手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

WEの音? 407A投入

2009年11月30日 00時46分22秒 | PC_Audio
2006/10/10

さて、WEの429Aがなかなか、ご機嫌な音を出してくれたので
初段の5670を、本命のWE407Aに換えてみることにした。
ヒーターの配線がそのままだと40V点火となるので、面倒だが
配線を20Vとなるようパラ接続に付け替える。
6.3Vの端子を3つシリーズで、20.1V得られていたが、電流容量が
増えたため、19.8vに落ちてしまった。まあ、これくらいは許容の
範囲だろうということでOKとする。
 球を換えたついでに、OPTをノグチトランスのPMF-15Pから
ギターアンプ用(売ってくれた人はFender USAの保守用と
言っていたもの)に換えてみた。以前、使ってみたとき
中域がメリハリが効いて、いい音だった記憶があったもので。
 さて407Aだが、結構、バラツキがあるようで、電流値が
左右で2割ほど違う。ま、シングル動作なので、良しとして
音の方はというと、これが、WE効果というか、WEの音とは
こういうものかというのを感じさせてくれる。
 「活きがいい音」なのです。音が立つというのか、
ピアノトリオだと、ドラムの音が 他へ滲まないとでもいうか、
シンバルの音があちこちへ飛んでいかない。
ピアノの和音がガツンと来て、いいです。
 本命のVocalも 「おッ !!」と驚くような定位で
迫って来ます。ただ、さすがに 現代Jazzを聴くと、Eベースの
音が部屋をも揺するような音は出ません。
 ということで、土曜日は、この辺りで終了。
日曜日は、秋の祭りということで、出掛けて、たっぷり酒を
堪能したので、お休み。
 昨日は、この低域の力不足を能率で補うべく、ウーファを
ガウスの5831から 本命のALTEC416-8Aを引っ張り出して
来て、BOXにセット。中音ドライバの375とも音が相乗効果で
合うのか、中域が前へ出てきます。ATTを少し絞りレベルを
調整。なかなかいい感じになりました。
 ここで、試しとばかりに、久しぶりに金田式DCアンプに
SPを繋いで音を出してみました。
なんと、音の傾向が同じです。当然、低域は馬力が出ます。
が、そのせいか、中域は、少しベールを被ったような感じで
音の存在が薄らぐ感じです。

なるほど、世のオーディオ愛好家が、WE、WEと騒ぐのが
やっとわかった気がしました。
でも、今や、WEの出力管は、300Bを筆頭にちょっとした
アンプが作れる値段です。この429Aを除くと、気軽に
買えるWEの出力管はないようです。
 ということで、WEの音がこうであるなら、これは
真空管DCプリアンプを作らねばなりません。倉庫から
数冊のMJ誌を引っ張り出しました。DCプリの記事が発表された
当時、一応、挑戦して挫折したという経験がありますので、
たぶん部品は、そこそこ残っているはずです。
あの時は、電源部を手抜きしたので、残留ノイズが多くて
これは実用にならず、という判断をしました。
今回は、他の人の製作記も参考に再度Tryしたいと思います。


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