大山へ行きました。

週末の母の外泊の初日に日帰りで鳥取県の大山(だいせん)まで思いきって行きました。

いつも血糖値を測定し食べ物に気をつけて来ていましたが、
先生の配慮でご馳走を沢山食べて来なさいとのことで
今回は、血糖値の測定は無しで外泊になりました。

最初の計画は、近場の出石(いずし)でのお蕎麦でしたが、
どうせなら遠出をして楽しんでもらおうとサプライズで行き先を変更しました。

強行軍な車移動でしたが、
もともと旅行好きな母は、色々な景色や買い物の楽しみを味わえる事が出来ました。
何より、驚いたのは、牧場のミルクとシュークリームを一瞬で食べてしまった事。
昨日まで一口、二口程度しか本人は、食べれない、見るのも嫌だと言っていたのに、
昼は、お刺身を美味しそうにぱくり。
シュークリームに関しては、私と息子が食べようとして母を見たら
お皿のシュークリームは、すでになくなっていて後で嘔吐するんじゃないかと心配したほどです。
嘔吐や血糖値の事を気にして食べれないじゃなくて食べようとしなかったのかなと思いました。

本人の体調を思うと本当は、安静に過ごす事を選ぶほうが安全なのかも知れません。
母の生きようとする気持ちを延ばせる方法が楽しいことであるのならと思い
私達は、あえて外に出かける事を選びました。
間違ってこの行動が母の命を縮めてしまっているのかも知れませんが、
楽しいと思ってもらえる気持ちを優先にしました。
外泊から病棟に戻り発熱しましたが朝には平熱になり嘔吐もありませんでした。

今度の外泊の目標は、母の希望で京都の美山とうちの近所での蛍観賞です。
病院で一人で動く事が難しく、病棟がら特にリハビリはなく、膝に痛みがありほとんど歩けなくなっているので、
せめて車と車いすに乗れるようにベットサイド座っての軽く足の運動をする事を外泊日まで母の宿題にしました。
筋力の衰えは、本当に凄いスピードで進みます。
毎週落ちて行く母の筋力に外出、外泊もいつまで実現してあげられるのかと思ってしまいます。

NPO 法人「結」さん

今日も素敵なご縁に巡り会えた。
篠山でずっと不登校、ひきこもり支援の活動をされているNPO法人「結」さん。
新聞記事で知ってから前からお会いしたいと思っていた。
私達にいつも力を貸して下っている方のご紹介でお会いする事が出来た。

「結」ゆい
初めてその言葉を知ったのは、ドラマの「北の国から遺言」だったと思う。
いい名前だと思っていた。
互いに労力を提供して助け合うこと。それをする仲間のこと。
そんな素敵な意味もあるんだと知ったのはつい最近だった。


色々なご事情で不登校やひきこもりになった方々に
楽しく心が元気になれるように
代表の井上さんをはじめスタッフの皆さんや訪れる人達で努力されながら
手作りで温かい場所を作り続けている。
「心の居場所」と井上さんが教えてくださった。
とても心に響きました。


学校や社会では、教えてもらえない本当に大切な事が「結」さんにあるように思えます。
活動のひとつの「遊び場」にある皆さんでつくられた50種類の手作り遊具にも感動。
子どもさん達の笑顔が浮かびました。
心が寄り添う支援を続けているお話しを聞くことが出来て
とても心温かい一日になりました。本当にありがとうございました。
今度は、たくさんの遊具をひとつひとつ楽しんでみたいです。
その時は、大切な遊具が私の体重でつぶれないように気をつけないといけませんね。^_^;

私達に素敵なご縁や教えを下さる方々に心から感謝しています。
本当にいつもありがとうございます。

NPO法人「結」さんのブログは、「篠山心の居場所」で検索してくださいね。
さまざまなご活動をされています。

山田ブルー

今朝は、キジさんの奇妙な鳴き声と蛙の合唱で寝覚めました。
キジさん、うちの空き地でソロリソロリと朝ごはん探してました。

山田の空は、今日も素敵な濃いスカイブルーです。
山に囲まれ余計な明かりが無いので夜空の星は、本当に最高です。

今日もこのブルーに励まされ一歩、一歩進みます。

外泊

母が元気な間に実現したかった外泊。
病院のスタッフの皆さんのおかげで実現できた。
痛み止めの麻酔が入っている24時間医療機器を使っての投薬。
正直この投薬があると管理が難しいので母の外泊は無理な願いかと思っていた。
外泊前日に機器のレクチャーを看護師さんが優しく丁寧にしてくださった。
夜、緊張のあまり自分が機器の管を失敗して外してしまう夢を見た。

外泊当日も服薬や機器の説明と家族でちゃんと管理が出来るように
細かい配慮のある準備をお忙しい中でしてくださった。
何か少しでも困った時は、電話をしてくださいねと安心感まで与えてくれる。
看護師長さんを含めてスタッフの皆さんが「いっぱい楽しんで来てね!」と見送ってくれた。
病院でもこんなに温かい病棟があるんだと感謝の気持ちでいっぱいになった。

機器のバッテリー時間も考慮して、遠くまでは行けなかったけれど、
約束の海を見せてあげた。
同じ景色を眺めて母は、何を思っていただろう。

夜中、心配していた発熱がやはり出てしまったが朝には平熱に戻った。
朝の服薬後にほとんど食べれない朝食を嘔吐してしまった。
汚物の中から薬を探し出して見つかり安心した。
色んな緊張があるけれど何とか出来た。
諦めずに次の目標を母と一緒に計画しようと思う。

こつこつと

昨日の母の日、少しでも母が受付られそうな物を届けようと思った。
母が病院の朝食で出たコーヒー牛乳がとても美味しかったと言ってたので
探してみたが見つからず、イチゴを持って行った。
母は、嘔吐とまた発熱していた。
カーネーションを購入して行けばよかった。
小さくなった母にありがとうと言えた。
母は、迷惑ばかりかけてごめんねと言った。


未来に関して
物事が上手く進まないと気がついた時、
私は、間違って道を進んでいると思うようにしている。
人と人のことであれば、
どちらかに信用がなかったと思うようにしている。
自分の何かが原因で信用を得る事ができなかったのなら、
そこで諦めず
こつこつと信用を得られる努力をしようと私は、そう思う。
必然的なご縁ならば、いつかきっとどこかで繋がるだろう。