ヒゲGの田舎暮らし日記「自遊空間」

第2の新世界に飛び出したオヤジがくりひろげる苦悩と笑い、喜び、ボヤキをお届けします。(編集長のひとりごとver.2)

個展

2016-01-21 23:06:18 | ART
息子の個展も終盤を迎えたので公開しちゃいます。
以前にもアップしましたが、ギャラリーのオーナーとの関係で初日からオープンにするのはまずいだろう
ということで作品は非公開でしたが、会期が24日まで。お近くの方はどうぞお越しを。

これまでも糸を張った独自の作品を制作してきましたが、今回は広ーい空間をめいっぱいに張り巡らして、
一つの世界を作り上げています。
案内状では空間をつくりあげての案内ができないため、素材のテグスがどう変化するのかの意図をもって、
作成したようです。
ところが制作に励む年末にぎっくり腰になり、嫁や友達に手伝ってもらって仕上げたそうです。

さて作品をいろんな地点から見てみましょう。

後ろの右側に立ってるのが息子です。


素材がテグスですから光源との角度でこんな輝きが見えます


下の方に目を移すとこんな見え方がします


細かく目も細めると


反対側はこんな感じです


夜になると道路を通る車のライトでゆらめき趣が違うそうです




床に目をやるとまた違う輝きが…


作品に沿って歩いてみるとこんな見え方も


またこんな見え方も



これはただ平行に糸をはるだけではこんな世界は現れず、1点から3方向に糸を張った結果、こんな世界が生まれるのだそうです。
束ねた糸を床に頑丈なベルトで固定されていました。
これは偶然の産物ではなく、制作にかかる前に構想と緻密な計算があります。
糸をどう張ったらいいのか?光源はどの角度で当てるか?
ゲーム会社で背景を担当する傍ら、PCも慣れてますからこんなことも仮想で実験するのでしょう。
そして観客を自分の世界へ入り込ませる。これが彼の手法です。


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