本日は爽やかな心地よい風が頬を度々
かすめながらも体が温まっていく春の
陽気を実感させられる一日になりました。
大宮の街を散歩していますと家の軒軒で
満開になったパンジーを見かけます。
まだまだ初夏の訪れまでには時間がある
ので通り行く人たちに微笑んで下さいね。
珍しい八重のパンジーを花壇に見つけました。
お髪を振り乱しているという感じだなと
思いつつ、西洋ではパンジーの花の事をどう
評価しているかという事を思い出しました。
強くたくましく、かつ長く日持ちし、カラフルで
エコなパンジーは今や国民のアイドルとなりました。
みんなその愛らしい姿は好きですよね。
こんな素敵なパンジーが実は西洋ではカラフル
な色の生業を人に例えると浮気症とか
いろいろと呼びます。
そこでギリシャ神話の中の沢山歌われている
パンジーの中の一つを詠ませていただきます。
パンジーの花が可憐なのには、こんな理由が
あります。という前置きで
題して「エロスの面影」
愛の神エロスが、春風に乗って地上に舞い降り、
野原をさまよい歩いていた時に、
ふと自分の足元を見ると
雑草の生い茂っている中に
名前も知らない可憐な花が咲いていました。
色も優しく、匂いも清清しい花でした。
こんな可憐な花がこんな寂しいところで
人知れず咲いているのを見たエロスは、
この花がすっかり気に入りました。
「あなたはなんて控えめなのですか?
きっと優しい心を持つ花なのでしょう。
あなたに私の面影を映して差し上げましょう。
これからあなたはますます美しく気高く
咲きましょう。
そして
この世に
愛と希望を広げてください。」
そうエロスは言い、
そっとその花にキスをしました。
これこそがパンジーで、
この花が優しく可憐なのは
エロスの面影を宿しているからだと
言われています。
ギリシヤ神話
パンジー
エロスの面影より
エロスからご指名でキスをいただきました。
このストリートに愛と希望を広げます!
私の名は優しく清らかで可憐なパンジーです。
ここまでのお付き合い有難うございました。
桜見物を楽しんでくださいね。