くまがい桂子 の  エッセイ  「木もれ日あびて」

「民報ゆうばり」に隔週で掲載している
エッセイ「木もれ日あびて」です。

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一通のメール

2005年11月01日 | Weblog
『議会と自治体』という雑誌の十一月号に、私のHPが紹介され、その記事から私のHPを見てくださった、

島根県出雲市にお住まいの祝部(ほうり)幸正さん(前大社町議会議員。今春、合併に伴い議員を引退)から、一通のメールをいただきました。

HPについて何点かアドバイスを下さったのですが、その前に
…夕張市について少し書きます。今から20年前に、日航機が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、520人が亡くなった事故を御存知でしょうか。

あの事故で、私の先輩議員だった、川上英治さん一家三人が亡くなりました。(長女の慶子ちゃんは救助)
三人の遺体が確認された日の頃、北海道旅行の「主無き土産」が宅配便で届きました。その中のひとつに「夕張メロン」がありました。

それから数年後、参議院選挙があり、比例代表候補の一人に相馬綾子さんがいらっしゃいました。

 候補者別のパンフレットが発行されることになり、相馬さんのパンフレットで私と相馬さんとの対談(炭鉱事故と日航機事故)を掲載することが計画され、相馬さんが記者と一緒に私の家に来られました。

 私の家に一泊して対談したり、川上のお墓参りをされました。

いまそのパンフレットを見ますと、表紙に「〝夕張の心〟を国政に」、と書かれています。

内容を改めて見ますと、あいさつの中に「93名の生命が奪われた北炭夕張炭鉱事故から5年目を迎えました」とありますので、そういう年の選挙です。

来られたのは冬で、家の庭に山茶花が咲いているのを見て「冬でも花があるのですね」と言われたのを覚えています。

そのパンフレットには「アヤちゃんがんばれ!」のコーナーがあって、森谷猛(夕張市議)さんの名前が載っています。          …とありました。

渡されたバトンの重みが、ずっしりと増したような気がする、晩秋です。

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