長崎市教委／学校選択制廃止

長崎市教育委員会が、２０１１年度で学校選択制廃止を新聞発表した。

元々の趣旨は、特色ある学校づくりや、自宅からの距離が指定校より隣接校の方が近い子どもの利便性向上が目的の制度であった。

成果の一方で、人気校に希望が集中し児童、生徒数の偏りが顕在化。児童、生徒の減少で部活動やＰＴＡ活動に支障が現れ、「子どもと地域の関係が薄れた」と地域コミュニティーへの影響が指摘されていた。

市Ｐ連の会長研修会などに出ると、特に中学校で生徒と指導する教師不足のため、部活動が成立しない悩みが多く存在していることがわかる。

全国的にも選択制導入の学校が少ないようだ。

物事には、メリットとデメリットがあり、やってみないとわからないことがある。今回はそのデメリット弊害の方が強かったようである。