うつ解消マニュアル(脳及び心疾患・癌・認知症・更年期障害等々)

医者や薬は、むしろ症状を悪化させます!
治すのは、自分自身です! 
1回目並びにQ&A及び解説も、必ず読んで下さい!

第20回目 番外編「年金、知得情報Q&A」

2008年12月09日 20時01分01秒 | 「老齢・障害・遺族年金」
うつ解消マニュアル
(脳及び心疾患並びに認知症及び更年期障害予防)

第20回目(2008・12・9作成)
(マニュアルは第1回目にあります。常に最新版にしています。)

「年金、知得情報Q&A」

グー(2007.7.1開設)のブログに開設中
http://blog.goo.ne.jp/kenatu1104





人気ブロガ-の「いわみさん」に、
私のブログの紹介を書いていただいたお陰で、
アクセス数が飛躍的に延びています。

とても嬉しい事です。
ストレスで悩んでいる人、一人でも多くの人に
このうつ解消マニュアルを読んでいただきたいと思っています。

あまりにも辛い経験だったために、
誰にも理解してもらえないこの地獄を
天国にかえる方法があることに気が付いた時は、
本当に涙が出ました。

この解消法は、本当に自信があります。
是非、自分にあった解消法をみつけて下さい。

全ての解は、自分自身にあります。
脳と心を自分自身で支配して下さい。

私のブログにお付き合いいただいている皆さん、
トラックバックから『読んだら救われます!!・・・「シニアiwamiの・・・」』をクリックして、
「いわみさん」のブログに是非遊びに行って下さい。

「いわみさん」の温かい人柄が感じられるブログです。
よろしくお願いします。

それでは、
年金を受けているであろう「いわみさん」に感謝の意を込めて、年金のことを書きます。

知得情報(知っていると得な情報)です。
Q&Aで書いてみますね。



(北海道旭川市、上野ファーム・「風のガーデン」のガーディナー)


Q1. 
老齢基礎年金は、いくらもらえるのですか。

A1. 
現在、1年間に792,100円。
と言う事は、1ヶ月66,000円です。

老後の保障と言っている割には、少ないですね。

20歳から60歳までの40年間にすべて納付されていてこの金額ですから、
納めていない期間があるともっと少なくなります。

1ヶ月未納だと、1,650円少なくなる計算ですね。
(792,100円÷480ヶ月)


Q2. 
収入がないので、月14,410円も納められません。
どうしたら、良いのですか。

A2. 
前年度の収入によっては、保険料の免除を受けられます。
(住所地の市町村に所得申告していないと駄目ですよ。)

免除は、収入によっては全額から四分の一まで4段階もあるから、
社会保険事務所に相談すると良いですよ。

免除制度の良い所は、
①障害年金や遺族年金が保障されること。
②遡って納められる保険料は2年間だけど、
免除が認められると10年間も遡って納められること。
③免除のままでも、3分の1から6分の5まで4段階で保障されること。

だから、前年度の収入が少ない時は、社会保険事務所に相談してみることです。


Q3. 
60歳になったので社会保険事務所に行ったら、
20歳から22歳まで2年間が国民年金の保険料が未納になっていました。
年金が減らされると聞きましたが、何か良い方法はありませんか。

A3. 
未加入期間や未納期間があると、1ヶ月当たり1,650円減額になりますので、年金額は752,500円《792,100×(480ヶ月-24ヵ月)÷480ヶ月》になります。

保険料は2年しか遡れませんから、当時の保険料を納めることは出来ません。
でもあなたの場合、良い方法があります。
国民年金の任意加入制度を利用すると良いのです。

ただ、条件があります。
60歳から65歳までの5年間に限られます。
(最大60ヶ月ですが、480ヶ月以上は加入できませんよ。)

保険料は毎月その時の保険料を納付することになりますから、
今は14,410円ですが、毎年上がっていきますから
4年後の保険料はいくらになっているでしょうか、心配です。
でも、任意加入ですから何時でもやめられます。


Q4. 
60歳から国民年金任意加入したとして、途中で死んだら損をしませんか。

A4. 
そうですね。
掛け捨てになると嫌ですね。

現時点では、1ヶ月の国民年金保険料14,410円を納付すると、
1年間に年金が1,650円もらえるのだから、
約9年(14,410円÷1,650円)間、
つまり74歳以上生きないと元がとれないので、少々バクチです。

でも、元を取らずに死んでも、死んだ本人は後悔などしませんから、
長生きした時のことを考えて任意加入した方が得ですね。

それにしても、14,410円は60歳の年寄りには厳しいですね。


Q5. 
私は55歳なのですが、
遺族厚生年金(10年前、夫は在職中死亡)の120万円しか収入がないので、
国民年金は半額免除にしてもらっています。
私は過去に厚生年金も少しかけていますが、
自分の年金との関係はどうなるのですか。
両方もらえるのですか。

A5. 
大事な質問です。

年金を考える時、2階建の家を考えると分かり易くなります。
1階は基礎年金で、2階が厚生年金です。

遺族厚生年金は2階の厚生年金ですから、
自分の2階部分の老齢厚生年金とはブッキングするので、両方は受けられません。

65歳まではどちらか一方を受給することになります。

65歳からの受給については、平成19年4月からチョッと変更になりました。
先ずは自分の老齢厚生年金を全額受給し、
もし遺族厚生年金の方が高ければ、
老齢厚生年金との差額が遺族厚生年金として支給されます。


ここからが、大切な話です。

65歳になると、
遺族年金に加算されていた中高齢加算596,000円(夫死亡当時、40歳以上65歳未満の妻に加算される)がなくなって、
経過的加算に変わるのですが、その額は受給者の年齢によって594,200円から0円になります。

つまり、遺族年金が少なくなります。
この時65歳、老齢基礎年金が出るからと安心してはいけません。

792,100円満額がもらえるのは、480ヶ月全期間納めていた人です。
あなたの場合、半額免除を受けていた期間は3分の2になります。

やはり、10年遡及分を納付するか、60歳になってから任意加入をして、
全額納付期間を増やさないといけないかも知れません。
宝くじにでも当たると良いですね。



(北海道美瑛町、ポピーの丘と命名しました)


Q6.
私は、厚生年金に加入している夫の被扶養者なのですが、
昭和61年3月以前は国民年金に未加入になっています。
どうしてですか。

A6.
重要な質問です。

昭和61年4月に基礎年金制度(平成9年1月、厚生年金・国民年金や共済組合などの番号をひとつの番号で管理)が出来ました。

この基礎年金制度が始まる前の昭和61年3月までは、
遺族年金受給者やあなたのような主婦の国民年金は、任意加入でした。

つまり、強制加入ではなかったのです。
だから、保険料を払っていない人が多いのです。

あなたもきっと、任意加入をしていなかったために、
保険料を払っていなかったのだと思います。

国が、加入しなくても良いよと言っているのだから・・・。
それでも老後のためにと考えて、どれほどの人が任意加入したのでしょう。

学生も平成3年3月までは、任意加入でした。

792,100円の満額を受給できるような法律改正が、待たれるところですね。

S61とH3の法律改正時に、遺族年金受給者・厚生年金加入者の妻や学生は、
2年以上遡及しても良いことにして、
保険料を納めることが出来るように配慮すべきだったと思いますが、
皆さんはどう思いますか。

今のところ、60歳を待って任意加入するしかありません。
ひとつ注意したいことは、
64歳で任意加入すると65歳になるまで1年しかありませんので、
12ヶ月しか加入出来ません。
覚えておいて下さいね。


Q7. 
私は昭和23年12月生まれ、60歳女性なのですが、
厚生年金が12ヶ月以上あると60歳から年金が受けられると聞きました。
本当ですか。

A7. 
本当です。

Q5で説明した2階部分の厚生年金がもらえます。

最も昭和21年4月1日以前に生まれた女性は、
60歳から1階部分も合わせてもらっています。
あくまで厚生年金をかけていた期間分ですけどね。

確か、平成6年の改正だったと思うのですが、
1階部分の年金を生年月日によって65歳まで引き上げたのです。
続いて、平成12年の改正だったと思うのですが、
2階部分の年金も生年月日によって65歳まで引き上げたのです。

結果どうなったかというと、
男性昭和36年4月2日、女性41年4月2日以降に生まれた人からは、
65歳まで1円も出ないことになったのです。

つまり、
男性昭和36年4月1日、女性41年4月1日以前に生まれた人であれば、
65歳前から出るんだということです。

ということは、
男性昭和36年4月1日、女性41年4月1日以前に生まれた人は、
国民年金よりも厚生年金に加入していたほうが、
年金が早く出るんだから得だということですよね。

しかも、
厚生年金は事業主が半分保険料を負担してくれるのだから、
給料によっては国民年金保険料14,410円より低い自己負担で、
国民年金より高い年金が受けられることになります。


Q8.
厚生年金の方が、何か得のようですね。
他に国民年金と比べて、違うところはありますか。

A8.
あります。

私達は、自分の身に何が起こっても不思議ではない時代に生きています。
例えば、交通事故がそうです。

*障害者になったとしましょう。

国民年金の被保険者期間中のもので、
障害1又は2級であれば、障害基礎年金が出ます。
(身障者手帳の障害等級ではありません。年金法で定めている等級です。)

厚生年金の被保険者期間中のものであれば、
1~3級障害まで障害厚生年金が出ます。
しかも障害1又は2級であれば、障害厚生年金と併せて障害基礎年金が出ます。

そして、
障害厚生年金を計算するときには、
加入期間が300ケ月(25年)未満でも300ヶ月として
計算してくれるんです。

*さて、亡くなった時はどうでしょう。

国民年金の被保険者期間中であれば、遺族基礎年金が出ます。
しかし、18歳未満の子供がいなければ、1円も出ません。

厚生年金の被保険者期間中のものであれば、遺族厚生年金が出ます。
勿論、18歳未満の子供がいれば、遺族厚生年金と併せて遺族基礎年金が出ます。

そして、遺族厚生年金を計算する時は、
障害厚生年金と同じく加入期間が300ケ月(25年)未満でも
300ヶ月として計算してくれるんです。

*やはり、国民年金よりも厚生年金の方が有利です。
同じ年金制度なのに複雑な気持ちになりますが、覚えておいて下さいね。


Q9.
保険料では、損得はありますか。

A9.
損得で、きましたか。

それでは、ごく一般的な話をします。

先ず若い人の場合で言うと、厚生年金に加入した方が得です。

国民年金保険料14,410円に相当する厚生年金の保険料は、
給料が180,000円の人になります。
つまり、給料が180,000円以下の人であれば、
厚生年金の保険料の方が安いことになります。

もし、結婚をしていて妻を扶養していれば、厚生年金被保険者全体で
妻の国民年金(3号被保険者)の保険料を面倒みますので、
1円も払わなくてすみます。
国民年金であれば、夫と妻2人分の28,820円を負担しなければなりません。
国民年金保険料28,820円に相当する厚生年金の保険料は、
給料が360,000円の人になります。

つまり、妻がいる人の場合、給料が360,000円以下の人であれば、
厚生年金の保険料の方が安いことになります。

ついでですから、もうひとつ。
介護保険料のことも話をします。

40歳から64歳までは、健康保険料と併せて取ります。
介護保険料率は、0.565%になります。

健康保険でなければ、国民健康保険と併せて払う事になりますので、
各市町村毎に計算した保険料を払う事になります。

まだ、飲み込めていませんね。

0.565%は、給料30万円の人で1,695円になります。

各市町村毎の介護保険料はいくらになるでしょう。
おそらく1ヶ月5,000円は下らないと思います。

それに、健康保険では被扶養者である奥さん(40歳から64歳)からは
介護保険料は取りませんが、
国民健康保険では夫婦2人それぞれにかかってきます。

厚生年金や健康保険は、
大黒柱からしか取らない、取れないという思想があるのですが、
国民年金や国民健康保険は、原則に立ち返って一人一人から取るのです。

それにしても何故、こんなに違うのでしょう。

健康保険加入者については、全国の被保険者で介護費をまかないますが、
それ以外は、各市町村の国民健康保険の被保険者で負担するせいもありますし、
介護費はやはり施設や高齢者が多い地方の方が高くなります。

そして、健康保険料も厚生年金保険料と同じで
事業主が半分負担していることもあります。
事業主に感謝ですね。



(北海道旭川市、上野ファーム・「風のガーデン」のガーディナー)


さあ、どうでしたか。
ざっと思い付いたことを書いてみました。

最後に、少々気になっていることを書きます。

平成12年に介護保険が始まったのですが、
何故、各市町村毎の保険料計算にしたのでしょう。

国民健康保険を市町村毎にしたお陰で、地方の保険財政は破綻状態です。
田舎には収入のないお年よりが増えていくのだから当たり前ですよね。

だから、介護保険の保険料負担をどうすべきかは、
賢い政治家や官僚・財界の皆さんには分かっていたと思うのですが。
全国一律にしなかったのは、何とも不思議で不可解なことです。

今年10月から、健康保険は全国健康保険協会に移行しましたが、
来年にも保険料は全国一律から各地方ブロック別に計算する
と新聞に載っていました。

地域格差をつけて何か良いことが、私達にあるというのでしょうか。

若い時は東京で働いて、リタイヤ後は田舎暮らしをしたとしましょう。
東京では安い保険料を払い、田舎で高い給付を受けるという矛盾が生じます。

病気や介護は、何処で受けるか誰にも分からないではありませんか。

不思議です。
本当に不可解です。

社会保険関係の労働組合幹部の皆さん、
あなた達はこんな重要な法律が次から次へと審議されていた時に、
何をしていたのですか。
年金や保険のことは、あなた達が一番詳しいのではないのですか。

2010年1月には、日本年金機構が発足します。
この組織替えは、本当に私達国民のためになるのですか。
国民に何も発信していませんが、本当に良いのですか。

そして、
テレビや新聞、ジャーナリストの皆さん、
地方の議員さん、地方選出の国会議員さん、
もっとしっかりして下さい!!!
と、北海道の真ん中で叫びたくなります。

愚痴になってしまいました。
失礼しました。

ところで、何か質問があったら、コメントして下さい。
分かることであれば、コメントでお答えしますよ。

やはり、知っておいた方が良い情報というのはあります。

特に、改正があった時は、
既得権と称して古い世代を優遇しますから、若い世代にしわ寄せがいきます。

若い人は、ボンヤリしていてはいけません。
まだ若いからと言って、関心を持たなければ、
65歳支給開始が70歳になるかも知れません。

あっと言う間に年金受給年齢です。
しっかり、政治にも関心を持ちましょう。


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2 コメント

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Unknown (「ま」です)
2008-12-27 22:03:16
お久しぶりです。以前から国民健康保険料が地域によって差があるのはおかしいと思っていましたが、ついに、社会保険まで・・・地域格差はひどいですね。都会の人にとってのみよい政治としか思えません。先日、郵便局に転居届けを出しに行ったら、民営化になってから、東京処理をするので、一週間前の届では間に合わないかもしれないといわれました。以前なら、前日でも間に合ったのに。
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まさん、コメント有り難う御座います。 (猫が大好きな、けん)
2008-12-28 19:57:19
地域格差で困る人は誰かを考えるより誰が得をするのかを考えると、事の真相が見えて来るというのも悲しいことですね
郵政も同じです。政治は何処を見てしているのでしょうね。皆んなの為よりも自分の為が優先されると、本当は自分が一番困ることになるんですけどね。
今や、日本人は他人が信じられない人が70%近くになっているみたいですよ。
まさんは、30%の人であって欲しいと思います
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