荻窪鮫

元ハングマン。下町で隠遁暮らしのオジサンが躁鬱病になりました。
それでも、望みはミニマリストになる事です。

雇用の巻、ふたたび。

2015年12月18日 | 日毎ニュースに正義の理想を




過去の記事。
雇用の巻。

【羽鳥慎一モーニングショー】を初めて観ました。

【モーニングバード】は観ていた様な気がします。

それは赤江珠緒“珠ちゃん”が好きだったからです。

さて、その日の特集は【中高年男性の派遣社員の現状】。

『わしら逆風にさらされて大変じゃ~』という流れであります。

その劣悪な現状説明に、変なジイさんがゲスト出演。

変なジイさんは東大卒業後、毎日放送に入社しました。

ところが、家族を介護しなければならないので退職。

しばらくは介護をしながら執筆活動をしていたものの、書籍が売れるわけもない。

結果、派遣社員としてブラック企業先で、酷いメに遭う。

そんなオレって超可哀想。

…とまぁ、そんなジイさんです。

んで番組は、いかに劣悪な環境で仕事をさせられて来たか、というケーススタディの紹介となります。

そう、“して来た”ではなく“させられて来た”という姿勢。

この姿勢に僕は驚きましたよ。

人間、お金がなければ生きていけません。

テレビ観ながらお尻ボリボリかいてても、収入のあるヒトもいるでしょうし、働かなければ収入のないヒトもいるでしょう。

そして働くのなら、その仕事やその企業に、より利益をもたらす能力のあるヒトが、多くの収入を得る事が出来る。

そうでないヒトは『誰にでも出来る、文句を言うなら辞めて貰っても良い仕事』に従事するしかないのです。

世の中、仕事って大変です。

お金を稼ぐって大変です。

楽して高収入を得られる仕事なんて、どこにもないんです。



“自分の子どもの様な年代に叱責された”とジイさんは言いました。

当り前です。

社会で社会人として働いていれば、10代も70代も関係ありません。

失敗が続けば、10代の責任者が70代の派遣社員を叱責するのも仕方ありません。

甘え過ぎです。



レギュラーコメンテーター・玉川徹は『お金を稼がないと、生活していけないんです。これはもう貧困問題です』とキチガイじみた意見を吐きました。

お金がないと死んじゃうのが貧困層なら、この飽食ニッポンという国は貧困国家になっちゃいます。

おそらく、玉川徹は『年配者は働かなくても生きていける環境にしなければならない』と言いたいのでしょう。

社会保障で国や自治体が担保せい、と。

何をプロ市民みたいな事を吐いているのか。



先程のジイさん、根本的に“東大出”というプライドが言動に確実に表出しています。

『オレは東大出だ、中卒・高卒の工員に使われる人間じゃない』

という意識がハッキリ見えておりました。

再就職活動当初は『オレは東大出だ。ホレ、オレを雇え。雇われてやる』って驕っていたのでしょうね。

東大出たって、使えね~ヤツは使えね~って事。

自業自得ですわ。



もう一度言いましょう。

楽して高収入を得られる仕事なんて、どこにもないんです。

能力次第なんです。世の中。

権利を主張する前に、愚直に働くしかないんです。

『今の若者は…』と言うのも結構ですが、まず自分の甘えを矯正すべきでしょう。



『会社で働くなら知恵を出せ。知恵のない者は汗を出せ。汗も出ない者は静かに去っていけ』土光敏夫(ニッポンのエンジニア・1896~1988年)


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