手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

Western Electric 429Aの音

2009年11月30日 00時43分49秒 | PC_Audio
2006/10/1

WE407と408を購入したということもあって、再度、429Aと取り出し
再度アンプを試作してみることにしました。
当時は、CDプレヤも大したことなかったので、その真価を捉え
切れてなかったのかも知れないという気がしたからです。
 それと、DCプリを作るにあたり本当にWEの球というだけで
音が変わるものかを知りたいという気持ちもありました。
とりあえず、ありあわせのPPアンプの残骸シャーシを使って
試作することにしました。先週シャーシ加工をして、昨日から
配線に取り掛かりました。そして今日の午後いっぱい掛かって
夕方になんとか、音を出せる直前まで辿り着きました。
使った電源トランスが古えの タンゴのST230ということで、
電流容量に余裕があったせいか、5AR4で整流しても、若干
高い電圧が出てしまいます。写真でわかるように、5AR4と
比べると実にかわいい大きさです。プレート損失も12Wしかありません。
こういう場合、スクリーンに掛ける電圧を慎重にする必要があります。
回路は、松並氏が98年5月のMJ誌に発表されたものを参考にしました。
ヒーターは6.3Vの巻き線を3つシリーズにして、ちょうど20.1Vが
得られました。そうなると6.3Vが足りなくなったので仕方なく
小型のヒータートランスを内蔵させました。これが、5.8Vしか取り出せ
ませんでしたが、まあ、良しとしました。
初段はとりあえず 5670Wです。
整流後の電圧がどうしても270V位と高く出るので、仕方なく
トランスのACの0V端子とアースとの間に15Ωの抵抗を入れて
電圧をドロップさせました。

 3db(勘です)ほどのNFを掛けて、音出し。
まあWEというブランドのせいもあるのでしょうが、主観的には
何とはなしに”いい音”に聴こえます。
最初は、眠っていた球のせいかノイズが出てましたが、じきに
収まりました。
 かれこれ2時間ほど鳴らしていますが、NewYork Trioのピアノも
いい感じで鳴っています。
次は、いつものようにVocalを聴いてみようと思っています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。