手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

6384ppの音 その2

2014年11月17日 00時18分34秒 | DAC


この1週間ほど、6384ppと格闘した。
まづ、裸ゲインの把握ミス。EF184の三結は、思っていた以上にゲインが
あった。約40倍だ。続く6FQ7のムラード型の位相反転は8倍ほどで
これは想定通り。なので、裸ゲインは約300倍ほどにもなっていた。

普通は、仕上がりゲインが 26dBもあればいいのだが、低域のSPが
TL1601で能率が公称で97dB。片や 中域のDYNAUDIOの20W75は能率が
89-90dB程度。
TL1601を駆動するアンプは、金田式のお決まりの 20dB。
なので、20W75を駆動するアンプは 32dBくらいのゲインのアンプが
必要となる。

それで、裸ゲインの把握をしないままに、NFを掛けた状態で36dBくらいに
設定していた。なので、相当のNFがかかっている結果になっていたようだ。
それで歪っぽさを解消すべく帰還抵抗にパラにマイカコンを繋いでいた。

なんとなく、それで高域のうるさい感じがなくなった気がしていたが、
ケイコ・リーや Norah Jones とかレコードで中本マリなどを
聴いていると、何かバックのギターや、声の高域で 歪む。

で、どうも負帰還がおかしいのではないかと思い、NFを外してみたら
良くなった。NFの掛け過ぎだと思い軽くNFを掛けてみてもあまり
改善されない。ふとNFの抵抗にパラに入れているマイカコンを外して
みたら なんと 妙な歪っぽい音がなくなった。
なんだマイカコンがおかしくなっていたのだと、新品に換えてみたが
症状は同じ。どうやらこのコンデサをパラにしたのが原因だった。

これも結局は裸ゲインが大きすぎるためだろうと思い、初段の球を
EF184から、EF86(6267)の三結に変えることにした。
その結果、初段のゲインが約15倍となり、全体で約120倍、
約42dBほどになった。それにNFを掛けて、仕上がりゲインが 約36倍ほどの
アンプになった。

それで、DYNAUDIOのCONTOUR1.8を繋いで鳴らすと、なかなかいい音が出た。

が、なぜか出力は10Wほどしか出ない。ドライブ電圧は、調整の結果
充分のはずなのだが、入力を上げても 10Wより延びない。

AB級の動作なので もっと出るはずなのだが、また、ここで行き詰った。

 

 


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