Biberiye(ビベリイェ)という食品をご存知でしょうか。
正式には、Biberiye Turşusu(ビベリイェ トゥルシュス:唐辛子のピクルス)という、小さい唐辛子のピクルスです。発祥の地トルコのドネルケバブを語る上で、このビベリイェは外せない存在です。
▼左側がビベリイェ(このお店では、1人分が皿に盛られて提供されていました。イスタンブールにて)
噛めば染み出るピクルスの酸味と唐辛子の辛さ。そして何より含まれている塩気が肉の旨味を何倍にも増幅させます。牛丼で例えれば紅しょうがのような立ち位置で、人によってはマストアイテムです。
トルコでドネルケバブを提供する店の多くは、ビベリイェを上の写真のように小皿に盛るか、あるいは瓶ごと置いています。瓶の場合、食べたい人は備え付けのトングを使って必要量取っていくスタイルで、まさに牛丼屋の紅ショウガと同じ感覚です。
お店によっては青唐辛子を添える場合もありますが、話を聞くとトレンドはこのビベリイェだそうです。
▼青唐辛子を添える場合(アンタルヤにて)
さて、昨年9月にトルコでその存在を知ってからというもの、「ビベリイェが食べたい」と願いつつ「日本国内では手に入らないだろう」との思い込みから、代替として青唐辛子をケバブ屋に持参しトルコを懐かしんでいました。
しかし、その後よく調べてみると、トルコ食品販売会社で取り扱いがあることがわかり、早速購入しました。
▼青唐辛子時代
▼ビベリイェ到着(「CEREN」ブランドのビベリイェ)
▼ビベリイェ時代
さて、このビベリイェですが、別のトルコ食品販売会社でも取り扱いが再開され、現在は私の知る限り2つのブランドのビベリイェを、日本国内に居ながらにして楽しめるようになりました。
▼現在食べ進めている「PENGUEN」ブランドのビベリイェ
デメリットとしては、私のように胃腸が弱い人間が一度に大量に食べた場合、胃腸が荒れること。また胃腸保護のためにもアイラン(ヨーグルトドリンク)が欠かせないことです。
逆に言えばビベリイェ、アイランをセットにした本場トルコのスタイルを日本国内に居ながらにして味わえる、かけがえのないメリットがあります。
▼ドネルケバブ、アイラン、ビベリイェ。
トルコ人の店員さん曰く「完璧なセット」。
ちなみにビベリイェを購入するときは、自分用だけでなくケバブ屋さんへのギフト用で多めに購入しています。実際にプレゼントすると「青唐辛子もいいけど、これは本当に最高だよ!心が温まるよ!」と大変喜んでいただけます。トルコの方にとって、ビベリイェはなくてはならない存在であることを実感する瞬間です。
ビベリイェで、ケバブ生活が豊かになるのは間違いありません!
▼「CEREN」ブランドの入手先
・ハセルフーズ 楽天市場
https://item.rakuten.co.jp/haselfoods/10000335/
▼「PENGUEN」ブランドの入手先
・ドアル 楽天市場
https://item.rakuten.co.jp/dogal/tr004/