やっと、バラック状態で 動作中。
昨夜の症状を解決するには、ちゃんと動作の仕組みを理解
しなくてはと、MJに登場したときの記事を読み直してみた。
要するに電流吸い込み型の回路というのを改めて納得。
netでM-NAOさん、konotonさんなどの先達のHPを読み直した。
いつもながら調整のコツがわかる。
AOCを付けない状態で、音がちゃんと出る状態まで電流を
流しておく(8-10mA)。そして出力電圧が100mV程度だ。
それ以上、追い込むのはむづかしい。瞬間的にはできるが
すぐにズレる。でも、これは、以前からこの手の回路では普通なので
心配はいらない。1Vくらいのドリフトでも、ちゃんと音は出る。
これにAOCを付けると、AOC回路の差動回路の石の特性がぴったり
合っていると、EQ部に流れる電流は、減ってしまう。
AOCに吸い込まれるからだ。ということで、2段目のA872のエミッタ側に
入っている電流調整用の抵抗を小さくしなくてはならない。
実際には、AOCの差動回路は誤差があるので、吸い込まれる電流が
ズレるみたいだ。それを無理してEQ初段の半VRで調整すると、EQ部の
バランスが崩れて音が出なくなる。
そこで、AOC側の石(K170)のソース側の抵抗を大きくしてみた。
180Ω => 220Ωへ。そして、ソース側に半VR(50Ω)を入れた。
が、それでも、少しは改善されたが、やっぱりEQの出力に0.4Vくらい
出る状態でないと、EQ部がうまく動作しない。
で、AOCのK170を左右入れ替えた。少し改善された感じ。
更に、EQ部のA872を左右入れ替えた。
これで、なんとか 出力のドリフトを0.5mVまで追い込めるように
なった。AOC側にも半VRを入れたので、調整はやり易い。
で、現在、デジタルテスタで 0.1mVまで追い込めた。
この1週間ほど、毎晩、最近の私にしては、根をつめてやったものだ。
中本マリのレコードを聴くと、渡辺香津美の弾くギターの弦への
タッチなど、とても良く聴こえる。
片方のチャネルには、EQ部の出力側にV2Aが繋がっているが、
このカップリングコンデンサを省略できるということより、
どうもAOC回路が追加されていることが、私の耳では音の改善に
つながっているように思える。
いづれにしても、このバッテリーを使った EQ + フラットアンプの
音は、最近のヒット作かもしれない。
静寂の空間から 音が立ち上がってくる感じが良く出ていて
Jazz Trioの演奏などには、とても合っている。
週末には、もう少しましな シャーシに納めなくては。
昨夜の症状を解決するには、ちゃんと動作の仕組みを理解
しなくてはと、MJに登場したときの記事を読み直してみた。
要するに電流吸い込み型の回路というのを改めて納得。
netでM-NAOさん、konotonさんなどの先達のHPを読み直した。
いつもながら調整のコツがわかる。
AOCを付けない状態で、音がちゃんと出る状態まで電流を
流しておく(8-10mA)。そして出力電圧が100mV程度だ。
それ以上、追い込むのはむづかしい。瞬間的にはできるが
すぐにズレる。でも、これは、以前からこの手の回路では普通なので
心配はいらない。1Vくらいのドリフトでも、ちゃんと音は出る。
これにAOCを付けると、AOC回路の差動回路の石の特性がぴったり
合っていると、EQ部に流れる電流は、減ってしまう。
AOCに吸い込まれるからだ。ということで、2段目のA872のエミッタ側に
入っている電流調整用の抵抗を小さくしなくてはならない。
実際には、AOCの差動回路は誤差があるので、吸い込まれる電流が
ズレるみたいだ。それを無理してEQ初段の半VRで調整すると、EQ部の
バランスが崩れて音が出なくなる。
そこで、AOC側の石(K170)のソース側の抵抗を大きくしてみた。
180Ω => 220Ωへ。そして、ソース側に半VR(50Ω)を入れた。
が、それでも、少しは改善されたが、やっぱりEQの出力に0.4Vくらい
出る状態でないと、EQ部がうまく動作しない。
で、AOCのK170を左右入れ替えた。少し改善された感じ。
更に、EQ部のA872を左右入れ替えた。
これで、なんとか 出力のドリフトを0.5mVまで追い込めるように
なった。AOC側にも半VRを入れたので、調整はやり易い。
で、現在、デジタルテスタで 0.1mVまで追い込めた。
この1週間ほど、毎晩、最近の私にしては、根をつめてやったものだ。
中本マリのレコードを聴くと、渡辺香津美の弾くギターの弦への
タッチなど、とても良く聴こえる。
片方のチャネルには、EQ部の出力側にV2Aが繋がっているが、
このカップリングコンデンサを省略できるということより、
どうもAOC回路が追加されていることが、私の耳では音の改善に
つながっているように思える。
いづれにしても、このバッテリーを使った EQ + フラットアンプの
音は、最近のヒット作かもしれない。
静寂の空間から 音が立ち上がってくる感じが良く出ていて
Jazz Trioの演奏などには、とても合っている。
週末には、もう少しましな シャーシに納めなくては。