石破茂首相は地方創生政策2.0を再起動する。
半世紀以上前の大都市への人口集中の是正に舵を切った。
民間企業との連携を軸に、古くて新しい課題に向き合う。(日経参照)
政治の師と仰ぐ田中角栄元首相の「日本列島改造論」になぞらえたという。実に我田引水的な巧みな解釈である。亡き田中角栄はどう思っているのだろうか。石破氏は、総理就任前に打ち出した日米地位協定の見直しという悲願もあるだろう。アジア版NATO構想はどうなったのだろう。こう見てくると、彼はオタク的なというか、異端の学者的な主義主張が得意なのかもしれない。
地方創生を言うのだったら、大企業優遇策を東京本社企業にはしないと明言すればいい。各都道府県に大企業を散らばせることである。豊田市やダイハツ町などを例にとるまでもなく、ふるさと納税のような無能な政策はやめて、創業者の生地に本社を移転させたらどうだろう。あの狂乱物価をひき起こした日本列島改造など正に噴飯ものだろうと思う。