今朝の篠山は、3月も半ばなのになごり雪でしょうか、雪でした。
鶯の「ほきょちゃん」も寒さに囀ずり出来なかったようです。
おとうと⑥
障害者手帳と障害者年金は、連動しておらず、それぞれに申請が必要だと知りませんでした。
人の目にわからない障がいでも、手帳を交付してもらい証明されていれば大丈夫と思いこんでいました。
おとうとは、手帳申請で受診した時に年金の支払いをしていなかった為に障害者年金をもらえる資格がないとの事。
唯一、申請出来る方法は、子どもの頃におたふく風邪になり、それが原因で聴覚障がいになった事を証明する事でした。
証明する為の書類を見て正直、途方に暮れました。
40年以上も前の病院のカルテや診察券、健康診断の内容がわかる物、母子手帳等々の添付出来る物があればとあります。
無理なら添付無しと書けるのですが、病院への確認や第3者の証言の書類が最低2名分必要でした。
その上、申請者本人の原因となった障がいの受診日から現在までの病歴、就労歴、
日常生活歴を詳しく段階に分けてA3の申請用紙に記入します。
事実を証明する為の証拠も見つけ出す事も不可能だし、受診した病院も転移したり閉業されていました。
第3者の人の証明も両親は、他の人にも話していなかったようで、
ただ一人母親の友人の人が彼の事を知っていて、小学3年生の時の学校逃げ出し事件の時に一緒に探してくれたそうですが、
ご家族を亡くされ精神的にしんどくなられており、高齢も重なりこちらからの話しすら聞いてもらえずでした。
国民の皆さんがそれぞれ大変な思いをして納められている大切な税金や年金だと理解しています。
我が家の落ち度の為にルールに従えなかった当然のペナルティであることも。
人を守ってくれるはずの法律や制度が、私には、大きな壁でとても高いハードルになり立ちすくみました。