篠山の今田町にある就労継続支援B型事業所「シゴトバ」さんに無理をお願いしておじゃましました。
今田町は、同じ篠山と思えない位、開放的な自然が広がり、有名な丹波焼の窯元さんが何軒もある
私達が篠山の中でとても好きな地域でもあります。
緊張しながらおじゃますると、スタッフ、利用者さん達の爽やかなご挨拶で迎えてくださいました。
それぞれの利用者さんが一生懸命にそれぞれの作業に取り組みをされていました。
代表者の方もお忙しい時間の中、私達の質問や疑問に優しく対応してくださり、
その方のお人柄のおかげとスタッフの方々、利用者さんの自然体さ、そして作業所の雰囲気のおかげもあり、
訪問日が決まってからの緊張が一瞬でゆるみました。
心地よい暖かさを感じて、ついつい長居してしまいました。
写真の素敵な引き戸は、スタッフさん達の廃材を利用され手作りだそうです。
その他にもテーブルもあり、とても見事で素敵でした。
とてもあったかい場所でした。
お忙しい中、あつかましいお願いを受け入れてくださり心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
障がい者の方々を支援するサービスは、色々あります。
施設、生活介護、ヘルパー、グループホーム、相談支援など。
そのなかでも就労支援は、とても大切でありながら、
現実的には、制度や経営的には、厳しい状況に置かれているように思えます。
学校を卒業するまでは、学校が守ってくれますが、社会に出ると状況が変わります。
親御さんとの別れもいつか来るでしょう。
そのあとに本当に安心して生活出来るような社会の仕組みがあるのか疑問です。
仕事をしたいと望んでいても、中々実現しにくい。
人には、必ずその人なりの役割があると私は思います。
それがどんなに小さな仕事であっても、そのおかげで社会も動いていきます。
利用者さんのお給料は、工賃とよばれます。
お仕事の内容は、様々で、企業にお願いして行く内容もあるし、内職的な作業もあり
それぞれの事業所スタッフさんの大変な努力によるものです。
障がいを持つ方々が工賃だけで安心して自立した生活を送るには、ほど遠い工賃であるのが現実です。
国がもっと、現実を見直し、私達の税金を上手く活用したり、バックアップ支援をしてほしいですね。
弟は、手話が出来ない筆談が必要な両耳の聴覚障がい者で知的障がい者でもあり、
働きたいと願っていても、中々就労継続支援の事業所にも行けない、受け入れ先がほとんどなかった。
どの事業所さんもきっと日々ギリギリのスタッフさんで努力されている中で
一人のためだけに支援をしたくても出来ない状況だったのだと思います。
国や地方自治体が変わらない限り、本当に必要な所での支援は、中々届かないのかもしれません。