金田式 EQアンプ No.248 project その1
このアンプは、私にとって非常に興味深い。
というのが、このEQアンプは、俗にいうと CR型だ。私が最初に、金田式のアンプを
作ったのは、1974年版(だと思う)の回路で初段が 2SK30,次段が2SA640だったように思う。
もちろん DL103との間にはAU-103を配していた。電源回路だけは、実際に作ったのが1980年頃だったので
709を使った回路を採用した。
が、当時の私は、あまりこのプリの評価は高くなかった。HALアンプの真空管を使った差動回路による
CR型のEQアンプの方に鮮烈な印象を受けた。このアンプは知人が作ったものだった。
クラシックを聴く知人は、金田式の音が良いと評価してくれたが、私にはちょっと物足りなかった。
が、金田式EQの解像力の良さは認めざるを得ないので、常用アンプとして、作り続けてきた。
が、マーラーなどの大編成の音を、普段 滅多に聴かない私にとっては、金田氏の発表するアンプが
合わなくなってきたように感じる。金田式DCアンプよりも、EL156や6384の音の方が心地良く聴こえる。
ただし、EQアンプは、やっぱり金田式(もどき)No.218が良い。
ということで、手持ちのパーツをかき集めればなんとかなりそうだ。が、IVC駆動の必要はないので、
EQアンプの部分だけ、作ってみようと思っている。
ついでに、高域のアンプも 手持ちのEL156でシングルアンプでやってみたいと思っている。
とにかく、これらのアンプを作れば、もう半導体のアンプを作る必要はないように思っているのだけど、どうだろう。
意外に、ライン・アンプが胆だったりするような気もしている。
この数週間、まともな雨が降らないという異常気象なので、とてもアンプを作るような状況ではありません。