った。
溶液の入れ替えの際に、経過の写真撮影。 

漂白前(6月10日)。
取り切れなかった組織がこびりついた状態。頭骨自体も黄ばんでいる。

漂白7日目(6月17日)。かなり白くなった。
脳髄を取り出す際に、下顎を少し傷つけてしまい、下顎の一部がはみ出して見える。
まだ少し黄ばみが残っているので、もう少しこのまま様子見。

小動物の骨格標本を作る場合、余分な組織を除去するのにミルワームが使われることもある。
ただ、それだと軟骨組織までぼろぼろになってしまうので、ほねほねくらぶでは、ポリデントを使っているということだった。
ミルワームを飼育した経験から言えば、すぐに増えるし後の処理も大変なので、扱わなくて済むなら幸い。

 


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